■2006/07/05(水)
 Vol.182
今日は、渋谷で木津龍馬さんの講話会があり、行って来ました。先日、行なわれた「会長と木津さんの雑談会」に来られていた人も多く、ロンドンで、試合を終えたばかりの松井大二郎選手も来ていました。
宮崎の講話会以来、ほとんど寝てない木津さんだったけど、いつものように元気良く講話会が始まりました。
……が!
開始数分して、後ろの扉から遅れてきて席に着く一人の男が…。木津さんは気付かずに話を続けてましたが、ふと、後ろを見たとき、その男の姿が目に飛び込んできたのです。
「!!!!!?」
木津さん、完全にフリーーーズ!!
[写真:182]
そこには居たのです。あの悪戯ヒーリー…失礼、伝説の雀鬼とまで呼ばれた方が…(^_^;)(俺も聞いてねぇーー!)ヒーリーはおもむろに午後の紅茶を取り出し、木津さんに向け、カンパイのポーズを取ると、グイッと駆けつけ一杯をあおりました。
木津さんは、完全にショートしていました。そして、一瞬の沈黙の後、こう言ったのです。
「えーと、えー、今日はもう駄目です。全然、駄目です。今、僕は後ろを見ない事に決めました。ガシャーンって、完全にシャッターを下ろしました…」
かくして、木津さんは部屋の後ろ半分、そう…おそらく鬼門・丑寅の方角を、完全に意識から消してしまったのです(笑)。これは、特別な力を持つヒーラマンだけに使う事を許された、
「この部屋は半分しかない」
というオリジナル技です。決して現実逃避では無いのです。
では、講話会に参加したヒーリーからのお便りです……。
突然、竹書房の誠ちゃんから、今度できる本のゲラ刷りをドサッと持って来られ、そのチェックと前書きなんぞ書いているうちに徹夜になっちまって、その足で渋谷へ木津先生様の講話会に、突然乗り込む。
行くっていう事は木津ちゃんにも安田にもダマテン。麻雀のダマテンは、裏からバッサリで汚いが、こういうダマテンはOKです。
木津ちゃんはさすが根性が据わった漢。俺なんか、無視して話しをぶっ飛ばす。安田の奴、
「講話会に来やがってェー来んな、来るんじゃねぇ、誰もあんたさんをお誘いしちゃいませんよ」
とこれ又、無視顔。
会費を払った以上は、お客様。たまたま開いていた、一番後ろの席に座ると、竹書房のとも子ちゃんが、きちんとノートを取って勉強していなさる。その隣の美人の女性も、前の方々も必死にペンを走らせている。
段々と昔の学生時代の講義に俺も入り込むが、ノートもペンも忘れて来た。仕方がないから、隣のとも子の大切なメモした上に、抽象化した絵と、象形文字を書く。
[写真:tomo]
木津先生の話しは、飛んで飛んでどんどん進む。ノートとペンは忘れちまったけど、午後の紅茶を飲みながら、バッグから「キットカット」のお菓子三点セットを取り出し、とも子ちゃんのお隣の美人さんにも配る。
一時間半、楽しくてためになる話しの連続でしたが、特にこれだけは実行したいと思ったお話し。
一つ、中国産のしいたけとかホウレン草を女房に毎日食させると、保険金が即座に入る。
二つ、幽霊が出るという人、眠れない人は、背中にスミを入れればいい。
我が家では一日おきに、女房そっくりのお化けが出て、俺も悩んで眠れないから、これは実行しなくちゃなるまい。背中に入れるスミは、和彫りの刺青か洋彫りのタトゥ、どちらが効くのかは質問できなかった。
そういえば、来る渋谷の街道にも、イレズミものやタトゥを入れた奴等がゴロゴロしていたけんど、確かに今日び、化けもんや幽霊が、一年中出るもんなー。
どうよ、とも子?ノートもペンも用意しなかったけど、俺の頭ん中にはしっかりと要点をつかんでるだろう。俺、40年間勉強してなかった割には、頭さびちゃいないよなー。
雀鬼

徹夜開けでフラフラなのに、木津さんを驚かす為だけに、渋谷くんだりまで出てくる会長。更に「午後の紅茶」と「キットカット」をコンビニで仕入れてくる細かい技の数々。終わった後、さっさと帰っていく潔さ…。僕は改めて思いました。
「一生、この人について行こう…(T_T)」
安田潤司
[写真:mastui]
恐い顔がパワーアップした松井選手と、ハイになって笑う木津龍馬大先生。

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