■2006/05/08(月)
≪ Vol.122
純粋な白色と黒茶けた色を汚いところへ置けば純粋な白色の方が汚れが目立ち汚れやすい。この世の大人社会が作っている有様が汚ければ純粋なものほど、汚さに染まりやすいという道理も連鎖する。汚れを目立たなくさせることが上手で利口な人間がしたたかさや、ずる賢さや邪悪の姿で生きのびる。
生れた時は真っ白な赤ん坊も周りの大人が手を加えることで黒茶に染まる。赤ん坊は誰しも純粋で真っ白だからこそ、この社会の汚れが映り易いのかそれとも大人達がこの世は真っ白じゃ生きていけない事を知ってて、この世をうまく泳ぎ回れるように自らの手で染め上げてくれるのか、どちらにしても今よう日の世の中は早めに色変わりする様進めている。
「綺麗事じゃこの世は通らないぞ」
とはそういう学びなのかもしれない。
― 問答 ―
どこかの国ではチンパンジーの集団に人間が襲われて、何人かが死んだと言う。国際的な観光地であるインド洋のザンジバル島でもイルカ400頭が浜辺4kmに渡って乗り上げ死んでいたという。イルカの胃袋は空っぽで、方向感覚を失った可能性があるといわれている。
自然界で生きる生物の方が、我々人間よりもずっと純粋である事は分っているが、それ故に彼等の生態系にも、波動の狂いの影響が色濃く現われつつあるのだろうか。この世の狂いを彼らはすでに感じているのだろうが、我々人間の多くはその狂いをさほど分かっていない。この先我々はどこへ向かって進んで行くんだろうー。
雀鬼
[写真:122]
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