■2007/07/07(土)
≪ Vol.519
決戦二時間前、会場の町田には選抜選手の半分ほど来ている。その中に一方の雄である多田の姿もあるが、大試合が行われる前にしては閑散とした空気が漂う。
−試合前に書く−
俺より後にポツリポツリと選手達が現れるが、ピリッとした空気が作れぬまま試合が始まる。
金村卓は村瀬が刺客に立つが返り討ちになり、一回戦のオーラスの和了り方に運命をかけさせてみるが、やはり金村からの和了りを取れずに三番手の小鉄から和了る型となり、金村の強さの上に運までも上乗せされ、その後の試合も危なげなく得点を重ね、多田を突き放しての二連覇。
多田卓は一回戦早々に刺客として任じられた佐々木丸と清川がペナってつまずく。
多田も卓上に登ろうとするが、得点を持つペナ組の二人が崖崩れを起こし、落石にあって上へ進めない。身の軽い金村なら身をかわすことも出来ようが、身体のでっかい多田じゃ避けきれない。
今期やったもの勝ち。実力通りで金村が決勝戦で多田を二歩離して終えてしまった。
今期の闘いはある意味準決勝の金村の大まくりの時に全ては終わっていたようだ。決勝は相まみれることもなく消化試合化してしまった。
この姿は別に多田一人の姿を現すものでなく、選抜全体がそちらに傾いていた要因が浮き上がる。
前期の金村優勝の時は空気を感動化させ、見守る者達から熱い涙が溢れていたし、現に俺の目も潤んだものだったが、今回は最後の最後ですんなりいっちゃったことで金村の強さだけが目立ってしまった。
結果、どんなに強くてもどんなに多くの得点を重ねても、それはそれ。それ以上の感動は決して生まれないものなのです。
雀鬼会には安田、多田、金村、村瀬、志村のぶっとい五本の屋台柱で成り立っていたのが、安田、村瀬が倒れ、志村までも柱と成れず、金村一本柱にどうにか多田がつっかい棒のように寄り添っていたんだから、こんな型が出来上がっても少しも不思議ではない必然の型として受け止めればいいことなんです。
金村、おつかれさん、そしておめでとう。
多田さん早くお家へ帰りなさいね(笑)
雀鬼
[写真:519]
第34期雀鬼会選抜優勝者は金村尚紀さんでした!
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