■2008/06/07(土)
 Vol.787
面前に立つ二人の男がジャンバーの中に手を入れて パスケースに入った警察手帳をちらりと見せる。
俺が生まれて始めて、 道路で不審者として見られたらしい。 これって俺の人生の中じゃ結構面白い。
只今張り込み中という容貌に身を隠し、 薄いジャンバー姿の二人の刑事さんが 今取締り中で、刃物とか危ない物を 持っている人がいて、念の為協力してください、 と言葉は柔らかそうだが、
「何か出るぞ」
と少し確信した感を漂わす。
後ろの年長の刑事も、 もしかしたら大物が引っかかったと、 気が入るのが分かる。 刑事の勘は当たっている(笑) 確かに大物ていえば大物かも知れねぇ(笑)
2人の刑事さんは過去の前科者や、 指名手配犯の人相を、必死に俺の顔と ダブらしているのが分かる。
「若い頃には色々あったんでしょう」
と中年の刑事が言葉に出す。 そりゃそうだ。 若い頃に何もなかった人なんて この世には存在しない。
が、その言葉の裏に、罪を犯して 警察のお世話になったと遠回しに言っている。 刑事の勘は正しいかも知れんが(笑)
残念ながら運良く俺は、 そちらさんにはお世話になったことがない。 以前NHKの教育テレビに出たことで それは実証済み(笑)
俺の気分が悪かったり、ご機嫌がななめであったら 「無礼者!」ぐらい言って怒鳴りつけていたと思うが、 その日は嬉しくって、楽しみが増す(笑)
「カバンの中を見せてくれますか」
と来た。
何んもないよ、とポケットに手を突っ込むと、 お札が20数枚だけ出てくる。 カバンの中は原稿や資料やファンからの 手紙等に混ざって、封筒からまた万札が 40枚ぐらいあっただけ。
この金を見て、また少し不審に・・・。
(さらに続きます。 ごめんなさいねぇー、花岡さん)
雀鬼

[写真:787]
おお!これは何人か正解者がいたかも・・・つづく。

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