■2008/10/17(金)
≪ Vol.926
文章も言葉ですら、 上っ面だけっていう部分が多分に多い。
「分かった」 「ハーイ」 「だめだぞ」 「すいません」
上っ面だけ見たり読んだり聞いていても、 真意は入り込まないし、 のべる方ですら真意を全て浮き出すことは不可能である。 嘘や誤魔化しを避けたとしても、 上っ面は存在する。 言うこととやることが違うぞという事も上っ面が、 作ってしまうこともある。 その人の立場、 現場意識が乏しいと物事を見落とす。 一つの事に囚われると、 他の事に意識が向かないこともある。 それを承知で俺が存在する現場のことを、 出来る限り「生」で伝えているのがこのHP。 俺が生で書き下ろしても皆さんのところに、 伝わる頃には傷んだり、腐ってしまう事もあるかもしれない。 もちろん、 ここにはいいことがあるよ。 いいことばっかだよ。 なんていうことは有り得ない。 嫌なこともダメなことも、 全部含めてあるのが、 俺個人でもあり、 俺達全体でもある。
前日、元郎が帰る時、 まんじゅう一個渡して、 お母さんに持ってかした。
「元郎どうだった」 「会長、喜んでくれました」
こんな小っこいこと、こんな馬鹿らしいこと、 大の男の大人が、大の母上に、 むきみのまんじゅうを一個差し出す。 この行為を馬鹿にしていると取るか、 見下していると取るか、 ケチで常識もないと取るかは、 その人次第、 俺がその行為に計算を入れたら、 合わない行為である。 頭のいい方はすぐに計算したがる。 俺なんて頭脳が低いから、 計算が立てられないことがある。
昔し、地方では有識者でもあり、 努力して、大きな力を持った方に逢った。 それなりに生きた方だからそれなりに頑張る。 その方が久し頑張って、力を出し終えるまで俺は待ち、 ふと気を抜いた時に、 やっとこ一言シンプルにのべる。 さあーっとその方が引いて平らになったのが分かる。 それほどの方に帰りがけにポケットから200円出して、 お小遣いですと手渡す。 後は先方様の出方次第。 その後その人物は200円を神棚にそえて下さったという。
まんじゅう一個、 200円でも俺にとっちゃ、 何十年経っても意味が残っている。
雀鬼
[写真:926]
会長が、現場の雰囲気をそのまま「生」で、 伝えようとしてくださっているのがこのHP。 自分等も道場で何が起こっているのか、 難しくともなるたけ伝わるよう頑張ります。
写真は、会長と同卓させて頂く元郎、カメラ目線は古島さんです。 麻雀を覚えて半年の元郎が、会長の上家で麻雀を打つ。 元郎には分らないかもしれないけど、 かなりすごいことです。 (ジーコ)
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