■2006/06/26(月)
≪ Vol.172
高槻塾でHPを見て駆けつけてくれた方から、
「どうして、そんなに皆んなが楽しめるようにできるんですか?」
という質問があって、安田先生が、
「何んも考えないことですね」
と、一言で答えを返す。
まさに正確な答えである。こんなことをやったり、言ったりしたら、恥ずかしいとか、馬鹿に思われてしまう、周りを不愉快にしちゃうかもとか、危ないとか、そんな自我に自分を囚われていちゃ時を逃す。
間をはずすとは、時を逃すことでもあり間が抜けている。
麻雀だって、打てないものは、考えて考えた末に、間違いの一手を残してしまう。
考えが入らない、考えが瞬間的に決定されている時は、流れに乗れて、いい味を残せる。人間は分からなかったり、ダメだったり、弱っちまうと行動に移す前に考えに陥ってしまう。
安田中先生クラスになると、自分の中に感性の領域があって、その箱の中から、その時その場に合わせた玉が、瞬間に飛び出てくる。その玉がその場にピシッと当てはまるから周りも楽しめるんです。
もちろん普段の生活の中で、つまらないものと、こりゃあ、おもしろいという識別を準備して、自分の感性の箱の中に、それを溜め込んでいるセンスがしっかりあるから、それも可能になる。安田の中にある種でもあるからその種から実も花も咲く。その実や花を見せてもらって皆んなが楽しめるわけです。
ですから、楽しみとか、面白い場を創ろうと考えたって、決して実も花も咲く事はできません。ネタ作り、いや、自分の中に種を持つことが大切ってえことです。
安田は何時だって自分の種で、周りと勝負しています。志村も考えが入るとつまらんですが、少し酒を飲んで考えを消してしまうと楽しい男に変化します。まあ、スイッチが入るんでしょうねえ。
安田なんていう奴は、俺が居ようが居まいが、てめえ勝手にスイッチを切り替えてくるから、センスの無い者は、あの速さについていけない。
俺ですら、安田や志村の乗りに付いて行くには、ヘトヘト気味ですからねえ(笑)。
雀鬼
えー、お褒めに預かり光栄でございます。ですが、会長の切り替えの速さは自分などの比ではございません。志村の乗りに付いていくのがヘトヘト気味だというのは、道場生なら誰も依存は無いでしょう。
安田潤司
[写真:172]
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