■2008/11/13(木)
≪ Vol.944
茨城県在住のS・Yさんから、 嬉しいお手紙と伴に、数品の贈り物が届く。 何だかなー、 俺の好み、感性にピッタシ。
S・Yさんは今年の夏、 俺が子供の頃から憧れていた、南アフリカに行ったとある。 俺って幼少の頃から、 「末は博士か大臣か」 なんていう望みは少しもなかった。 そっちは望み通り叶えられているんだが、 アフリカのお話しであるターザンにはなれなかった。 ターザンへの夢は果てたが、 世界中で一番行きたい所はアフリカ。
10年ほど前に、一人で行っちまおうかなー、 と密かに狙いを定めていたことがあったんだが、 今だ願いは果たしていない。 とばっ口のエジプト辺りまではちょくちょく行ったんだが、 アフリカの奥深くにはとうとう行けてない。 何でだか知らんが、 アフリカという国に惹かれる。 そんな俺の望みを知ってかS・Yさんから、 アフリカの風を感じて下さいと絵葉書が、 その上、俺の大好きな鮫の歯まで、 もう一点鬼が小鳥と戯れる木象嵌(木画)までが、 贈られてきている。
木象嵌師に職人の道を感じるのはもちろんだが、 画かれた鬼の漂わす空間がやさしくもあり、柔らかくもあり、 五羽の小鳥が鬼の坐像にまとわりついている。 「安心」を現わす鬼画である。 神や仏は尊ばれ、鬼とは忌み嫌われる存在。 人間なら鬼から遠ざかろうが、 自然界に棲む小鳥達は自ら鬼の側らに。
そうだよな、俺も鬼のはしくれ、 人様から忌み嫌われようが、 海に入れば魚と戯れ、 小鳥達が俺とヒクソンの手に乗ってくれたり、 南の島では、鳥と二人で会話したこともあった(笑) アフリカのターザンにはなれなかったが、 今でも細々と「鬼」をやらして頂いております。
雀鬼
[写真:944]
鮫の歯を見つめられる会長
S・Yさん、会長が喜ばれるプレゼントありがとうございます。 会長が喜ばれるプレゼントは値段等にはあまり関係なく、 会長の感性に合わせるほかないのですが、これが難しいのです。 それを乗り越えて、感性、好みにピッタシとは、 S・Yさんのお気持ちが伝わってきます。 (ジーコ)
≪ [Home]