■2006/06/13(火)
 Vol.160
以前に行った講演会で、控え室に案内されて入るとその土地の名士だか企業のお偉いさんが座ったままで、
「私は先生のファンでして…」
瞬間、こいつは俺を招いた立場だが「敵側」であると決る。ツラを見るのも嫌だったからすぐに背中を向けて窓の外を眺めていた。
「実は麻雀の…」「私しゃ、麻雀の事は良く知らないから」
と、話しをストップさせて、全く相手せず。偉そうな奴、無礼な奴には無礼で対抗、知ったこっちゃなかった。
先日の木津ちゃんとの「講話会」の控え室は気分が良かったなー。プライド出場の選手達がでっかい身体しているが小さい顔してさあ。そこには主催者側の偉い奴もきれいな案内役のお姉さんもいない。まさに漢っ気のある空間があっていう間に出来上がっちゃって、楽屋だけのふれ逢いで、俺の気持ちは大満足。ずーっとその空間にいようと思っていたのに安田の奴が「そろそろ入場です」と言ってきやがる。もちろん俺は微動だにしない。
「予定の時間が何分か過ぎましたので…」「何の?」
煙草に火をつけてゆっくりと一服。ビジネスや知識人との楽屋裏なら「ハイヨ」っと、とっととそんな所から出たいが、身体一本で生きる男達といる時間は気分がいい。
同じ気持ちである安田は、それを知ってか、ジッと待つ。
時刻は過ぎていく。
「木津ちゃん、安田と行ってやってよ」
の声で、彼らはお客様が待つ会場へ。楽屋に、司会者である安田の始まりの挨拶が聞こえてくる。
「いよいよ、大先生木津ちゃんと安田のトークショーの始まりかぁー」
と、俺は再び煙草に火をつけ、そば等の格闘家と近況の様子を話し込む。俺ん中ではこれでいい。
このまま、俺は楽屋にいて会場の方は木津と安田に任せておけば、どうにかやってくれるぐらいの気持ちだった。
本心は高まる緊張感でビビリまくっていた俺。待合席のイスから立ち上がれないほど、腰が引けていたのです!!後ほど、嫌がりながらも舞台に立ってくれた「絶好調のシャイ」な西島選手と俺とは同種な人種。木津や安田のように厚顔ではないのです(笑)。
まあ、講話会の方は木津大先生と安田先生がその場に合わせて見事に進めてくださったことで、俺は楽屋の袖で聞いているだけであっという間に終っちゃいました。
次回があるなら、度胸をもって覚悟を決め、勇気ある行動を行うつもりであります。
女性が多いので、男っぽい話は何かなーっと、心配してましたが、俺の見る限りでは男性よりも女性の方々の方がどんどん活き活きして食いついてくる感じが見えました。多分、男性は自分の生き様に反省の部分が多すぎて、肩を落としていたんでしょうねえ(笑)。
それにしても始まる前に木津ちゃんの奥様がやって来て
「昨晩から木津が、寝られないほど緊張していますので、よろしくお願いします」
と、伝えに来た。木津ちゃんも可愛い所があるんだねえ(笑)。
今回の講話会は手前味噌ですが、温かくて楽しかったと思うよ。会場全体に、すーっと一体感があったもんなー。
木津ちゃん、安田、おつかれ、ありがとう。
会場に来られた方も、皆んないい顔してたぞ、サンキュー。
楽しかったから、又来週もやるぞ!!
雀鬼

ありがとうございますm(_ _)mでも……来週だってさ…木津さん
安田潤司
[写真:160]

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