■2014/5/22(木)
≪ Vol.3159
大相撲を見て、道場へ行こうと仕度してたら、
出版担当の高木から電話が入って、
2時間余りの電話取材をしちまう。
遅くなっちまったなーと思ったところで又電話。
これが又何んと素晴らし過ぎる声が届く。
いつものようにもの静かに
「羽生ですが」
「アッ、先生ですか、お疲れ様でした」
名人戦を制して、成田から帰られたばかりの様子。
日本イチの勝負師、
天下の名人と親しげに話をしてしまう。
今回の対局について少々語り合い、話しが終った頃、
羽生先生、約束覚えてらっしゃいますかね、
と半分ぐらい発すると、
さあと、見事な指し手を打ってくださる。
「27日、道場へ伺いたいんですが・・・」
「いや先生、こちらが出向きますから」
「いえ、道場に行かせて下さい」
相変わらずの見事な一手を指される。
こっちは即投了。
将棋だけの凄さでない、
人としての素晴らしい一手をいつお逢いしても指される。
天下の大勝負を終えて、何かとお忙しい中、
わざわざ都会のはずれの町田まで足を運んで下さる。
何んと嬉しいことなんだろう。
俺の周りの道場生にも
俺から、素晴らしいプレゼントが贈れる
何重もの喜びの日だよね。
この年齢で何んかワクワクしちゃってます。
こんな気分ってめったに起きない。
羽生先生、本当に心遣い感謝しています。
雀鬼
[写真:3159]
≪