■2008/04/02(水)
 Vol.732
俺が礼を持ってして 接しなければならない方が御一方いる。 そういう御仁が一人いるだけで有り難い。
その御仁に無礼を働く者は俺が矢面に立つ。 昨年その御人が誕生された日に、 側近の方にプレゼントの用意を伺った。
「なんなら俺の命でも差し上げます」
と自然に声が出ていた(笑)
その御仁は御忙しい中、娘の婚儀にも出席を賜り、 次週は我々の仲間が作る 20周年パーティーにまで足を運んで頂く。
正直今回のパーティーの企画は、 一部は俺が承知した上であったが、 二部の半分以上は俺には一切内緒の上で、 裏で楽しみ事を道場生等が準備してくれていた。
ですから俺なんか、会場は下見で一回行ったきり。 後は道場生と出たとこ勝負という感でその日を迎える。 裏の準備を早く見るのも何かなーと、 30分ほど前に会場入り。
「相談役が先にお見えになられております」
主催者である俺が、大切な来賓であり、 その日パーティーの席でお話を頂く方より遅れを取る。 御仁に対して無礼者がこの俺。
「やっぱりな、流石だな」
と嬉しい気分で階段を駆け上がる。
奥まった小部屋のゲスト控え室に御仁、 相談役の何時ものような笑顔が見てとれる。 2名の来客を背に、相談役が入り口の方を向いて、 立って話をされていらっしゃる。  そこで、楽しいからこそ俺ん中の独特の遊び心が動く。
瞬間我が身を相談役等の意識の外側に置く。 すーとそのまま狭い入り口を抜けて、 控え室に足を進める。 相談役の向かれる目の前へ進み、 化身の術が通じた事を察する。 すーと相談役の横を触れてから、 相談役の後ろへ回り身体を密着させる。 相談役と俺が一体化された感覚だけを感じ取れる。 あれほどの気付き・気遣いの達人であられる 相談役であってしても、久し俺の存在に気付いて下さらない(笑)
お付きだったスタッフの橋本が、又会長が 忍びの術を使って遊んでいるなという顔をして、 自分も楽しんで見ている。 相談役も御相手のお二人の方も 全く俺の存在に気付かず、話だけが進んでいる。 久し時が経って、相談役が背中に何かが 密着したことに気付かれ、後ろを向き俺の目と重なるが、 そんなはずは無い、と振り向いた顔を元に戻し、 数秒たって意識の中に入った俺に気付いてくださり、 どうにか御挨拶が出来た。
パーティーが始まる前に、 相談役と俺とのこんな面白いシーンがあったんです。
雀鬼

[写真:732]
20周年のお祝いで高槻塾から贈られた おまるに座り、用を足す会長。 でも、こんなとこでやらなくったってねぇ。

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