■2006/07/14(金)
≪ Vol.190
「個は全体なり、全体は個なり」
一人一人の道場生が、やるべきことをやれるだけやってくれて、雀鬼会、決勝戦は、選抜、Jr、JrUと、最高の型で終ることが出来た。雀鬼会18年、32期の中で、最高の作品を生むことが出来た。
道場生が個を捨てて、今期中、全体の行動・存在力を認める者達が、今川、樋口、安田、村瀬の四者を代表して、心のバトンレースを見事つなげてくれた。
勝負の中に、「正義」と「奇跡」も起き、生れた。それすらも個の力が生み出したものでなく、やるべきことをやり通してくれた者達の力が加わったからこそ生れた。
正義でもあり、奇跡であった。
その姿は、勝利を得た者への賞賛でもなければ、感動でもない。たった二人の心のリレーすら壁があり、厳しく、困難な中、誰もが望む者達が、プレッシャーの中、最終走者の村瀬までバトンをつなぎ、ゴールで待つ俺に、強く、美しく、正しい心のバトンを持って来てくれたのだから、俺ん中に「感激」「感動」「感謝」の三点セットでいっぱいでした。
20年間の現役の麻雀打ちであった頃には決して感じえない喜びであり、雀鬼会を始めて18年、俺の麻雀史の中でも最も俺の心を揺らす瞬間を創ってくれた、皆さん本当ありがとうね。
三年、八年、そして十年、いや、四十年を前にして、初めて創られた、遠い道でした。
雀鬼会本戦のことは、小冊子用に原稿40枚書いたし、近代麻雀誌の「我悪党なり」にも書かなきゃいけないということで、今日はこの辺で。
俺本当に、皆が大好きです。よろしく。
雀鬼
[写真:190]
優勝した村瀬夫婦と、準優勝の志村夫婦。
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