■2009/07/01(水)
 Vol.1102
全日本柔術連盟の代表の渡辺さんから、「ヒクソンが、さくらいさんは来てくれるのかなー」
当然である。
一年振りに浜松まで、ヒクソングレイシー杯の柔術大会を、道場生40名余りと駆けつける。
ヒクソンが日本代表を認める渡辺さんは、何時お逢いしても紳士的。ヒクソンと俺との間にある深い絆も、間に入って最もよく理解してくれる。
[写真:1102a]
ありがたく何かとお世話になってくれる。渡辺さんが、会場でたった一枚しかない特別なパスを用意して待ってて下さり、ヒクソンの待つゴールド室へ、一年振りに愛しあい認めあうヒクソンと逢えた。逢えば当然ハグから始まるが、今回はハグと同時にキスまでされる。
[写真:1102]
「ヒクソン、俺に惚れてるの、それともホモになっちゃったの」
というジョークが第一声で会話。特別室はヒクソンの身内と俺とお伴の道場生だけということで、楽しげなジョークを互いに交わす。
俺とヒクソンの再会が醸し出す男と男の空間を、数人の道場生等も幸せそうに見守ってくれる。
大人とされる人達と逢っても、さほど面白いことはない。むしろ逢ってもつまらんと思える大人の方が圧倒的に多いんだが、ヒクソンと逢うと何時も俺は嬉しくなっていく気持ちばかりが増大する。
[写真:1102b]
特別室で俺一人独占するのも気が引けるので、何時間か過ごして、会場の試合を覗きに行く。屈強なボディガードが要所要所を固めているが、俺だけはどこもかしこも、ヒクソン並みの顔パス。
柔術の試合の方も、選手すら入れない柵を越えて、8面ある試合場のマットの一つに近付いて観戦。誰一人座らない席だなーと思って見ていたら、その席は世界中から集まって来た選手の試合を、審判する方用のイスだったらしいが、3人いる審判の主審の人が寄って来て、
「先生に試合を身近に見てもらえて光栄です」
と、どかされるどころか、審判団も熱がこもる。
700名余りが参加した大会だったが、すぐにあっちこっちで次から次へと始まる試合の中で、二人だけ凄くよい動きをする選手が目に入り、気にかかって、主審の方に声をかけると、
「さすがお目が高い、あの選手達は、特別推薦招待選手なんです」
続く
雀鬼

6月28日(日)浜松アリーナで開催された、ヒクソン・グレイシー杯2009に今年も行って参りました。会長の文章は取材の方々がお見えになったので、今日の所はここまでで、あとは続きとなります。
自分も会長のお伴で特別室に入らせて頂いたのですが、やっぱり会長とヒクソンさんの雰囲気、空気感は特別です。ヒクソンさんは、変わらずにカッコ良く、会長の楽しげなお顔を見ていると、自分達も楽しくなり、この光景が目の前で見れることは非常にありがたいことと思えました。全日本柔術連盟代表の渡辺さんには、今年もお世話になりました。本当にありがとうございました。
皆様、続きの会長の文章も楽しみにお待ち下さい。(ジーコ)

 [Home]