■2010/08/15(日)
 Vol.1414
昨晩は海岸で打ち上がる夏の花火を丘に登って眺めた。
孫達と遊んで早目に寝てうす暗い四時に目覚める。
階下に降りるとしげるが一人で起きている。そばの部屋をのぞくと10人が眠っている。何時もの町田っ子達がめざしのように眠っている。
二階で寝ている俺の部屋でなく孫のはるしはシャボと同じふとんの中で、スヤスヤ寝ている。こういう寝姿を見るのもいいもんだ。
奥の方では歌ちゃんが防空マスクをして寝ている。仲間のためのイビキ対策。もう一方のイビキ頭のパゲラは廊下の先の玄関先で一人寝。
シンヤ番長も、何かあったらすぐ起きれるようにリビングの床の上でゴロ寝。
奥の部屋をのぞくと10人ぐらいの中で、一人壁に寄りかかって座って眠りこんでいる者もいる。どの部屋からも酒くささもなく、体力を使い切って眠っている。
六時になって、森の茂みの上に真夏の太陽が顔を出してくる。
海の恵みもありがたいが、毎度のシャボの一日がかりの皆へのスキンシップ、今年初の別荘番長を勤めたシンヤのタフさ、下北道場の深山の気遣い、元郎の明るい元気さ、毎日鼻血を出しちゃ血だらけになってるしげる、長期居られたパゲラ、名古屋の竹田のたくましい成長の伸び、出来なかった者、やれなかった者が、一つ一つ何かを発見して変わって行く。遊びながら、楽しみながら、笑いながら、皆して何かを身につけて学んでいる。
ここしか出来ない、今しか出来ない事をただやっていればいい。
男の集団、いや男家族って、楽しいやね。
誰が見たっていい奴は能力の問題でなく、
「自分をどれだけ自然に捨てているかで決まってしまう」
自分がやりたい事をやる者は、自己中心、身勝手、御都合主義。社会にゃそんなのばかり。
別荘では、自分を捨てられる者が輝いて見えている。ここしかない、今しかない体験をして、何人もが変わっていく。
どんな講演会をきくより、どんな良書を読むより、体験することが大切である。
専門家、オタク、マニア化されずその時、その場で起きている事に参加していればいいんだよ。夏って、生命に大切なことが沢山つまってる。それを知らぬ者達って多いよな。仕事やって酒飲んでってかぁ。まあそれも人生だよな。
でもな、歌ちゃんのように今年も道場生達が楽しめるために初日から車を走らせて準備してくれ、海へ出ても別荘でもカメラマンとなり、皆の思い出を残してくれ、東京と伊豆を5往復もして行ったり来たり、そして最後の後片付けまで残ってくれて、皆の楽しみを作り見守ってくれる姿に雀鬼流の導きがある。
ムコ殿が
「お父さん、時代に遅れてるんですよねぇ。」
「馬鹿言ってんじゃねぇよ。俺は時代を戻ってるんだぁ。」
又体力しばりの一日がやって来た。正直少々バテ気味です(笑)そろそろなー。
雀鬼

[写真:1414]
本当に別荘にはいい兄貴達がいます。シャボさんを初め、新屋番長、元郎、しげるさん、パゲラさん、歌田さん、竹田さんなど皆が自分の事など考えずに周りの為に一日動いてくれています。
そんなかっこいい兄貴の背中を見て、来た時には名前も知らなかった人が何かを感じ、学び、自然と自分を捨て、男家族の輪の中に入っていく。別荘は、そんないい循環のある気持ちいい空間です。
それも世間一般の夏とは違って、僕らの親である会長が教えて下さった、海、格闘技、ベーゴマなどで一日体力が尽きるまで体を動かして自然と眠るという時代を戻った生活の中で生まれてくるものです。
今年の夏も、この瞬間、この場に入れた事に感謝です!もうすぐ道場生の夏は終わりますが、残り二日全力で楽しみたいと思います。
会長、ありがとうございました。(深山)

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