■2008/03/31(月)
 Vol.731
20周年パーティーはあっという間に終わっちゃった。一部と二部で8時間程はあったんだけど「さぁ行くぞ」 と走り回っているうちに終わっちゃった。
前日に明日は楽しみなパーティーとわかっていたんだが、町田道場で一人ポッチの気分となり、淋しくなって卓に座って一人して136枚の牌を一枚一枚卓上に打ち出す。
牌が大切であるごとく、俺の周りには136人の大切な人たちが存在する。俺のような微力な人間には136牌、いや136人で精一杯。それ以上拡げたら俺の遊びが成立しない。
あの方、あの御仁、あの子、君、おまえもだよ、と数えて136人。それ以上は俺の領域外です。
そんなことを感じながら一牌一牌を卓上に打ち鳴らす。全部打ち終えると隣の卓でチャッペ等が麻雀を打っていた。スタッフをどけて俺が座り、打ち始める。トイメンのチャッペに向かって
「今日は手加減しねぇぞ」
「ハイ、自分もです」
と返ってくる。いい根性だ。
雀鬼会の会長の姿が一打うつごとに消えて行き、20年以上前の雀鬼という俺が姿を現す。こうなったときの俺は強い、半端でない危さを見せる。
途中から、何時もなら手を抜いて打ってあげる理絵ちゃんが、事の次第がわからず、珍しく会長が打っていると卓に混ざるが、俺の打ち出す牌の音を聞いてすぐにそこには何時もの会長がいないことを感じ取り、必死で打ち始める。
3人がどんどんどんどんあがりから遠ざかっていく。すぐに誰もあがれない流れが生まれる。
外野は今日の会長は鬼だと察し、点棒が俺のところへ集合するのを、叩かれる三人と鬼をニヤニヤしながら眺めている。
これじゃ何度やっても同じこと。いわゆる一日トップの一人打ち。五、六回打ってもういいやと卓を離れて鬼から会長に戻る。
町田ん家の子等は
「いいもん見させていただきました」
と、勝つどころか一つもあがれずしても大満足。
そりゃそうだ。こんな打ち方、どんなに金を積まれようが絶対やらねぇしな。多分、あの打ち筋はパーティーより凄みがあったと思うぜよ。
雀鬼

[写真:731]
会長、ご講演くださった先生方、道場のみな、ご来場の方々、みなさんお疲れ様でした!!(花岡)

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