Report

>次のレポート [Report Index]


■2010年10月17日(日) Vol.1460

人生初めてかもしれない、 枕元に置かれた目覚まし時計が 大きな音でベルの音を鳴らす。 それも瞬間で止められず、 あの嫌な音を 意外に平気で聞いてられる自分がいた。
今まで目覚まし時計が鳴って 起きれないという人の話しが 信じられなかったのだが、 この年になって そういう人の気持ちが分かるような気がした。
今までなら 目覚ましに起こされるようじゃ お仕舞いだなと思っていたんだが、 これからはこういう体験が増えるかもしれない。

眠剤が残った身体で 町田道場の月例会に参加。 仕切りは町田リーダーの沓掛と、 下北リーダーの深山で進行が始まるんだが、 場にハリケーンが吹き荒れて、 沓掛津波が押し寄せる。
場が、もの凄い勢いで乱れに乱れる。 被害者が出てもおかしくない状態の中、 チリの落盤事故のように道場生が一体感を持って、 助けは求めなかったが互いに寄り合って、 被害者を一人も出さずに済んだ。
あまりにも激しい人災に、 心身を乱して泣き崩れる者もいたが、 チリのような本物のリーダーはいなかったが、 最後は沓掛リーダーが滑車じゃないが、 小っこいビンゴを回して、 大ピンチの連続の中、一矢を報いて、 初めての嬉し涙を流し見せてくれる。
恐怖や困難やリスクの中での でっかいプレッシャーがあったんだろうが、 敗けても敗けても投げなきゃ 感激する一勝も何時か来るんだよな。 悲しくってつらくって泣くのも仕方がねえが、 やっぱ嬉し泣きの方が見ている方も気持ちがいい。
空気が荒れて荒れて、乱れに乱れてしまって、 何時もの月例会の3倍近い時間が過ぎちゃったほど、 たった一人の仲間が中味を入れ替えて 少しでも良い方向に向かってくれればと 思うばかりです。
下北の川原、足立、 あのビビリで弱っちい沓掛がやっと勝ったぞ!!

         雀鬼




ついにこの日が来ました! 逆境の中、ヘッドもひきつった笑顔の裏で 苦悩していたことでしょう! でもうまく行かない時に 仲間を引っ張っていくのがリーダーだ! ヘッド、勝っても負けても場を照らし続けてよ! 後頭部以外で...。(川原)
やったぜ!ヘッド! やったぜ!ヘッドリーグ! 待望の初勝利、これから反撃だー! ヘッド!川原さんと自分がいないのに 勝たれるなんて成長されましたね(涙) …えっ?2人いない方が…。 いやいや、自分等セコンドやらせて頂いてますんで! 次回からは二回戦が始まります! どんなドラマがあるのか?楽しみです!(足立)

■2010年10月16日(土) その3 Vol.1459

今日の4試合で本戦の一回戦を終える。
前期まで打ててた者が どかんと落ちたり、全体の伸びの無さで 10卓中2卓しか合格ラインに届かず、 低空飛行ばっかりで、 最低評価点に近い4点卓が 3試合も出てしまい、審判する俺も あっちこっちの審判に呼ばれて多忙だった。
本戦はしょっぱかったが、 ヘッドチーム対深山チームの対抗戦では、 ことごとく有利な立場にチーム所属の選手に 引き上げられている沓掛リーダーが、 全体の公の分野では圧倒なのに 沓掛リーダーが責を取って ビンゴを回すと見事に負けちゃって、 沓掛らしい「私闘」の分野が浮き上がる。
皆して「公」で勝っていても、 たった一人の沓掛の「私」で負け、 絶対有利の中、五連敗を続行中。
テレビのお笑いじゃ全く笑えない俺だが、 弱っちいビビリのヘッドに勝たそうとする セコンドの川原・足立の突っ込みには、 金村共々腹を抱えて馬鹿笑い。 試合よりもこっちの方をずーっと見ていたいが、 川原が全精力をかけてくれて、今にも倒れちまう。
本戦はしょっぱかったが、 雀鬼会は凄えって笑ってた。

         雀鬼




負ける、負けて負けて負けて×9(ジャンケン込み) そして新屋とガチンコでテイッシュ箱ではたきあい... こんなリーダーを...見捨てられませんよ! ヘッド!一度でいいから勝っていい笑顔見せてよ!(川原)

負ける訳には… いや! 負けるはずのない… いやいや! 負けないでしょう普通は… いやいやいや! 負けたんです!
まさかまさかの連敗街道、 今日は何かイヤな流れを感じではいたのですが まさかこんな結果が待っていたとは! 世間の政権交替のような足の引っ張りあいではなく 雀鬼会は常にガチンコ! ガチンコの政権交替あるかも!(笑) もちろん私は沓掛リーダーのセコンドで お願いします!(セコンド足立)

■2010年10月16日(土) その2 Vol.1458

ハードだった日々が重なって、 先日深夜、埼玉まで セキがあるのに運転してくれた歌ちゃんが、 セキから目に菌が入り込んで倒れちゃった。
帰って来たら4時半をとうに過ぎていたし、 体調が悪かったのに大変申し訳ないことをした。
俺って色々やったり 動き回っているように見えるが、 歌ちゃんのような 一人一人の支えや犠牲があってこそ、 それらしくいられているだけなんだよなー。

ジーコなんて 自分は一日も休まないもんだから、 たまに体調をくずして 休みをとろうとしていた今川を 立川から呼び出したり、 遠回しに道場に取材のゲラや 仕事が来てますよ、
「とっとと片づけろ」
の心の声で呼び出され、 今日やらないとたまっちゃいますからねぇ と当然のお言葉。
道場の根っ子である本戦が始まって、 出版物もまだまだある。 孫の運動会とか七五三、 その上何でか、今年は著名人方の 記念のパーティーのお誘いも何倍も多い。
ヨボヨボの身体一つ、 全てはとてもこなせません。 爺さんなんだから、 それなりにそれなりに・・・・・な。

         雀鬼




歌田さん、今川さん、、、 その他にも大勢の道場生が 全国大会以来風邪をひいてしまいました。 やっぱり全国から大勢が集まったこと、 大会が終って少し気が抜けたこと等、 みんながみんな風邪をひいた原因は色々と考えられます。
自分の場合一日も休まないを通り越し、 病気等で倒れたことが小学校1年以来 30年間一度も無いという、 異常な程の健康体に生まれてきたのですが、 丈夫に生んでくれた両親に感謝しつつ、 あんまりにも丈夫に生まれ過ぎると、 体調が悪い人への気遣いが出来ないと反省しております。 会長にもお忙しい思いをさせてばかりで 申し訳ありません。(ジーコ)

■2010年10月16日(土) Vol.1457

今日も今から本戦がある。 下北道場生はもとより、 高槻塾や長野からも選手達が集って来る。
日頃、日常の楽しみや生活を犠牲にして 日々努力や鍛錬を重ねても、 出来ないものは出来ない。 一年やっても五年打っても、 今日も「打てねぇなー」 の評価で終っちまう者の方が多数をしめる。
良い評価を得るためよりも、 わざわざダメだったなー という評価を受けることが多い本戦。 どんなに勝とうがそっちは評価されず、 身心伴のバランスや リズムやスムーズ感を求められる。 時にはよかれと思って身につけてしまったものが ダメ出しされる。
何をどうすればよいのか 分からぬままに試合に向かう。 この前はまあまあよかったよが、 その日は全くダメなんていうこともザラに起きる。
「潜在意識を捨ててその時を感じる」
集中して一つや二つにとらわれていると、 三つ目を見落とす。 起きる状況や状態の中で、 瞬間に変化に間に合わせる。
何が起るか分からないのが人生。 本戦も、四人が必死に力を合わしても 何が出てくるか分からない。 その時、その場でそれぞれの姿が ありのままに浮き上るだけ。
そんな選手達を見守り導く俺なんだが、 昨日、今川・ナルコ・金という 打ち切れない子等と打っていたら、 状況を見落し、珍しいペナルティ行為を犯し、 一年坊主のナルコから あやまちを指摘されるまで気づかない 間抜け振りを見せちゃって、 珍しい事が起きたぞよと道場生全員が立ち上がって
「会長がやっちまった  会長も俺達と同じペナルティを起こすんだ」
と声を失くして見つめていた。
俺がやっちゃいけないことなんだけど、
「ペナルティやっちまうって  けっこう楽しいよな」
と起きたミスを大きな手役をあがるよりも 楽しんでいた俺がいた。

         雀鬼




打ち切れない道場生の金です。 会長とペナルティ。 これほど意外な組み合わせもないと思いますが、 会長がペナルティすることはありえない。 と思っていた自分は、一見ペナルティに見えても なにか意味があって大丈夫なのだろう。と思い、 完全に思考停止で固まっていました。 今思えばそういった考えすら 思い込み、先入観であることを 会長が身を持って示されていたのかも。と思います。
今日の雀鬼会本戦も打ち切れなかった自分がいたのですが、 今まで何千回もの試合を指導された会長ですら、 「良かった試合は十回あるかないか」 とお話しされていたこともあり、 まず正々堂々とダメをもらう気持ちで 本戦に挑み続けたいと思います。(金)

■2010年10月14日(木) その2 Vol.1456

全国大会中、もう一報の訃報が入る。 あの名作である 「牌の音ストーリーズ」 を描き残してくれた、 みやわき心太郎先生も亡くなる。
全4冊を残すために、 20年程前には一年を通して 深く濃い取材を何年かかけて、 伴に歩いた時期があった。
宮脇さんは聞き上手で、
「ホウカ、ホウカそうなんですか」
と多種多様なところに手を加えてくれ、 見事なまでも美しい作品を 職人芸で描き出してくれていた。

昨日は雀鬼会本戦があって、 試合を厳しく楽しく見守って、 深夜12時近くに 風邪で咽喉を痛めていて、 疲れ切っている歌ちゃんの車で、 こちとらも季節外れのホッカイロを張って、 雀鬼会T−シャツに 雀鬼会トレーナーを羽織って スニーカーで斎場まで飛ばしてもらう。
一時を過ぎて斎場に着くと 誠と谷口の亜夢ちゃんが待っててくれて、 お身内の奥様とお嬢さんの二方に 久方振りにお逢い出来た。
「久し振り、  眠ってないで起きてしゃべろうよ」
と心の中で語り合う。
何故だか悲しみがやって来ず、 昔語り合ってた頃のまんまの俺がいる。
深夜をとうに過ぎたのに、 お身内の方と思い出話しで花が咲いてしまう。
宮脇さんも深い眠りについてしまったが、 俺の寝室のベットの枕辺の上の壁で、 ずーっと宮脇先生が描き残してくれた、 俺のお気に入りの俺の2枚絵が飾ってある。
同時代を生きた者、 一人は眠りについて、 一人は今だ貧乏暇無し。
宮脇さん、名作ありがとう。 そしてお疲れ様でした。

         雀鬼




みやわき心太郎先生の作品 「牌の音ストーリーズ」は本当に名作です。 自分もこの作品を読んで、牌の音に通い出した一人ですし、 他にも大勢の人が「牌の音ストーリーズ」を読んで、 会長や牌の音を知ったはずです。 10年以上も前の作品なんですが、 今読んでも全く色褪せない魅力を持つ名著だと思います。 会長と道場生との多くの縁を結んだ作品を描いて下さり、 みやわき先生本当にありがとうございました。 御冥福を心よりお祈り申し上げます。(ジーコ)

■2010年10月14日(木) Vol.1455

全国大会の前泊のホテルで つらい報せをきく。
「お身内と我々数人しか  分かってないことなんですが、  会長にはお伝えしておきます。」
俺が20代の頃に知り合った竹書房創業者であり 麻雀をマスメディア化させた 野口会長の訃報を宇佐美から聞く。
縁あって宇佐美とも 彼が若手の頃からの長い結びつきがあって、 その縁は麻雀を通して 途切れる事なく今だに続いている。 宇佐美とは仕事を離れても 世界中の常夏の海や、 日本の四季を追っかけて 少年のような旅を同行してきた。
宇佐美との縁を結んでくれたのも、 今は亡き野口会長。
全国大会前夜、新宿の歌舞伎町で、 俺と宇佐美は野口会長を腹ん中に忍び込ませて 楽しい食事をした。
本日を持ってして 野口会長の訃報が社内に伝えられたらしい。
俺が毎日原稿を走り書きする 町田道場の常席に 今でも野口会長の手作りの、 古くなった麻雀牌で作った 物入りの工作品がそばにある。
何年も前にお逢いした頃、 野口会長から、
「今や桜井さんは麻雀界の宮本武蔵ですから、  鬼を神に変えなさったらどうですか」
「いやいや、私なんぞ死ぬまで鬼でいいんですよ」

第15回全国大会に出場していた 竹書房の宇佐美と誠は何時もより強く、 2人して予選を突破して 本戦でも勝ち抜く姿があった。
雀鬼流を打たしたら、ビリッケツの2人が、 誠が本戦の4回戦まで勝ち上がって上位の27位。 なんと宇佐美はその上の準々決勝まで伸びて、 ベスト16位に進んでいって、 大会三賞である銀メダルを首にぶら下げる。
それもこれも、 亡くなった野口会長からの俺と宇佐美と誠への、 導きであったのかもしれない。
野口会長、心より御冥福を申し上げます。 安らかに、安らかに。

         雀鬼




亡くなられた野口会長は麻雀が大好きな方で、 麻雀牌で色々な物を作ったり、 さらには麻雀博物館まで作られたりと、 何度かお話しは窺っておりました。 全国大会での宇佐美さんの快進撃も納得致しました。 野口会長の御冥福をお祈り申し上げます。(ジーコ)

■2010年10月13日(水) Vol.1454

全国大会を皆して手作り感で終って、 そこで打った者、見学した者から 沢山のメールが届いている。 やった者、居たもの、ふれあった者達から、 それぞれの思いが伝わってくる。
何かあって、 一度にこれほどのメールが届くのって やっぱり、仲間が集う全国大会だからこそと 改めて思ってる。
その人達を思うと、 今年もやって、やれた歓びを感じれる。
「生きているからこそ出来るんだ。」
少々でも
「元気があるから出来るんだ。」
「共感、共鳴、  共有する仲間がいてこそ出来るんだ。」
麻雀なんて弱くたって、 でっかい心を持って来た まぐろ屋の関さんと黒澤さんの2人で金メダル。
試合に出場しなくっても、 心ある味をごちそうしてくれた、 餃子の大陸さんの皆さんも銀メダル。
麻雀の勝ち負けなんて、 くそくらえの二の次。 麻雀大会なんだけど、 麻雀牌が周りを照らす空間を作り出す。

あの日の根っ子である 本部の雀鬼会本戦がこれから行われる。 この根っ子が存在するからこそ、 花に実が咲くんだよなあ。

         雀鬼




今日のヘッドリーグの試合で今期最高卓点の14点が出て 両チーム三試合ずつ終った時点で ヘッドリーグが深山リーグを5点リード! ビンゴではリーダーがやる気がないおかげで 散々なヘッドリーグですが、本戦のほうで巻き返して来ました。 今週土曜日の試合の結果次第でヘッドが笑うのか、 はたまた死んだ魚の目になってしまうのか、今から楽しみです。
ヘッドリーグチーム  熊代

■2010年10月11日(月) Vol.1453

我悪の原稿「全国大会について」を、 今15枚書き上げた。
書き終えてみると俺って何にもしていないで、 多田、金村、山田、佐々木達に投げっ放し。

ずーっと道場以外の 特に都心に出るのが苦だったんだが、 今回の新宿は俺ん中では 凄え楽しかったの連続だった。
大会は俺何もしなかったけど、 二次会で餃子の大陸でも美味いは楽しいはで、 予定の二時間があっという間に終って、

何時もより早い時間に 歌ちゃんの車で帰って来たんだけど、 町田に着く寸前同乗者が、 第15回全国大会のチャンピオンの 小鉄が乗っているのにやっと気付き(笑)
「よーし、キノコ荘で小鉄の祝勝会やろうぜ」
たって、 新宿で皆んなと別れちまったんで、 祝勝会参加者は 俺と歌ちゃんと理絵ちゃんだけ、 これじゃいくら何だって淋しいよな ということで、 キノコ荘へ帰宅途中の 恒ちゃんとヘッドが来てくれたが、 すっごく小っこい祝勝会。
「会長、三次会参加って  始めてですよねえー」
確かに!! 小鉄の周りは少々淋しかったけんど、 新宿じゃ、山田や金村や宇佐美達飲んべェ組は、 毎度のことながらどこかで酒飲んじゃ、 羽伸ばしていたことだろう。
俺、会場を四天王任せにしたせいか、 疲れがどうしてかやってこなかったよね。 深夜まで続いた小鉄の祝勝会。 やっと思い出す。
「そういや、昨晩は皆んな寝てねえんだよな。」
「だと思います。」
やっとこ家路に着いて、 前泊したホテルの部屋の千倍ほどの寝室で眠る。
ずーっと夢を見た。 何故だか夢の中まで道場生の顔が じゃんじゃん出て来て、 何かして遊んでいる。
起きてしばらく身体も動かねえや、声すら出ない。 あんなに楽しかった連続だったのに、 俺もやっぱ疲れてたんだと気付くが、 何か全てが動かなかったけど、 気分のいい疲れを感じていた。
何だか今回は竹書房の宇佐美と多田大会委員長に 喜びと楽しみをもらっちゃって、 凄え「助かり」を感じちゃったよ。

それにしてもHPへ告知した 麻雀が強いと看板張る人が誰一人来なかった。 もうそっちは放っときましょうね。
北は北海道、南は沖縄と この日に集まってくれた者ありがとう。 外部で応援してくれた方々にもこの場で御礼を。
何より 全国大会を15年間伴に作ってくれている 竹書房の宇佐美と誠にも やっぱ他の出版社とは思い入れの違うものを しかと感じさせられた一日だった。

         雀鬼




全国大会、皆様お疲れ様でした。 手作りの大会を皆で動いて、笑って凄く楽しい時間でした。 朝から始まって夜まで、既に誰が勝ったとか関係なくなる、 大陸さんでの盛り上がり、一体感が やっぱりここしかこんな空間はないよなーと思います。 歌田さんの帰りの車に乗せていただいて、 まだいつもより早い時間で、会長が祝勝会(?)を キノコ荘で開いてくださいました。 でも、せっかく会長に来ていただいたのに 用意したのは板チョコ一つ。 貧素な会でしたが、深夜まで小さな空間で笑いながら 贅沢な時間を過ごさせていただきありがたかったです。

全国大会、来年もあるか分かりませんが、 また皆で集まって あの楽しい時間を過ごせたらと思います。 会長、皆様ありがとうございました。 (第15回雀鬼流全国大会チャンピオン小鉄)

■2010年10月9日(土) Vol.1452

バサバサと強い雨が降っている。 明日は全国大会つうのに 一気に寒さが増す。
車で行きてえなーと 情けない気持ちを押さえて 重たいバッグを持って電車で下北へ。
俺、この頃町田道場以外の 外へ出掛けることを 嫌がってんだけど、 なんでだか全国大会前日の前のりは 苦になってない。
今晩は会場近くの安ホテルに前泊。(笑) 俺の青春時代の歌舞伎町をまくらに 寝ることになる。
毎度ちょいと離れた それなりのホテルに宿を取るんだが、 今回は俺の方の要望で ランクを落としてもらう。
カプセルホテルや マン喫でもいいんだけど、 利用したことねえから手順が分からん。(笑)
明日は疲れが出ねえで 皆んなと楽しめればそれでいい。

沖縄の島袋と仲村が遠方なのに 前日からの一番乗り。 遠い地に離れて暮らす者だが、 心が伝わって来る。
島袋に年一回しか 逢えないかも知れないが、 オマエがいてオレがいる。 逢える内に逢っておこうな。
なー、島袋。

         雀鬼




沖縄でも雀鬼流を志す者がいますが、 実際、体で体験する人間は少なく、 年に一回の全国大会ですが、 沖縄で遠く離れていても 練習を積み重ね大会に臨んでいます。 麻雀以外にも自分の行動を指摘していただき すごく励みになり、沖縄に帰ってからも 楽しく雀鬼流麻雀をやっていきたいと思います。
沖縄同好会 島袋林也

■2010年10月7日(木) その2 Vol.1451

秋の味覚、 岩手産の松茸が今年も届く。
元道場生の松原の御両親さまが、 毎年毎年、これぞ松茸を追いかけて、 今しかない、 これしかないという松茸を届けて下さる。
今年の松茸は例年に比べると少々小粒。 香りを嗅ぐと少々弱いが、 食してみれば やっぱしこれぞ松茸ぞよの味わいがあった。
毎度、毎度の松茸も申し訳無いが、 御両親様のあったかいお気持ちも含まれている。 何の利害関係も無いのに秋になると、 岩手の宮古を思い出す。 少々の御縁が松茸を通して長年続いている。
春に山菜、夏は海、秋に松茸、冬に蟹やふぐ。 山と海の幸と恵みをしっかりと味わっている。
人の御縁、山海の幸。 俺ってけっこう贅沢もんでございます。

         雀鬼




今年も会長に秋の味覚を届けて頂き、 岩手の松原さんありがとうございました。 自分はいまだに岩手県、宮古市に会長自らが、 行かれたということが 信じがたい思いになることがあります。 岩手は新幹線が通っているところは速くて近いんですが、 岩手県は広いんでそっからが大変なんです。 会長がそんな長旅をされて宮古市まで行かれたということは、 実はかなり凄いことと思います。
岩手県大船渡市出身のジーコ

■2010年10月7日(木)  Vol.1450

ずーっと熱っぽくて、 ボーっとしていた。
どうにか下北道場に着いて 少しは落ち着くかなーと思っていたら、 身体が熱いこと熱いこと。
夕方から、 借りがある吉本のばななさんとの 対談があるってことで、 買ったばかりの アルマーニのスーツで出向く。
Yシャツ姿で上着を肩に引っ掛けて、 昔馴染みの茶店へ。 入り口で我慢して上着を着込んで、 対談現場に着くと 狭い空間に10人近くの人がいる。
男女半々、ばななさんはどなたかなー、と ボーっとした頭で探す。 スーツを仕事着にした取材者側の人達の中に、 真っ赤な赤いTシャツを着た方が立っている。
ばななさんが多分無理して、 雀鬼会のTシャツを着て、来てくれている。
ボーっとしていたが、 ばななさんの俺に対する心遣いを感じる。 これだけでいいやと思っていたんだが、 対談もやるらしい(笑)
ばななさんは俺の前で黙って座っている。 語りかけてくれない。 仕方なくボーっとした頭でボソボソと、 俺の方から語りだす。
ほとんど俺の方からボソボソと語ったが、 話しが作品や文学の段になると、 鋭いお話しがばななさんから出てくるが、 何か売れっ子作家のばななさんが、 出来が良いでっかい女子高生に見えちゃって、 オレの方は近所の爺さんになっている。

対談になったかどうかは分からんが、 終って場を和風の料理屋に移す。 ばななさんの御主人と坊やである小学一年の 細くて背の高いまなか君が待っててくれる。
大人達は上手い料理と酒、 俺は白魚の唐揚げ一口と マグロの刺身を二切れ。
「まんちゃん」のおかげで空気が、 大人だけの空間に穴が空いて、 そこから俺は脱出(笑)
まんちゃんを抱っこして、ふれあって、 下北の夜の街を手を繋いで歩く。
「まんちゃん」の力で 更にばななさんに親しみを感じさせて頂けた。
ばなな家の3人で道場まで、 深夜近くなのに送ってくれて、 別れを忍ぶかのように、 道場生の深山君の車で帰宅。

一日ただただボーっと、 ボサッとしていただけで 周りの人にはすまんことをしたと思うが、 家に帰って孫とふれあったら、 そん時は何時もの俺になっていた。
「まんちゃん」は学校遅刻したらしい。 そりゃそうだよねー(笑)

         雀鬼




という訳で雀鬼とばななさんが初対面致しました!! HP等でのやり取りはあったのですが、 お2人が実際に会われるのは今回が初めて。 一体どんな対談になったのか? よしもとばななさんの著書 「もしもし下北沢」\1575(書籍版)と 下北沢繋がりということで実現した今回の対談の模様は、 毎日新聞夕刊に近々掲載予定とのことです。
ばななさんのお子さん「まんちゃん」とは、 自分もずーっと一緒に遊んでたんですが、かなり楽しかったです。 子供の心身の柔らかさは本当に凄いと思います。 会長、ばななさん、まんちゃん、 楽しい時間ありがとうございました。(ジーコ)

■2010年10月4日(月)  Vol.1449

会長の虚構と真実に迫る第3弾!!

二十年間無敗の嘘を暴く!!

会長はビビりだから 最強戦はオレが出てやった(by佐々木)
呼んでないのにしゃしゃり出て 高槻に年2回もやって来るが邪魔なんだよなぁ(by山田M)
チンピラに脅かされている会長を オレが助けてやった(by金村)
俺、開店当初からいるけど、 会長と打つと楽しいよ。 だってカモなんだもん
会長が現役〜20年間無敗? そんなことはあり得ないだろう、 誰かから聞いたけど会長はヒモだったらしいよ。 女に出させた金で打っていたらしい。 甲斐性ねぇょなぁ。 未だに奥様からの月一万の小遣いで しけた暮らしをしている。
最近ノーレート体験卓しか打っていないよ。 よっぽど負けるのがイヤなんだな。

未だ能書きばかり、 実戦だったら初心者の俺のほうが強い。 とにかく遅い・トロい・硬い。 清算も出来なくていつも計算させていたよ。 払うところしか見たことないけどな そのくせ麻雀に関して、 ものすごく上から目線だよなぁ。
会長はテンパネも怪しい。(by T) 試合前の会長のゴタクにはホント眠くなるよ。 麻雀も普段もセクハラっぽい。(by R) よく負けて泣いていたっけ。
よせばいいのに麻雀打って、 いつも負けちまうから 俺が車で送っていく羽目になっちまうんだ。
食費も負けちゃってスッテンテン。 仕方ねえからご飯作ってやったよ。 金村師匠がいないところでだけ しゃべっているよなぁ。
とにかく動作が悪いから身体が凝りまくっているよ。

俺見たんだ。 会長って麻雀難民じゃないかい?
オレ結構麻雀教えているんだが、 年を追うごとに下手になるだけなんだよな。 同感。
ヨボヨボ具合はオレを越えている。 牌の扱いが悪くてすぐ汚くなるんだよね。 洗牌する身にもなって欲しいよ。 風呂はいっていんのかな〜?(byスタッフ)
会長と打つときはトップ取ってねーんだけど、 麻雀ってとことん弱い者を 和了らせてあげるのが一番難しいんだよね。(by金村)
会長は、打ってるとき寝るしよ〜、 よだれたらすしよ〜、うんこももらした。
この間まわりの気合のはいった打牌の音、 発声の音にびびって卓の隅で 耳おさえてうずくまってたよな〜、みっともない。

会長に教えられた事の正反対をやったら うまくいったと皆が言っていた。 点棒の支払いはとぼけるし、 ハコりそうになればくすねるしそりゃねえよな。
トップ取ってないっていうけど、 年寄りに席を譲ってるだけ。 トップの席なんて 俺にとっては簡単なことなんだけどさあ。(by金村)
麻雀打って、負け続けて 女房、子供を泣かしているのに 「これも芸の為だ!!」 っておかしいよなー、全く。
麻雀打つ金がないらしく、 職安で仕事を探してるらしいが あの年だからどこも雇ってもらってないらしい。 可哀想は可愛そうだよな。
年なんだから雀鬼流のスピードについていけない。 麻雀を打ちたかったら、家庭麻雀でもやってれば? その方が道場生に迷惑かかんないんだけどなー、全く。
昔、麻雀強かったって? それって昔は女にもてたっていうセリフと同じなのにな。 麻雀やってパンクして 誰か若い者に借金してんじゃないかい? 麻雀さえ打ってこなかったら、 少しはいいとこあったのになー、残念。
麻雀やめたらと遠まわしに忠告するんだけど、 これだけ皆の本音の文章読めばさすがにやめるだろなー。

■2010年10月3日(日)  Vol.1448

雀鬼会本戦、第40期が始まった。 周りの代表から、多田卓と金村卓は 合格点越えを期待されるが、 何んと多田、佐々木、橋本と名古屋の渡部で 合格ラインの半分しか伸びない。
多田がやっとこBを取って 他の3人が打てず壊れてB´、 3人で3点しか取れない。
普通に打ったらこの3人ならA´以上は打てる。 卓評価点6点ってかなり最低。 沓掛、陽太、理絵、川原という予想最低卓よりも 1点少ないってありかいなー。
3卓が打ち切れない中、 金村と名古屋の竹田が打ち切って 2人してA評価を取り、 小島、パゲラが打てずとも2人の力で ギリギリの合格点12Pでしのぐ。
残りの6試合は全国大会後。 その日まで、残る選手は「動作」を しっかり修正して欲しいもんだ。
16人打ってB以上の合格者が5人て 最低のスタートじゃん。 本戦もびっくりだが、 町田のキノコ荘の猛者や 今川や歌田の存在力は何時だって凄いんだが、 何とその猛者連中を越えて、 静岡から毎週、週末だけにやって来るBIGが 町田の猛者を抑えて打数トップで、 2週連続の委員長を務める。
これほどの「ハンデ」と「リスク」があっても トップってこれまたあり得ない。
「すんなりいったらおもしろかない」
ハプニングを楽しもう。

         雀鬼




第40期雀鬼会がついに開幕!!!! 節目の一期ということですが、 試合開始前に会長より 「今日は打てる人でもBスタートからだよ」 とお話があり、それを体現したような試合でした。 一回戦後半は全国大会後なので そこで巻き返しをしていきましょー!!
「すんなりいったらおもしろかない」 「リスク」「ハンデ」を乗り越え 実体験しているBIG委員長は格好良いです!! 自分もチキンなので 「ハンデ」や「リスク」を楽しめるように 見習ってやっていきます。 町田委員:沓掛

■2010年10月1日(金)  Vol.1447

最後まで迷ったんだけど、 残りわずかになった俺の余力を どこに使うか考えていた。 お相撲の断髪式の 入鋏という名誉ある式典に招かれていたが、 名誉を取らず現実という現場である道場生との、 ふれ合いの方を選んでしまう。
全てが出来りゃその方がいいんだろうが、 俺を長い間守ってくれた道場生との場は 身近だけに今さらながら、 大切なものよと気付かされる。
政治家やそれなりの方々が集う場にも お断りの文を返す。
そういったところへ行けば、 社会的に必要であるとされる 人脈作りが可能なんだろうけんど、 谷間に漂う若者達の 中に居られる自分らしさを感じてしまう。
「いいんだよなー、これで」
三流雑誌の竹書房さんの近代麻雀が届く。 先日取材した100万部を越える「もしドラ」 ベストセラー作家の岩崎夏海さんとの対談が くだらん(笑)雑誌に掲載されるのに目を通す。
5ページに渡って掲載されていたが、 もっと続きを読みたくなった俺がいる(笑)
かたや社会的にもっとも必要とされる 経営「マネジメント」 こちとら雀荘のオヤジだが 届くところは、 企業でもなく、麻雀を打つ人達にでもない、 若者達に響けばいい。
「欲望って、神様が  人が悩む為にくれたものかもしれない」
残り少ない余力を 若者達とふれあって語り遊べればそれでいい。 その時が過ぎたら でっかい船に乗って一年位かけて、 世界一周の旅へ出るのもいいかもしれない。

         雀鬼




会長の書かれる残り少ない余力、、、 道場生の為に使って頂き、ただただありがたい限りです。
「もしドラ」作者岩崎夏海さんとの 対談掲載号は「近代麻雀11月号」です。 もうコンビニでも売られているので 是非読んで頂きたいです。(ジーコ)

■2010年9月30日(木) その2 Vol.1446

お気に入りの男の孫が、 小っこい方が2才になって、 もっと小っこい頃に最初覚えた 「ハッパ」と「ジージ」が、 増えちゃった言葉の中で 「ハッパ」がほとんど姿を見せなくなっちゃって、 孫から自然離れが見えちゃって、少々がっかり。
小っこい孫はオレに対しては全て要求、 あれやってこれやってにこっちが合わせるだけ。 もう少し大きくなったら今の要求100%を 少しずつ減らすことだろう。
もう一人の5才の孫が先日、 乗り始めた自転車で飛び出して 老夫婦の車にはねられる。
一瞬ギクッときたが、 なんか「たいしたことないよ」の声が どこからか聞こえてくる。
まぁ、たいした怪我でなく済んだ。 それもきっと今年の夏の別荘で シャボを始め大切に遊んでくれた道場生が 大事に至らなく済ましてくれたんだ。
病院から帰った孫の身体を 上から下まで点検しながらさわってやる。
後日、老夫婦に
「ゴメンナサイ」
と孫が謝ったという。
「怪我は自分持ち」
が俺の流儀だったから
「それでいいんだ」
と心で思う。

         雀鬼




先日、会長から はるしくんが事故にあったとのお話しを聞き 驚きましたが、大きな怪我ではなかったようでホッとしました。 はるしくんと別荘で遊んだ道場生達の心には いまでも元気で健やかなはるしくんの姿が 焼き付いていると思います。 また元気になったはるしくんと 皆で遊べる日が来るのを楽しみにしています。(シャボ)

■2010年9月30日(木) Vol.1445

日本を美しくする会の新上さん、 オンボロ車のカメラマンの北村さんと、 俺の元(?)担当であった 竹書房の誠ととも子の4人で 「不幸の会」を活動しているらしい。
会はたった4人だが、 今にもっと参加者が増えて にぎわえればいいですね。
以前に、この俺も下っ端でいいから 加入させてよと願ったら、新上さんから
「会長の不幸の日々は重々承知していますが、  会員の賛同がないのでお待ちください」
と体よく断られた。
全国には不幸せな方が沢山いらっしゃって、 皆んな「幸せの会」みたいなとこへ流れるんだろうが、 不幸な者が「不幸の会」に入ったら、 もっともっと不幸になれるのかな。

北海道の女子高生のMさんに数冊のサイン本を送ろうと 住所を尋ねたら(スタッフが)
「僻地部落なので世帯番号などはありません。  名前で届きます。」
東京生まれで花のネオンの新宿育ちのこの俺と 北海道の僻地で生まれ育ったMさんと 一時だが不思議なふれあいがありました。
Mさんと同じくこの俺も 名前だけで郵便物が届くぐらいしか 似ている接点はないかも知れないね(笑)
みんなたった一冊のご本の縁なんだが、 先日出版された小っこい出版社の俺の本が ギリシャのカフェのテーブルの上に置かれていた。
よしもとのばななさんが 俺の本をギリシャまで連れてってくれたようです。
「不幸の会」、北海道の僻地の女子高生、 ギリシャまで行っちまった一冊の本。 そのどちらの場所にも 俺が居るような気になっています。
ばななさんの「もしもし下北沢」の本、 一読させて頂きました。
ばななさんには10月5日の日に 初めてお逢い出来るんですよね。
お手柔らかにお願い致しますよって。

         雀鬼




よしもとばななさんがギリシャに連れて行ってくださった 小さな出版社の本「この世の掟をぶち破れ!」は 李白社より税込み1260円で全国の書店で発売中です。 どうぞ全国のファンの皆様よろしくお願いいたします! 10月5日は最近では珍しく下北界隈での取材となります。 下北道場が一体どんな一日になるのか楽しみです。(緒方)

■2010年9月27日(月) その2 Vol.1444

北海道の女子高生のMさんからメールを頂く。 高校生なのにこのオレより素晴らしく 正しい文章が書き綴られている。
ちょっと俺の方が恥かしくなったほど 何度もメールを読み返した。
俺の本なんか何冊か読んでくれたらしい。
中程の文に
「この本に出会えて私はすごく幸せです。  日常の周りにあるものが  今までと違って見えるようになりました。  今までより楽に息ができるようになりました。  これまで退屈だった毎日が  自分の在り方を変えるだけで  少しずつ楽しく、おもしろくなってきています。  本当にありがとうございます」
なんか凄く嬉しくなって、 俺の方が幸せな気持にさせられて、 たまたまこの方が読まれた本の 担当者と編集者が来ていたので、 取材の前に読ませちゃいました。
「いいですね、嬉しいですね」
と、彼等も本音をもらしていたが、 なんてったってこの俺が一番嬉しい。
「この子だけのために書いたんだ」
と、心の中で思っている。
末文に
「主旨がはっきりしない上に  ごく個人的な内容で申し訳ありません。  感謝の思いを伝えたくて  かなり衝動的に書いてしまっていますゆえ  不仕付けではございますがご寛容ください」
高校生がこれほどの文を、 こっちこそ不仕付けながら、 それが俺の素ですから、 Mさん、ゴメンナサイ。
そばに居たスタッフに この子、男の子、女の子どっちか分かるかと 興味がはしる。
久しあって
「会長、女の子でした」
更に嬉しさが増しちゃって、 このオレも高校時代に戻った気分になれました。

         雀鬼




自分は会長の本を初めて読んだ時に とても温かいものが心に流れ込んできて ポカポカした気持ちになれたことを覚えています。 縁あって会長の本を手に取られた方の中には その本が色々な変化のきっかけとなっている人も 少なくないんじゃないかと思います。(緒方)

■2010年9月27日(月) Vol.1443

凄ぇ疲れていて、左足の膝の裏が痛み、 家ん中を足を引きずってヨボヨボと
「しゃらくせぇや」
と電車に乗って本当の久し振りに下北道場へ、 途中、何度か自分であみ出した 足の痛みを和らげる方法で行っちまう。

下北道場では月例会をやっていたが、 今イチオジサンばかりのせいかノリが悪い。
麻雀の方も、 もうすぐ本戦が始まるっていうのに、 しっかり打てない者が多かった。

月例会が終って下北の街を歩く。
俺が子供だった頃は、 あれほど一軒一軒のお店が 生活感の味をみせていたものが、 えらい街に変わっちまっている。
街並みがファッション化されちまって、 昔からあった店は細々と息をつないでいる。
俺の知っている下北は こうじゃねぇとどんなに思っても、 変わっちまったものは仕方がない。
俺のお世話になった先輩の店をのぞく。
ファッションとか おしゃれとかに置いてきぼりされた 昭和の靴がいくつか並んでいたが、 客も居なきゃ店の人もいない。
小雨の中で淋しそうに店の奥をのぞくと、 小さくなっちゃった先輩が ちょこんと座っているのが 薄暗い中に見える。
声も掛けられずに 小雨の中で突っ立っていたら、 やっとこ先輩が 店の前に突っ立っている俺に気付く。
「イヨー、しょうちゃんか、久し振り」
と、頭一つ小さい先輩が 子供の頃と変わらぬやさしい笑顔を また見せてくれる。
「近所のオジサンもオバサンも  もうみんな居なくなっちゃってさぁ・・・」
先輩だけが下北の日本人の生き残り。 後はみんな外人に見えちまう。 俺の生まれ育った街が外国になっちまった。

もう一軒の日本人が居る時計の玉屋さんに寄って、 掛け時計を一つ買う。
「しょうちゃん、勉強します」
以前に壊れちまった眼鏡を 無料で修理して頂いたのに、 また勉強されても困る(笑)
そのまんまで受けて頂いても こちとらには借りがあるのに、 また勉強されちまった。
俺が頂いた掛け時計の 掛かっていた壁が黄ばんでいた。 昭和も日本人も遠くなりけり。 なんか淋しかったなー。

         雀鬼




会長のお足のお具合が悪い中、 下北にいらしていただいたというのに ノリが悪く失礼いたしました。 下北が麻雀が打てていないと 会長よりご指摘いただきました。 もうすぐ本戦が始まります。 下北道場生が本戦で少しでも光れるように 基本動作の修正などしっかり麻雀を打つのと 楽しいのとメリハリをつけながら、 本戦へ向けてしっかり打ち込んで行きましょう!!(緒方)

■2010年9月24日(金) Vol.1442

久し振りに都心へ、 この頃町田道場以外 滅多に外へ出たがらないオレだったが、 兄弟が新宿まで来るということで出掛ける。

オレには血を分けた男兄弟が2人いて 2人とも兄貴なんだが、 この兄弟は血は繋がってないが、 実の兄弟以上に強い絆がある。
一応俺の方が年上っていうことで兄貴で、 弟分はブラジル生まれの強くってかっこいくて、 この俺が認めちゃう男なんだ。 名前はヒクソン・グレイシーっていう柔術の達人。
ヒクソンはダイヤモンド社で、 日本じゃ多分初めての 彼が思う事を伝える為に、 「無敗の法則」が出版されたことで来日したらしい。

ファンとのサイン会があり、 その前に記者会見もあったけど、 その前の時間に ヒクソン一人だけの控室に乗り込んじまう。
「又逢えて嬉しいよ、元気そうだね」
「うん、今私は凄く幸せです」
「そりゃ良かった。俺もだよ」
と何時ものように 男同士ハグして耳元でささやきあう。

ヒクソンを追っかけて ドキュメントを作っているカメラが回っていたが、 そこにはオレとヒクソンとの、 ファミリーの絆の空間が出来る。
「目元がそっくりだね」
と孫のアオトを抱っこしてくれる。 日本じゃ昔はちったあ強かったジージの俺から 世界のヒクソンという 強者に抱かれる孫のアオトは幸せだ。 男の子なら強い男になって欲しいと願う翁心。

ずーっと前、ロスのヒクソン家で、 奥様から 「ヒクソンとサクライさんとは前世は兄弟だったのよ」 と言われたが、 本当にブラジルと日本と遠く離れた地だが、 互いに思う気持ちはまさに
「ブラザー」
兄貴分の俺より弟分のヒクソンの方が、 数段知恵ある勇者なんだけどね(笑)
小っこい部屋で短い時間だったけど、 ヒクソンに元気をもらっちゃいました。
「I'm、HAPPINESS!!」

         雀鬼




雀鬼とヒクソン、マジで史上最強の義兄弟だと思います。 そんなお2人に抱かれたアオちゃんは最高に幸せです。 きっと強い男の子に育つはず! それにしても会長とヒクソンさんお2人の空間は特別です。 認め合った本物の男同士の空気感には毎回圧倒されます。 ヒクソンさんの著書は「ヒクソン・グレイシー無敗の法則」 (ダイヤモンド社)1600円+税です。 無敗の法則というタイトルは会長の昔の本(竹書房)にもあり こんなところにも共通点が発見出来ます。(ジーコ)

■2010年9月23日(木) その2 Vol.1441

10月10日(日)にまた新宿の葵さんで 雀鬼流全国大会をやるらしい。
午前中から夕方まで ワッショイワッショイと打っているから よろしかったら見学に来て下さいね。
我々はシロウト軍団ですが、 もし猛者の方や打てて強いと思う方がいらしたら どうぞ看板破りにでもいらして下さいませ。
名人、最強位とやらの冠を持っていらっしゃる方でも どうぞいらして下さいませ。
半荘に1時間近くもかけて打つ方は失格です。 まぁ20分ぐらいで打てる方ならけっこうですよ。
麻雀を打てない方も ちらっと寄ってみて下さいね。 この日オレひまですからサイン等もOKです。

         雀鬼




雀鬼流全国大会に出場、見学希望の方は 住所・氏名・年令・電話番号(できれば当日も連絡の取れる携帯の番号) ・自己PRをご記入の上、メール、ハガキ、FAXにてご応募ください。 見学は基本無料ですが、みんなと一緒にお弁当を食べられたい方は お弁当代(1000円ぐらい)を見ていただければと思います。 事前に疑問等ある方はTELまたはメールにてお問い合わせください。 参加して頂く方には追って案内状をお送り致します。 どしどしご応募くださーい!(橋本)


<前のレポート [Report Index]