■2006/09/02(土)
 Vol.230
12分の5の選抜決定戦が本部で、真剣、必死の中で行われ、一番目に、東大大学院野球小僧のパセが、牌の音を、いい音色で出し続けて、二期連続の死守。彼は珍しきタイプの文武両道型の上に明るい体育会型。若い者達の中でも彼の味合いは、今は手本、見本となっている。
二番手に、私的で甘えん坊で怠けん坊の永久選手の多田が復帰。三番手に、基本動作の修正に苦しみながらも、あの伝説の佐々木秀樹が帰って来てくれた。10数年振りの挑戦一発で、しっかりと席に座れる実力は枯れちゃいない。佐々木秀樹の復帰は彼個人の喜びを越えた、全国の雀鬼流仲間に、感動を与えた。
ここまでの3人はすんなり決定したが、残る2席に、花岡、繁、沓掛、歌田がひっかかり、前日、俺と伴に、自然を味わって来た花岡が、本戦中より修正が効いて、打音も出て、四番手にすべり込む。まぁ、伴に泳いだ伊豆の海で
「これでお前は受かるな」
の俺の一言が、実力以上のものとなって現われた。自然の力が花岡を救ってくれた。花岡、海に感謝しろよ。
そして最後の一席は、元選抜の繁と、沓掛の争いの中に、選抜残留だったはずの小鉄と、本部の樋口が加わって、後日、再戦を行うことになった。
雀鬼会は何時だって厳しさの中で守られている部分があるが、今期の一席は、選手達にとって厳しい枠の中で競うことになった。
前期のテーマは、ぬるま湯。あめとムチ的から始動したが、終わってみれば史上最高の姿を見せてくれた。
今期はハナっから厳しい風が吹く中、選手達はどういう型を残すんだろうなー。人間も自然も、楽の方が守られると思いがちだが、厳しさの中に身を置くことで、我が身が守られることが、真の姿なのかも知れない。
鍵山先生が、
「不足の中に喜びあり」
とおっしゃられるが、
「厳しさの中に御守りがある」
又、一期が始動した。安田も年なんだから、そろそろ楽な方へ行ったらどうよ(笑)
−お礼−
「最強の言葉」が五版まで伸びちゃいました。皆さんもう買って下さらなくともけっこうですよ(笑)
雀鬼

楽な方って、どの辺でしょう…。あるなら行きたいっすねえv(^_^;)v
「楽な事なんか無い!楽を望むのはヤメ!」
って、思ったら随分楽になったんですけど、最近、それは「ただの勘違いだったのだろうか?」と思えるほど、ナマケモノの僕のケツを叩いてくれる出来事が合間無くいらっしゃってくださって、「おお、俺もこんな壁が来るほど成長したんだぜ、ベイビー」と、笑って受け入れるほどの余裕はまったくなく、
「神様もけっこう厳しい球を投げてくれるぜ、フッ…」
と、精一杯の強がりを言ってみたりするけど、そんな事には一切関係なく、また陽は昇る。
でも、実際はそんなに大した壁は来てません。ちゃっかり、楽しんでます。感謝心を持って。
会長、道場のみんな、家族のみんな、一緒に仕事をして下さったみなさん、今日も一日、ありがとうございましたー!
押忍…v(^_^)v
安田潤司
[写真:230]
海辺で「JANKI-RYU」の文字を石に刻みつつも完全に私に還っている安田選手部長。

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