■2008/10/28(火)
≪ Vol.935
先週末の土曜日、 午後11時を過ぎた頃、
「今日は一日、長かねえかい」
に、沓掛さんから、
「会長、何時もより早く道場へ来たからですよ」
と即答。
「確かに」
Jr本戦が始まる大分前に来ていたっけ。
その日一食めのワンタンを頂く、 12時を過ぎる。 一日めしも食わずに、 何だかんだと動き回っていたから、 早めに帰ればいい。 もちろんそれでいい。
就職活動で分裂しちゃったひろしのテンションが上がり、 鬱っぽい下村を捕まえる。 「分裂」対「鬱」の闘い。 道場生が場を読んで、 さぁーっと雀卓をどかし場を拡げる。 何でもいいから、ぶつかりたい、暴れ回りたい、食いつきたい、 分裂くんに、心身共に動きを止めちゃううつ君がすぐ捕まり、 「タップ」 苦しかったり、痛かったりして一本極められる。 ひろしも若いが、下村も70kgオーバーの若手、 動くんだが、すきやムダがあって、すぐに極められちゃう。 ひろしが床にゴロンとなって、来いよと誘う。 攻勢が始まって、返されて捕まって極められて終わる。 下村もひろし以上のお馬鹿さんだから、 学問はあっても学習能力とそこそこの大学を出て、 知は学んだろうけんど、体の使い方が全くもって弱っちい。 ひろしに五本ぐらい極められて、 どうにか戦えそうな連中を選ばさすが、 10本ぐらい連続して痛みと苦しみをもらう。 下村、やられてもやられても楽しみが増すらしく、 笑いが敗北と比例して増す。 下村の作り出す空間が敗者の救いとなって場がなごむ。 弱くたって敗け続けたって、苦しくとも痛くとも、 その人が作る空気で嫌なものが、 なごみの場にもなれることを皆して味わう。 一番ダメで弱い下村が一番いいものを流す主役になっていた。
早朝五時を迎える。 多分皆んなくたくた。 だが笑いが絶えない。 その後、俺が自ら悪い身体の動かし方をして、 触感を道場生から受ける。 ムダな力、ムダな動きをすることで、 己れの身体が嫌がってんのがわかる。 そして三時間が過ぎる。 深夜8時間も身体を動かす。
帰りの車ん中で、 70才に向かう俺と40代の歌田で、 やりすぎちゃったことを後悔していた(笑) 心の病いが身体を動かすことで少しは楽になればいいんだけんどな(笑)
沓掛さん、 やっぱあの一日は長かったよー全く。
雀鬼
[写真:935]
(会長より身体の動かし方を習う道場生)
会長本当に長い一日お疲れ様でした。 あの日は朝7時を過ぎるまで、身体を動かしっぱなしで、 自分も会長の体の上に乗っての技の御指導を受けさして頂き、 とても恐縮でありがたい限りの貴重な体験をさせて頂きました。 会長、ありがとうございました。 それにしてもあの日の下村は面白かったです。 弱かろうが、負け続けようが、明るさを出すっていうのは、 大切なことで、一つの見本になりましたよ。 (ジーコ)
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