■2006/04/28(金)
≪ Vol.111
一昨日のレポートVol.109にて雀鬼会本戦で自分の駄目さを自覚した文を書きましたところ、会長からファックスを頂きました。
「安田君は何んも悪くはありませんよ」(笑)
ああは書きましたけんど、最後の行に、
「やっぱり俺かぁぁー」
とあったでしょう。安田君には長い間世話になったり、ここぞという時に、助けてもらってばかりであったことは、道場中が知る事実ですから、俺が書いた事は、その場の嘘というより、罰当りの能書を並べただけです。
安田もその後のレポートに、
「心はこなごなに砕けました」
とありましたが、俺もあの後凄ぇ反省していました。
「ならてめぇがやって見ろよ」
と言われたら、今の俺には出来もしないくせに、安田に頭ごなしのぶった切り。俺って残酷でひどいことをするよなーと、本音で昨夜は考えていた。
「安田君、ゴメンナサイ」
許してやって下さい。短文ですが、今日のところ、
「この文体は本音です」
雀鬼
えー……会長に「安田君、ゴメンナサイ」などと書かれてしまうととても恐縮しています。自分の方こそ反省レポートを書いて会長にいらぬ心配をお掛けしてしまったようで申し訳ありませんm(__)mでも、「ならてめぇがやって見ろよ」なんて絶対誰も思わないですね(笑)実際、やられても困りますし…(^_^;)
でも、反省していたのは決して会長にレポートで書かれたのが理由ではなく、自分で見落としていた「昔から直せない悪い癖」を雀鬼会で再度自覚させていただいたからです。変な話ですが、そう自覚できた事は「本当にありがたいなあ…」とつくづく思っています、はい。
後、ああいう文を書いたのは、日頃、雀鬼会選手が試合に臨んで
「雀鬼会の試合で、どういう事を感じたのか」
を書いてみようと思ったのも理由の一つです。会長からご覧になった「雀鬼会の試合」はみなさんも何度かお読みになっているかもしれませんが、選手自体が、どう感じたかはあまり知らないと思ったので。それは、昨日の丸と清川のレポートも同じです。
でも、選手みんなに共通するのは責任のある立場になればなるほど、試合終了後に反省点が明確に見えてくるところだと思います。それは結果の勝ち負けに関係ないですね。その都度、今の自分の修正点と課題が浮き彫りになるわけです。
あのスピードの中では誤魔化しやテクニックは通用しないですから、全部浮き彫りになってしまいます。ありのままの自分が。人間はぎりぎりの限界点に近づくほどその人の本性が現れるものですから。
でも、だからこそ、面白い。
何よりも、信頼できる、自分を隠さずそのまま見てもらえる、自分を預けられる会長や仲間たちがそこにいる訳ですから。同卓者や審判がずるい人達だったら、自分も隠そうとするし、何か注意されたら「あんただって」とか「だって俺は」という発想になって言い訳したり隠そうとしちゃうでしょうからね。
「麻雀も心も隠そうとするから悪くなるんだよ」
と、会長は言っています。
裸のままでいるから怪我もするだろうし恥ずかしい思いもする。だらしない裸をさらしたら怒られるでしょう。
でも、フリチンで居られなくなったら、雀鬼会じゃないですよね。
素直と勇気を持って自分を隠すことをやめ、ちょっと手を離したら、すごく楽で自由だと思います。
裸で見られても恥ずかしくない自分。そんな自分に少しづつでも向かっていけたらいいなあと思います。
道は無茶苦茶遠いですけど(笑)。
安田潤司
[写真:111]
中邑真輔・画の会長
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