■2007/01/14(日)
 Vol.385
俺は決して作家でも執筆家でもない。
資格も能力も学びも研究も努力すらさほどしなくて歩いて来たから、何事もプロではなく、アマチュアである。
今までそんな俺ですら、多くの書籍を残してきた。今も俺の道場の机の上には一冊の本が俺に向かって立っている。
「心温かきは万能なり」
と題する一冊で写真家の北村泰弘と伴に作り上げたもので、俺の多くの自著の中で一番気に入っている本です。
俺の姿を構えることも無く、動く姿、ありのままの存在を長年に渡って北村が追い、撮ってくれた。
今見ても思い出深い写真が並び、その写真の上に俺のありのまま、感じるままの思いや気持の言葉がシンプルに重なっている。
この本が出版されて何年経ったことだろう。それ以前にもその後にも、俺にとっちゃこの一冊以上のものは現れちゃいない。
「心温かきは万能なり」
という言葉ですら、俺の思うがままに作った言葉の中で一番好きな言葉。出版元は麻雀の竹書房さんだったが、この本を一冊作ってくれたことで長年の労もチャラとなる。
この本は今や絶版だから決して宣伝じゃない(笑)今も思い出とともに噛み締めるように一つ一つの言葉を追ってみる。
今はあまり逢う回数も減った北村さんだが、俺本当にあんたにゃ感謝しているよ。あんたは何時もボロボロの服装をしていた。あんたはいつも貧乏だった。が(笑)あんたは何時も俺の相方だったんだね。何時だって刑事コロンボが乗るようなオンボロ車に、俺を助手席に乗せて海にも山にも行ったっけ。あんたは写真を撮ることを仕事にしているが、ほとんど仕事が入らないカメラマン(笑)金や名誉や地位も見かけもホームレスだが、雀鬼と言われる俺とも気が合ったよな。
そんな北村だが伴に作った
「心温かきは万能なり」
の一冊は俺の宝物ですよ。ねぇ北村さん、 あんた飯食ってる、飯代ねぇんじゃねえの(笑)
雀鬼

[写真:385]

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