■2006/03/24(金)
≪ Vol.77
いやー、良い天気です。こんな日は室内で仕事やる気まったくしないですね。パソコンに向かって、ホームページの更新なんてもっての他です(笑)。
下北道場に電話したら、道場長の村瀬が出て、いま80歳近いお母さん二人と体験卓を打ってるそうです。このお母さんたちは週に一回位、昼間に遊びに来てくれます。
「懐かしいわねぇ…若い頃は毎日のように打ってたのよ〜家族と満州でねえ〜」
「へぇ〜満州ですか。あ、お母さん、捨て牌は六枚づつ切りましょうか。みんなが見やすいですから」
「ああ、そうね。そういうこと教えて頂けるのが嬉しいわねえ、満州では誰も教えてくれなかったのよ〜」
「はい、お母さん、親番ですよ、サイコロ振ってくださいね」
「え、出番?あたしの出番なの?」
「…うん、そう、そうです!お母さんの出番です!ホラ、行けぇー!」
「いいわねえ、若い人は元気で」
「あ、あざぁーす!!ホラ、ポン!それもポンだー!」
どんな状況でも「楽しむ」という村瀬の力強さが爆裂です(笑)。更に村瀬は、自分の手牌をお母さんの目を盗んで、自分の前にある山にサッと隠し、
「お母さん、ちょっと見てください」
「なぁに?アラッ、あなたの手牌無いじゃないの?」
「そう…これは次にツモッて来た牌は何でも和了れる無限草原という役です」
「あらあ、そんな役があるの?知らなかったわあ〜」
当然ありません(笑)。村瀬のでまかせです。が、村瀬が次にツモッた牌はたまたま村瀬の待ち牌でした。村瀬はツモッて来た牌を叩き付け、渋い声で言いました。
「ツモ…無限草原、6000・12000です…」
本当は2000点の手です。なぜ「無限草原」という名で、なぜ24000点になるかは、まったく不明です。が、お母さんもさすがに満州帰り、これをさらりと受け流します。
「あららら、すっごい。私も和了りたいわぁ〜、有限無限」
「無限草原です、お母さん」
「そうそう有限無限ね」
「いや、有限無限はお母さんのオリジナル技にしてください」
「はいはい、アラッ、今度はあたしの出番かしら?」
「はい…そう…ハイ!お母さんの出番です!さあ、行ってみよー!オラオラオラーッ!」
当然、こんな感じですから、半荘一回一時間はゆうに掛かります。さすが雀鬼流本部道場の麻雀、とても優雅です(笑)。
どんなお客様にも楽しんでいただき、更に自分までも楽しんでしまう。そんな村瀬道場長に、「雀鬼流の真髄」を見せてもらった気がします(笑)。僕は道場のこういう光景も大好きです。
とても明後日にJr予選を控えているとは思えない雰囲気の牌の音の昼下がり。
季節はもう完全に春です。
安田潤司
[写真:077]
今日も無茶苦茶元気な、村瀬道場長。
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