■2006/03/17(金)
 Vol.72
何時もは、町田道場で原稿を書いちゃ、下北道場の安田選手部長殿に送っているのだが、今日は下北で書いていて、そばで安田がお弟子さんと麻雀を打っている。何んか、いたずら書きをしているのがバレてしまうようで、変です。
町田から下北へちょいと離れたところから出す時は、俺から安田あてのラブレターのような気分になれるんだけど、目の前に安田の姿が見れると、一瞬に、
「百年の恋もさめる」
WBCのことについて書こおかな。
アメリカという国は、正義を旗じるしにして大国になった。自国に逆らう国が起きれば、
「ならずもの国家」
と名差して、つぶしにかかったり、正しい戦争を仕掛けて来て、体格同様に肥えている。アメリカもそうだが、日本という国も、豊かさのある国という仮面をかぶっているが、本質は、
「肥えている国」
といった方が適切であろう。野球というスポーツを楽しむというより、その本質をながめている方がおもしろい。
スポーツマンというより、野武士の臭いをただよわせる王監督とイチロー選手。米国の国技でもあり、世界最強の選手達が揃う。大リーガーが作る米国チーム。
ホリエモンくんは、
「金さえあれば全て手に入る」
とおっしゃった。
大リーガーの選手達の年棒はでっかい、米国チームが百万石の大名なら、日本は野武士軍団。聖戦なら、野武士軍団など秒殺ものだろう。百万石の大名の上に、米国にはキリストという神様がついてらっしゃる。大統領さえ、その神様のお力や宗教団体様の力で、その席に座られてもいる。
神という正義を信じながらも、WBCの二次予選では、百万石の大名様が日本戦での疑審にすくわれ、キューバ戦でも、明らかな相手側のホームランを助けに現われてくれたが、神の力がバックにあったはずの百万石大名が、まさかの二次予選敗退の憂き目にあう。
神は正義なのか?どうだか分からないが、王監督率いる、野武士軍団が勝ち上ってしまった。
ホリエモン殿金で全てが手に入るって、やっぱし嘘なんでしょうかね(笑)それとも、例え身内とはいえ、ずる賢い、どんな手段を取っても勝てばいいという米国チームを、許さなかったんでしょうかね(笑)
日本のプロ野球にも、人気ばっかし、マスコミが煽って作り上げた、とてつもない高額年棒選手が、でくの坊のように、バッターボックスにつっ立っている。彼等は高額年棒のくせに、王監督の元に馳せ参じない。国家意識が希薄なのか、元々力がないのか、WBCへ出ても何も得にならないぞと算盤をはじいた結果なのか、男が集ってやるゲームの割には、潔さとか男らしさを感じられない。
王監督を思えば、日本球界のトップも、現場の指揮を取るリーダー達は、恥を知るべきであろう。スポーツ、スポーツといっても、全ての目標が、金のためなら動く、働くだけでは、スポーツを売る立場として、卑しかないだろうか。
王監督とイチローの様相は、公式戦以上の真剣味を感じ取り、王監督という日本最強の野球人が頭を下げても、そこへ参人出来なかった者達はまこと情けない。国の応援も球界の力ぞえも少々の中、王監督もイチローも、必死に、チーム作りをしている。
アメリカという個人主義が、韓国の家族的感覚と、日本の王監督が作った仲間感覚に、もろくも敗れ去った。確かにアメリカ代表の選手達は、個人的にはすぐれていようが、野球というチームプレーを見落とした敗北でもあろう。
韓国、日本の活躍と伴に、シロウトチームで作られたキューバが勝ちあがれば、金を多く取れるプロ集団という存在価値を、改たに思い直す良い機会かも知れない。
金権政治が腐敗の構図を作り出すごとき、スポーツ界も「金が夢」が全てでは情けないかぎりである。
雀鬼

[写真:072]

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