■2008/04/21(月)
≪ Vol.748
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【選手紹介:その27】
【Jr.:金 広虎 (キム カンホ)】
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下北の兄貴分吉田さんよりバトンを受けました町田の金です。吉田さんと似た外見、麻雀のスタイル、基本動作ながら、吉田さんよりもキャリアが浅く、スケールも小さく、「お前誰だ?」という声が聞こえてきそうな下っ端ですがせっかくのチャンスですので自己紹介させていただきます。
選手歴は新人リーグ1期、Jr.II4期、そして前期は最初で最後かもしれないJr.予選に合格し、Jr.を1期やらせていただきました。
自分が雀鬼会のことを知ったのはもう15年くらい前になるでしょうか。名古屋で学生生活をしていて、麻雀マニアを自負(苦笑)していた自分は近代麻雀3誌のチェックにも余念がなく、その中で佐々木丸さん、山田マネージャーの最強戦連覇が起ったのが雀鬼会の存在を意識した一番最初でした。
そして雀鬼会にあこがれて道場の門を叩き...となれば正統派の道場生ですが、そこまでの根性も情熱もなく、どこか遠い世界のように眺めているだけでした。
それから時は流れ、就職し上京した自分は時々フリー雀荘で打つことはあっても、ありきたりの社会人として毎日の仕事に追われながら生活していました。
でも、そうやって暮らしているうちに、だんだん雀鬼流への興味が大きくなっていきました。それはロクに発声もしない雀荘オヤジに囲まれて打つ麻雀への疑問の先であり、同時に「儲かればいい」という社会経済への疑念の中で、会長の色々な言葉に、理想を感じたからでもありました。
そしてついに雀鬼会の門をくぐり...となれば上出来ですが、2回ほど下北道場を訪ね、レベル、雰囲気の違いに、こりゃスゲーや。と思うも、通うなんて考えもしませんでした。
麻雀のスピードも自分の想像していたレベルを遥かに超えていて、スタッフの方にもっと速く打つようにハッパをかけられても、「そんなの絶対ムリ、これ以上スピード上げたら考える時間が無くなっちゃう」とか思っていました。まったくヘタレ過ぎますね。r(^^;
そんなこんなで再び日常に押し流されて時は過ぎ、転職したり、色々な流転の末、偶然町田の近くに住むようになりました。そして近代麻雀ゴールド誌上で読む雀鬼会の話題の中に、雀鬼会もいつか終わるという話が出るようになり、「今が最後のチャンスなのかもしれない」と、やっと決心し、町田道場の門を叩きました。
そして30過ぎたオールドルーキーが大活躍し...となればカッコイイのですが、実際にはそんなことはまったくなく、いかにできないか、レベルが低いか。を痛感する毎日です。持ち前のツラの皮の厚さで、道場ではなるべく内心の落胆を表さないようにしているつもりですが、それでも道場から帰る時は、この世の終わりのような気分で自分を呪っていることもあります。
でも、翌日になると、やっぱり道場に足が向いているのです。自分で決めて通ってるんだから、1期終わるまでは絶対に決心を裏切らない。という意地か意固地かよくわからないものがあるのも確かです。だけどなにより、やりがいと楽しさがあるのです。
自分は牌の音に居ると、「ここは小学校の教室みたいだな」と思います。こじんまりとした空間に、決してピカピカではないけど、よく手入れされた机とイスが並んでいて、手作りの掲示物が色々貼ってあったり、道場生が名札をつけていたり、ビシバシ打って練習に励む時もあれば、みんなでガヤガヤとご飯を食べている時間があったり、遠足や合宿のような行事があったりと、本当に学校みたいです。でもそれは、知識やテクニックを得るための場所という意味の学校でなく、地域の集まりの場、大家族の集会所のような感じの学校です。
そしてそこには会長がいて、ある時は先生、ある時はお父さん、ある時は先頭を切っていたずらをし、笑いを作り出す、古き良きガキ大将のように動き回り、いろいろな「あー面白かった」「ああ良かった」という、柔らかくて温かい気持ちが流れているように思います。
なんというか、自分の理想の学校像。を重ねているのかもしれません。田舎の小さな学校とか、あこがれませんでしたか?生徒は数人で、上下の学年が一つの教室で授業をしていたり、校長先生が生徒全員を教えていたりして、みんな顔見知りで家族のようにしている。そういう風景。
現実の学校はゆき届かなかったり、ひずみもあります。自分も都市の郊外で育ち、1クラスが40人とか、学校で2000人近くの生徒が居るところで、その他大勢の一人として過ごしていたので、なおさら、会長と子どもたち。という道場の教室的な空気が得がたいものに感じます。
自分は、『心温かきは万能なり』という会長の言葉が一番好きです。有能でなくてもいい、温かく生きて行きたい。今そう思います。
道場に通うこと、選手として参加することは楽しいことばかりでなく、負担やリスクもあります。でも、雀鬼会は他では替えがきかない場所です。楽(ラク)なことと、楽しいことは違うと思うし、お客さん感覚でサービスを求める気構えでは、本当に楽しいことはできないと思います。
レジャーなんかじゃない、本当の楽しさ。めんどくさくて、大変で、時には痛かったりもするけど、それでも心に残る真の楽しさ。それを味わいに、興味のある方は是非道場を訪ねて欲しいと思います。
道場には、学歴や、社会的地位もまったく関係ないですし、外国人枠とか、くだらない制度や垣根もありません。今、参加したか? 今、がんばったか?今、力を発揮したか? 本当にそれだけです。また今度? いつか?今、楽しいと思えることは、今が一番楽しめるんです!
今の世の中、先のことを考えると本当に不安です。来期も選手として参加するやりくりができるか? から始まって、自分が年老いたら年金は出るのか? とか、テロや環境破壊の恐怖まで、気にし出したらキリがありません。(笑)
でも、現実逃避という意味ではなく、先のことを気にして、今をおろそかにしたら本末転倒。という当たり前の意味で、今この瞬間から目をそむけず生きて行きたいと思います。人生で今日より若い日はもう来ないですし、明日も確実に生きていると今日のうちにわかってしまうのは、案外つまらない。そう思ってカッコつけてみたいと思います。
[写真:748]
さて次の選手紹介は、雀鬼会の鉄人、20期連続1000upの男、歌田さんによろしくお願いします。
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