■2010/08/07(土)
≪ Vol.1409
「ジージ、シャボさんが、お仕事しているのボクすっごく見たい。」「そうか、すっごくか。シャボさん、お仕事でちょっとシャボさんのお家に帰っちゃったからなー」「ボク見たい。」「分かったよ、ヨーシ今度見に行こうなぁ」「本当!!」
と、5才になった孫の はるしがいい笑顔を返して来る。はるしは、パパやママや妹も好きなんだが、昨年別荘で長い間めんどうみ、遊んでくれるシャボのことが、
「大好き」
どんな大人や先生のそばに居るより、はるしにとっては、シャボと触れ合える瞬は、人生最高の時である。幼な頃に、シャボと、はるしの関係に「楽しさ」と「安心」がはさまっている。
はるしも今に大きくなったらシャボのようになりたいんだろう。
俺だってそうなって欲しい。シャボの奴、別荘で自分の時間を捨てちゃって、全部はるしにくれてくれる。
日本中、全部の大人がシャボだったら「本物の平和な国」が出来る。
「ジージ、お盆過ぎたぁ?」「これからだよ」
シャボはお盆の間は仕事が忙しい。お盆が過ぎたら、又シャボと逢えることをお盆の意味も知らない はるしが何度も聞いてくる。
5日間、伴に暮らしたシャボが、、、シャボが帰った時、本当に淋しい顔していた はるし。
シャボがパパだったら、、、そうは問屋がおろしてくれず、はるしのパパは我が息子(笑)
俺が去っても、はるしとシャボの絆はこの先ずーと結ばれてくれることを願ってしまう。
俺も、はるしと同じ頃、母親の故郷で、「リンちゃん」という素敵なおじさんと遊んでもらった思い出がダブル。
そんなシャボが、お盆を待たずして、夜中に5時間もかけて、かけつけてくれてはるしは、シャボさん、シャボさんと一時も離れない。
親子の愛、男女の愛よりも、すこやかな、すがすがしい時が流れている。
かけつけてくれたシャボも明日になれば仕事に戻る。
再会は何よりだが、2人の別れは俺が見ていても忍びがたい。
シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん、シャボさん。なぁ、はるし。
雀鬼
[写真:1409]
ここ数年の別荘は自分にとっては、会長を酋長とする一つの部族の様な感覚です。
会長に海での遊び方、魚の獲り方を教えてもらったり、体の本当の使い方を教えてもらったり、会長の体験された貴重なお話を聞かせて頂き、そう言った学びの中で上の者が下の者の面倒を見て、またその下の者に伝えて行きそれぞれの味が出て来て、狩の上手な者、料理の得意な者、場を盛り上げるのが上手な者、格闘技が好きな者。
そんな中、昨年から会長のお孫さんである温舟(はるし)くんと触れ合わせて頂ける様になり、自分でもそれまで感じた事のない穏やかと言うか温かい気持ちで触れ合わせて頂いています。
けして血が繋がっている訳ではありませんが、道場生と一緒で家族と同じ様な、時にはそれ以上の大切な仲間です。
自分も温舟くんとの絆は本当に大切にしたいですし、裏切らない様にして行かなければと思います。
また数日間温舟くんと会えなくなりますが、いつ温舟くんが自分の仕事を見に来てくれても良い様に自分のすべき事をして、また温舟くんと遊べたらと思います。(シャボ)
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