■2008/05/22(木)
≪ Vol.774
特別の席が用意されていたが コートから遠いということで 近くで見れる二階席に回る。
一試合目から早矢香。 相手は強豪国の韓国の選手。 卓球は正直まったく分からんのだが、 相手の選手が受けて返す動作に力みがなく、柔らかい。 その上どんな距離や場所からも 鋭くカットされた球が帰って来る。
「凄ぇ、俺だったら多分一球も受けられないや」
と、早矢香の相手選手を見つめていた。
それでもどうにか早矢香が1セット目を取ったらしい。
「攻撃力がある早矢香でもこの選手は危ないんじゃない」
と思っていたら、 2セット目で相手の選手の頭が 無意識に少々下がったのが見えた。
卓球なんかちっとも分からん俺だが 隣に座る北村カメラマンに
「下がった、ひっかかる、行けるぞ」
と、ボソッと言う。
その後、早矢香の相手選手が打ち返す球が 微妙に下り、ネットに引っ掛かる。 彼女もなんかおかしいという背中を見せる。 そのまま3セット連続して早矢香が取る。
近くに座る女性から
「先生、いつも早矢香が・・・・・・」
と、声を掛けられる。
「今の選手は早矢香が一度も勝てなかった選手だった」
と、早矢香の母上殿から声を掛けられうなずく。
「世界のトップクラスに勝てない」と 俺んところへ訪ねて来た早矢香が 俺の目の前で圧勝してくれたことで 正直言って、役目が終わって帰る気持になっていた。
ところが8面あった試合はさっさと片付いたのに 女子日本対韓国戦はもつれにもつれて 11時を回っても終わらない。 会場を出たり入ったりしても終わらない。 寂しげに一卓だけの試合。
11時半を回った頃に やっと日本は逆転負けを食らって終わったらしい。 「さぁ、帰るぞ」 と思っていたら、 毎日新聞の記者からインタビューを受ける。 チラリと名刺を見たらなんと社会部とある。 スポーツ会場で社会部の記者からねぇー。
まだ帰れない。道場生等が待っててくれる。 次はテレビ局からのコメントだって。 インタビューの途中に早矢香から呼び出される。 彼女の周りの方々が気を使って遠のいてくれて 男と女の内密の話(笑)
爺様と卓球娘が語らう。 12時を過ぎた。 最終電車に疲れた身体をやっとこ乗せられた(笑)
雀鬼
[写真:774]
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