■2009/07/18(土)
 Vol.1120
何年か前に、今からヨーロッパで闘ってきますというプロゴルファーとゴルフ専門誌で対談したことがある。あるだけで、そのプロの名前すら忘れてしまっている。
昨日、何気なくTVをつけると、遼くんが世界のウッズと全英オープンを伴に回って2人して予選落ちしていた。
強い風が吹き荒れ、深いラフの草が大きく揺れている。風とか土とか草という厳しい自然の中での闘い。ゴルフをほとんど知らない俺でも、通常のコースに比べて厳しい自然と己との耐え比べ技術だけではすんなりいかないコースであることが分かる。
何となくゴルフ中継を見終わって、深夜のコンビニに下駄を鳴らして行く。
帰りの道に白いかたまりが歩いている。下着に近い格好で年老いた女性が映る。歩みを進めると、老女が大きな虫のように間灯の明かりで浮き上がる。大きなおしめ姿が見てとれる。スーと家の中へ消えて、カチ、ガチャという鍵を閉める音だけが残る。
若い遼くんが厳しい自然の中で、名も無い老女も人の老いの厳しさの中で生きている。
若者が向かう厳しさには夢や希望が待っているかも知れないが、老女の先には何があるんだろうか。
雀鬼

[写真:1120]
自分の場合は、道場で過ごさせて頂いていると先々を思うこともほとんどなく毎日が過ぎて行って、年齢的にもまだ実感をもてないのが正直なところですが、今がいかに恵まれているかや会長とみんなのふれあいの意味の大切さを改めて感じます。道場、雀鬼会は俺の生命線と仰る会長。2、30年後の周りや自分達はどんな風なんでしょうね。牌の音はジーコ道場になっちゃってたりして(笑)とりあえず、まだまだ若い今は出来るだけそれは無理!!などと思うことなくやっていきたいです。(橋本)

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