■2006/02/08(水)
≪ Vol.34
朝、起きる。疲れというより体全体、特に背中が痛み、両手の先にもしびれを感じた。
あくる日も手を上に上げたり、少し体を動かす事にも普段以上に負担がかかる。
今週中には海外へ行く。同行する人達に、今流行の風邪や何か嫌なことが起らず、楽しく無事に帰ることを願う、というよりは大丈夫かなー、と心配が横切る。
体の痛みは自己判断で決定、気付いた。毎年寒さが続く頃、折れたまんまの左足の踵と共にムチ打ち症状が起きていたのが、今年もやって来ただけ。首や背中や関節や神経に来る。
「痛みを知る」
というのが、前期の雀鬼会のテーマだった。そんなテーマを作ったせいか俺のところにも外部から色々な痛みがやって来ていて、その上に内なる痛みとしてムチ打ちと来た。雀鬼殿の心の中は、少々憂鬱気味。こんな時こそ、神社や仏壇を拝んで神頼み。それはやらない。
その代わり「日本を美しくする会」の新上さんに電話をしてしまう。何も用があるわけではない。先方様が日々、一時一分、お忙しい事は重々承知しているが、ただ声を聞きたいだけで、プッシュホンを押す。
「日本を美しくする会事務局の新上です」
「桜井です」
良い人物の声、温かい人の心を聞くだけで気持ちがすーっと救われていく。
社会からの嫌な情報。嫌悪感を感じる人との触れ合い。自分の体調の良否。そんな悪要素が重なると、気分が落ち込む。そんな時に聞ける新上さんの声は、俺をすーっと救ってくれる。
「鍵山相談役が取材から戻られましたので、代わります」
俺はそこまで望んでいないってばさ。神社の周りに出かけてみたらお堂の中からご本尊が出てきてしまう。新上さんと話をしたって、いつだって楽しいのに鍵山相談役の声まで聞けたら、そりゃ、嬉しいですよ。こんな気分の時は、尚更嬉しいんです。鍵山相談役は、
「気分に動かされているうちは、まだまだですよ」
と、おっしゃっている。でもねえ、雀鬼はまだまだその領域に達せずお天気と一緒で、誠に気分屋なんです。今だって気分が落ち込んでいたから瞬間的に新上さんを思い出して電話を入れてしまっただけ。その他は、何もないのです。そんな俺の心境を察していなさっているのに新上さんは、ご本尊様と代わってしまう。多分その方が御利益があると新上さんは察してくださったのであろう。お忙しい間をぬって、
「良いタイミングでした」
と、穏やかな中にもユーモアのある相談役の声がする。相談役の嬉しそうな声が俺の声と重なる。ただ、それだけでいい。そんな関係が少し保たれるだけでいい。ありがたい気持ちにさせていただいた。
やっぱしねぇ…俺って気分屋だよな。
雀鬼
[写真:k2]笑顔も素敵な鍵山先生です。
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