■2006/06/09(金)
 Vol.155
妖怪「Y」様
「Y」兄貴、妖怪「K」です。なぜ町田の雀鬼会に我々が妖怪だとバレタのでしょうか。6月6日に行ったことがアダになったのでしょうか?「666」のTシャツも封印していたのに・・・
雀鬼ともなれば我々の正体を見破ることは、いとも簡単だったのか。入口に貼られた魔よけの絵面は、強烈でした。我々が訪れる、わずか1時間で用意したらしいですよ…それにしても、あの呪文と歌の大合唱は激ヤバの言霊でした。こうなったらM78星雲からウルト…いや、やめましょう。益々墓穴を掘りそうです。恐るべきは雀鬼です。身も心もズタズタです。おかげさまで講話会、妖怪の集いの後に起こった「怒りの事件」もス〜っとなくなり楽になってましたよ。僕達も無事に成仏できるでしょうか。最後に午後の紅茶で乾杯なんて…泣けますぜ。せめてブラックジンガーか梅しょう番茶にしてくれれば、我々も復活できたのに…。もはや立ち上がる力もございません。あとは妖怪「Y」に任せます。
では。
成仏中の妖怪「K」より
   
という事で、あの日より現世から姿を消した木津さ……妖怪「K」さんからのお便りでした。「K」さんは、今頃どこをさまよっているのでしょうか?どこかで岩盤浴でもしているのでしょうか?
さて、成仏中の妖怪「K」さんが文中で触れている「怒りの事件」。僕等が町田道場に行く為に、駐車場に向っていると、三人の生意気そうな小僧達が、道を挟んでしゃがみこんでいました。そして、その道には捨てられた煙草の吸殻が…。
次の瞬間、お約束のように「K」さんのオーラが、グゥオオオオオオーーー!と音を立て、瞬時に巨大な赤オーラになっていったのです。
『やめてー!よりによって、こんな所でたむろさないでー!せめて携帯灰皿ぐらい持っててよ、僕たちー!』
平和主義者の僕は、心の中でそう叫び、泣きそうになりながらもポケットのダンヒルのライターを握り締めました。次の瞬間、「K」さんは、彼等の捨ててあった吸殻を足で蹴り上げたのです。彼等は「なんだぁ!?」という目で「K」さんを見上げました。
その瞬間です!
お天道様の声が「K」さんの心に直接響いたのです!それは、こんな声でした(一部抜粋)。
「私は短気ですから」なんて威張っている人いますよね。
欠点ですよ、気が短いということは。
「俺は性格がこうだからいいんだ」というふうに
開き直る人もいるわけです。
開き直ったら人間はおしまいです。
それは人間のクズです。
それは人間のクズです。

   人間のクズです。人間のクズです。
クズです。
クズです。
クズ……。

やがて「K」さんは、怒りを抑え、ゆっくりと歩き出したのでした。(ふぅ……助かったぁ…)
妖怪である「K」さんに、なぜ「人間のクズ」という言葉がヒットしたのか僕には分かりません。妖怪「K」さんも、早く人間になりたかったのでしょうか…。
「K」さんは今ごろどこかでギターをつま引きながら、「ゲゲゲの鬼太郎」を唄っていることでしょう。
では、明後日、新宿文化センターでお逢いしましょう…。
妖怪「Y」
[写真:155]
どこかの山奥で「ゲゲゲの鬼太郎」を歌う妖怪「K」

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