■2010/08/17(火)
 Vol.1415
先にズラかってきた俺。20日間近くの夏休みを終えて帰って来る。
最終班を道場で待っている。とにかく皆んなの無事を願い、岩場の海をちょいと冒険した者達が戻って来るのを待っている。海や別荘生活や集団の仲間作りが好きな者達が、楽しく日々を暮らせたことを現場で見守ってきた。
準備と後始末番長の歌ちゃん。娘が嫁さんを紹介したいと言わしめたシャボ。二日前に我が家まで俺を送ってくれた深山が、今日も片付けに駆けつけてくれたらしい。
「己れを捨てる」ってことを彼等が証明してくれる。
今年は天気にも恵まれ、若手の新屋、元郎が一日を仕切ってくれて盛り上げてくれたおかげで、今までにない「若者の流れ」が生まれていた。
俺個人的に申せば、人生初めて、
「夏に敗けちゃった」
気がする。
伊豆でバテちゃって、都会に帰ってもこの猛暑に夏バテで引きこもってしまう(笑)それでもどうにか、だましだまし海や夏の別荘を楽しめたんだが、次は分かんない(笑)
雀鬼流四天王の山田、多田、佐々木、金村も、20年経って年老いたのか、山田と金村の姿はちらっと見たんだが、山田はひと潜りして潜水病のような感じになり、金村は得意な格闘技で右手を痛めてしまう。多田なんか海が恐くって女の子達と海外へ逃げちまうわ、佐々木も海には近寄ってこない。
俺が彼等の年の頃には、海でも格闘技も現役でバリバリだったのに、、、、。
海と道場生から今年も「幸福」をもらい続けた5才になる孫のハルシが、最終日に、遠くの岩場の向こうから、小っこい子供用のモリの先にこれまた小っこい魚を刺して、「取ったぞ!!」と男の子らしく勇ましく、シャボに連れられて戻ってくる。
シャボとハルシの姿は何時見たって清々しい。孫にとっては海での初めての男の子の体験を、シャボと2人だけで作れたことは、一生の思い出となって残ることだろう。
経済的にも時間的にも、多くの犠牲があったろうが、雀鬼流でしか出来ない一夏がそこにあった。伊豆の海、そこで出逢った伊豆の「良き人々」にも、楽しみを頂けて感謝致しております。
雀鬼

[写真:1415]
ついにハルシくんが魚を突きました!岩場から海に入り、一通り泳いで漁港から上がる直前、ハルシくんがモリ(子供用)を要求してきたので渡すと、海に再び入り、あっという間に魚を突いて出てきてかなり驚きました。昨年シュノーケルを教わり少しずつ出来るようになってきたと思ったら、今年にはモリを持って海に入るようになって数回で魚を突いてきて、5才とは思えない姿でした。ハルシくんの嬉しそうな笑顔とハイテンション忘れられません。自分もハルシくんと同じくらい嬉しくテンションもあがりました。これでハルシくんも海っ子の仲間入りかなと思います。(シャボ)

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