■2007/08/29(水)
≪ Vol.562
昼ちょいと過ぎて岩場に着く。何人かが海に向かおうとする。
「ちょっと待てや、今日は海ん中を俺が案内する。」
ということで、10人近いツアーが行われる。
昨日に続いて海は暗くて静かだった。暗い海の底にも、平目やカサゴ等がうっすらと見てとれる。
モリの先で獲物を指してあげても、彼等には確認が出来ないらしい。微妙な変化、見えないものを見なければ、獲物にたどりつかない。
四方八方、目の下だけでなく、暗い海の中でも目をならせ、こらさなきゃならない。
暗い静かな10m先の海中を絶滅寸前といわれるアオウミガメが、ゆったりと泳いでいる。
3mまで静かに近づいて、後方のツアー客を呼ぶが、彼等が泳いでくる音で静けさが割れる。俺の後ろについていた彼等が着く前に、ひとりがアオウミガメを追いかけてしまう。
1mをゆうに超す大きく育ったアオウミガメは、そのまま暗い海の中に消えて行く。
サメには逢えなかったが、貴重なカメと、でっかいエイの姿を見れたことで今年の夏休みのツアーは終わりとなろう。
海からそのまま買い出しに行って、今年初めて台所に立ち料理を手伝う。一ヶ月近くの海の恵みと道場生が作ってくれた「食」に対しての心少ない俺の表現でした。
皆んな本当にありがとうね。
君等があって、海があってこそこんな歓びが出来るんだもんね。
そろそろ帰らないと・・・・
雀鬼
[写真:562]
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