■2006/10/15(日)
 Vol.274
今日びの社会では、何を選んだ方がいいのかと戸惑うことばかり。そこに苦悩や心の闇が待っている。
本部では俺の大切な場所を、日々、我が身を捨ててまで作り上げ続けて来た、上目の者達がいる。彼等に任せておけば安心だと思ったんだが、何時の間にか安田選手部長と村瀬道場長が、何かにとりつかれていた。
俺にとってはその場を確認はするが、決して居場所、いい空間ではない、違和感を感じていた。
最高の打ち手が打ち始めた。金村卓は、初戦ということで、緊張感に負けそうになりながらも、どうにか凌ぐが、村瀬卓は壊れから始まった。安田も、俺の試合前の講話にショックや抵抗を感じてか、大崩れ、そこに安田がいて、全くいなかった。
「素直と勇気」のかけらもない、修正力など、どこの話よっていう感じ。それが現状であり、今の彼等の置かれた姿がはっきり卓上に写し出されてしまった。
前期オールA評価を修正しながら取った村瀬もB’という打ててないという屈辱の評価をその日の審判と俺との合致点て決まり、安田に至っては、全くダメ評価を受けてしまった。
今期は多田が再起し、あの伝説の雀鬼会選手である山田英樹も大阪から、新たな学びを求めてやって来るし、佐々木秀樹も10数年振りに勇気を振りしぼって、再び高くなった壁を乗り越えにやって来ている。
無頼であった時代と病の時代が奇しくも重なる。何か大きな変化が起きそうな気もする。これだけの面子が揃って、今期はどんな絵が描けることでしょう。
「期待はしない」、そこに「病理」があるから……
雀鬼

[写真:274]
手前、山田マネージャー、水色のTシャツは、佐々木丸。

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