■2006/10/14(土)
 Vol.273
ずーっと痛いことは痛かったんだけど、三日前から左ひざが結構痛む。それでも我慢して歩いてしまうと、正直冷や汗もんです。今日から第33期雀鬼会が始動する。
「何か因果があるんかな?」
痛みをこらえながら一歩一歩ゆっくり歩く。こういう時に限って電車も立ちっ放し。運が悪いのか、天から授かる試練なのか。まあ、どっちだって構いやしねぇ(笑)
下北のホームへ着く。階段を登るのかー、と横を見ると若い母親が荷物を持った上で赤ん坊を乳母車に乗せたまま登ろうとする。瞬間、俺も荷物を持ってるし、今日は手すりが必要だから、と見てみぬ振りでも仕方あんめぇよと思っちまったが、思いより、手が伸びちまって、階段の上まで伴に登っちまった。危ねぇ!!痛ぇやと思いつつ赤子の顔を覗くと、嬉しそうに笑ってくれている。余裕もねぇ意気地なしの俺のくせに(笑)
「おいくつですか?」
なんて聞いちゃって、足元のふら付きを誤魔化している。
一昨日はこんな足で、生のラジオへ出た後新日プロレスの中邑真輔が遊びに来ちゃって米国修行で筋肉モリモリの二回りでかい男になってやってきた。
「おめぇ誰よ。」「ご無沙汰しています。」
久し馬鹿話をしていたが、やっぱり奴の身体の動きが気になって、あーだ、こーだと深夜まで4時間くらいの特訓。奴も身体を動かすことが好きだが、俺も好き(笑)足の痛みの中で真輔が瞬間に変っていくのを楽しんでいる。奴は頭の中も身体使いも器用だから勘もいい。馬鹿もん!少し誉めすぎだ(笑)
「飯食ったか?」「いえ、まだです。」
お土産一つ持ってこない愚か者の真輔を連れて、志村と伴に我が家へ。数日前には岩手から、特別の松茸を頂戴したんだが、今日の飯も、京都の丹波の松茸ご飯三昧。
「旨すぎます。罰が当たります。」
と志村がいう。その通り。俺にはひざの痛みという罰がすでに当たっている。その上で牛肉のしゃぶしゃぶまで出す。
「真輔食えるか!!」
とひと睨み。
「はい、食えます。何年ぶりですかねぇ。」「健康になれよ。」
と100kgを越す大男に笑顔を返す。玄米菜食主義だったはずの真輔が掟を破ってしまう(笑)呪いを解いてやる(笑)時計の針は、午前四時を回っていた。おつかれさま。
雀鬼

[写真:273]

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