■2006/01/14(土)
≪ Vol.7
手前味噌ながら、雀鬼会選手部長が作ってくれた「JANKI-RYU」の本は何度も読み返している。一日に何度も読む。自分の知らぬ世界をたまに覗き見ることも楽しいが、「JANKI-RYU」という本は、私にとっては正に身近なもので、自分が一番理解している人達の話が書かれているが、何度も何度も読み重ねる。俺の大好きな夏に、新しい発見を求めて海の中を潜る感じに似ていて、まるで飽きない。この本から何かを学ぶ事は当然だが、今の感じはこの本の中に、我が身を入れて遊んでいるような気持ちになるのだから、海の中に潜るのと同じ位楽しみがある。登場、執筆された皆様が、とても良いお話をされているのだが、何度も読み返しているうちに、本に遊んで頂いてるような気分に浸っている。
先日、昨年中、お世話になったお礼と新年の挨拶を兼ねて、鍵山先生の会社に突然訪問したのだが、タレント並みに忙しいのに先生は、私と安田を温かく迎えてくださった。短い時間ではありましたが、鍵山先生は一度も的を外さない。何度お逢いしても、まことに見事な仕草をしなさっている。イエローハットという大きな会社のトップなのに、先生のお部屋は四畳半並みの広さで、そこに右腕であられるしっかり者の新上さん(日本を美しくする会)他、五名の方々が、まさに肌を寄せ合ってお仕事をなさっている。さすが鍵山先生と思わずにいられまい。まるで、どこそこの会社の用務員室と変わらないんだものねぇ。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
まさにそれを表していました。
「JANKI-RYU」の本を読んだ道場生の人気投票でも、ヒクソンやヒョードルを越えて、鍵山先生が一位でした。この本の中で、掃除をなさっている先生の姿を見て、うちの安田は「ウルトラマン」と名付け、道場に張り出している。まったく安田は先生の前では良い子にしていたのに、本当に馬鹿なんですよ。鍵山先生、御無礼申し上げます。雀鬼
[写真:urutora]
昨日のレポートを道場のPCでアップしていたら、「なに遊んでばっかいるんだよ、お前」とか「なにやってんの?」と、まめに突っ込みを入れていた会長が、
「あ、いい事思いついた。鍵山先生の写真を安田がウルトラマンって言ってた事、ホームページに書いちゃおう」
と、まったく笑えない独り言をつぶやいた。それで、いきなり書き出したのが、以上の文です。前回に頂いた文で、もう書いて頂けないかも、と思っていたので、とてもありがたいのですが、最後の四行は削ってしまおうかと思いました(笑)。
「ウルトラマンは正義の味方で、鍵山先生こそ本当の…」
などと言い訳臭い事を並べると墓穴を掘るだけなので、個人的には鍵山先生がPCなぞ、触られる御仁では無い事を祈るだけです。
この文を書かれた後、会長がいきなり、
「安田、やっぱ関西で講演会やろう。鍵山先生と木津君と俺で」
「え?木津さんもですか!?それは凄いですねえ」
「…………」
「会長?」
「やっぱ、辞めた」
感性で生きておられる会長は、瞬間瞬間で色々な球を僕等に投げてくれます(T-T)。こうして僕等は鍛えられて行くのです。
安田潤司
[写真:kyasu]
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