■2006/06/27(火)
≪ Vol.174
道場には、自覚しているかどうか分からんが、やる気がある者と、やる気が失せたり、やる気の出せない者、見えない者もいる。やる気を一時的に出すのは簡単だが、それを長く保つ事は難しい。
人間、弱っちまうと「被害者意識」で、我が身を助けに回る。そんな中に入り込んでも、自分を助けるどころか何もかもが嫌になっちまうし、やる気を取り戻すなんて不可能である。
被害者意識は自分を淋しくさせる。淋しくなると心の中も冷えてきて、
「温めてください」「優しさをください」
と、心が他の者を呼ぶ。
ところがぎっちょん、他の者だって、温かさを失って淋しい者達が多く、他人にあげられる程、持ち合わせちゃいない。
温かさとか優しさなんていうもんは人から貰うもんじゃなくて、自分の中に自分で創るもの。
自分の中にそれを持っている方をたまに拝見する。他人に温かさや優しさを疲れ切るまで出し切る人物もおられる。不思議なことに、その泉は枯れる事も無く、次から次へと湧いて出て来ていなさる。その泉の元の秘密は…
どうやら「感謝する心」にあるようです。
雀鬼
[写真:174]
温ったかいなあ、太陽は…。
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