■2006/04/07(金)
 Vol.90
前回のレポートに会長が書かれているように、一昨日は鍵山先生と昼食をご一緒させていただきました。先生はとてもお元気そうで、そのお顔を拝見しているだけで、とても元気をいただけます。招待していただいた場所の良さも手伝って、鍵山先生と会長の氣が共鳴してとても温かい空間ができあがります。そこにご一緒させていただくだけで免疫がグンと上がりますね。HPのウルトラマンネタになった時は、一瞬冷えましたが(^_^;)
本当に色々なお話を伺ったのですが、途中で鍵山先生が、
「努力をしたら、その分だけいただいた」
という方の話をしてくださいました。それを黙って伺っていた会長が、言いました。
「それは違うんじゃないですかね」
「………?」
「先生のやってこられた事は"努力"なんて言葉じゃ軽すぎます。先生は長年、色々な事に対して"勝負"してこられた。先生はそういう言葉はお使いにならないけど、やっぱり"勝負師"なんだと思いますよ 」

それを聞いて、思わず頷いている自分がいました。先生の笑顔の中にある圧倒的な強さ、存在感は、会長のそれとまったく同じですからね。日々、あらゆる事に対して闘い、勝負して来られた人だけが持つ、氣をまとっておられますから。
途中で「食」の話も少し出ました。その時に会長が、
「豊かになろうってやってたら、豊かじゃなくて「肥えて」しまった。肥満ですよ、肥満、肥え。それで逆に、心は貧しくなってしまった」
と、おっしゃいました。そう言いながら、
「あ、そうか…!?みんなが玄米菜食って言い出したのは、みんな肥えちゃったからなんだな。だから、まず余分な肥えを取って元に戻らなきゃいけないわけだ」
まったくその通りで、元々、食生活がちゃんとしていた会長たちの時代と違って今の世代はコンビニ食品や化学薬品漬けで体も心も創られています。おまけに自然の中で遊んでいた時代ではなくファミコンやパソコンで電磁波漬けにもなっています。僕が木津さんから食改善を教わった始めの頃に、言われました。
「玄米の栄養価うんぬんっていうのは、もちろんあるけど何よりもまず、その排毒効果の高さなんすよ。化学物質や動物性蛋白で汚れた血をまず綺麗にしてから、自分を創っていかなきゃならないんすよ昔の人はわざわざ玄米だ、味噌だ、梅干しだって言わなくても自然にそういう食事をしていたんです。でも、今は違いますから。そりゃ、変な病気や事件が増えるのも当たり前ですよ」
鍵山先生と会長も、今の世の乱れをお話しされていました。そんな中でも次の鍵山先生のお言葉は印象的でした。
「これからは目に見えて、どんどん悪くなっていきます」
前日に行ったヒムカの講和会で、木津さんも言ってました。
「マンションの屋上から突然、人を突き飛ばす事件がありましたけど、これからは、誰にでも分かるくらいこういう事件が増えていくでしょうね。そこら中にその予備軍が育ってますから」
会長も以前からおっしゃってましたよね。
「今は病の時代。そして次が狂の時代になる」
帰り際にたまたま入った喫茶店で会長の隣に座っていた女性が震えながら泣き出した。ただ、憧れの人に会えた喜びの涙じゃない。今、その人が持っている全ての感情があふれ出ていた。会長はその人の手を黙ってそっと握っていた。しばらくして、その女性が言った。
「もう、大丈夫です。ちゃんと、頑張れます。ありがとうございました」
その人なりの「ぎりぎりの所」にいたんだと思った。僕はそっと手を握るだけで、誰かの力になれる会長を見ていた。鍵山先生の笑顔も同じだ。
まず、何より自分がしっかりしたいと思う。心身共にしっかりしようと。一人一人が地に足をつけて嘘だらけの情報に惑わされずちゃんと軸を持って立っていようと。少しでもお二人の背中に近づけるように。
安田潤司
[写真:090]

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