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■2009年5月15日(金) Vol.1075

「おめでとうございます」
と、講談社の丸木局長から一報が入る。 ここんところ忘れていたあの本が 10万部を突破したという。
「いや、おめでとう」
と、こちら側から返すんだが、
「凄いですよ」
と言われても、実感どころかまさに他人事。 「おめでとう」「凄いです」って言われても 全くピーンとこない。
次電で担当の高木くんからも同じ言葉が飛んでくる。
「凄いって何が?」
と問うと、 本ってぇ年間6万部出版されるんだってさぁ。 その中でこの時世10万部を超えるのは
「ざぁーと計算して0.02%弱ぐらいです」 「そうなんだ。それにしてもあんな本、  何で売れたんだろうねぇ」 「会長のお力ですよ」
それでないことだけは俺にでも理解できる(笑)
本もそうなんだが、俺ってほとんど力も入れない。 どちらかと言えば遊びながら進めている。 ただ、出版元には迷惑だけは掛けたくねぇなーとは思っている。
あの本だが、もう一回読んでみなけりゃいけねぇな(笑) タイトルと中味が違う本をな。

          雀鬼




10万部がどういうことなのか分からなかったですが、 0.02%と聞いて「おぉー!」と思いました。
出版関係のいろいろな方が仕事で道場にいらっしゃりますが、 会長と触れ合えて、楽しんで帰る方が多いです。(橋本)

■2009年5月14日(木)その2 Vol.1074

昔、昔、その昔、 「伝説の雀鬼」を書いて下さった 柳橋先生が取材に来てくれるという。 その時間に道場にやって来ると、 「ふくろう」のように小さく固まった先生が 薄目を開けて待っててくれる。 お宿からここまで来るだけで全ての体力を使われた様子。 今にも倒れそうな柳橋先生のお身体だけが心配。 先生は心残りである俺の作品を完成したいらしい。 そのお気持ちだけはありがたく、黙っていても伝わって来る。 担当の竹書房の誠が真ん中に入って通訳をしながらも、 つながらない中で取材をする先生のお耳を思って、 俺も何時の何倍ものでかい声で応答する。 明日が先生の誕生日ということで、 75才になられた先生を道場生等で祝う。 「私より500才年上が織田信長なんですよ」 と先生。 道場生は訳も分からず笑いながら聞いてくれている。 それでも取材は3時間になり、今にも先生が倒れそう。 取材が始まった頃、今川が何時のように立川の先から 道場で一打を打ち重ねるために通って来てくれている。 「今川、悪いんだけど、  先生も帰りがそっちの方だから送ってくれるかい」 俺の願いを気持ちよーく、嬉しそうに 「ハイ!」 と一言。 それから何時終えるか分からん取材を 卓にも着かずに今川は立って待っててくれる。 歩くこともおぼつかない先生を スタッフが介護役に回って車まで御案内。 先生も心一つでやって来て下さったんだろうが、 道場生の今川は立川の先までトンボ返しさせちゃった。 今川には本当スマンことしちゃいました。 俺の本の完成なんてどうでもいいんだが、 先生のお身体や今川の心遣いだけは記しておこう。

          雀鬼




なかなか自然に自分の都合や損得なく動けませんが、 今川さんのような存在があると 僕達もそう在ろうとする気持ちを持たせてもらえます。 いろいろな人がいて、良い影響を与えられる時も 悪い影響を与えてしまう時もありますが、 良いも悪いも学びとし、意味を残す道場は ホントおもしろく、すごいなと感じます。(橋本)

■2009年5月14日(木) Vol.1073

今方式の雀鬼会本戦では、 「卓上評価点」があって、 自分のことだけでなく、 打ってくれる周りの者達の調子や姿にも関心が増してきている。

大昔の暮らしや、 先住民族の方々のように獲って来たものは集族皆んなの物。
農耕民族から発生した蓄えて一部分の者達が豊かになる、 今日日の有り方のもっと戻った所へ、 雀鬼会は行っちゃっている。

雀鬼会は日々変化をもたらしているが、 進歩どころか後退していると言った方が的を射ている。 選抜やJrの選手の席に座ったとしても安全は無い(笑) その下のリザーブリーグといった初心者の集まりがあって、 のろのろとしていればその席が突如変えられてしまう。
全て決定している治まりでなく、 定まらない中で行われている。 固定観念というか、 定まりを求めてしまうことから 不自然が感じるんだよな。 とにかく皆しておもしろくやって 行ければそれがいい。ねぇ花ちゃん。

          雀鬼




写真はJr.リーグの評価点 発表シーン。

自分も昔はみんなの為に打つとかは、 頭ではわかっていても正直ピンときてなかったのですが、 今期になって自分の固い頭でもようやく心からわかってきた気がします。 みんなで作る卓上評価点、本当に面白いです。(ジーコ)

会長の、その場を面白くするための工夫というか、 気付きには、いつも驚かされます。 一見、関係無い様な方向や、一見厳しくなりそうな事でも、 ちょっとした工夫、意識の持って行き方で、俄然楽しくなってしまいます。 それはもう完全にマニュアルでなく、全体を見て感性を働かせ、 ひょいっという瞬間に出て来ます。 あまりに何気なくやられるので僕らはついていく だけになりがちですが、是非見習って自分らも出来る様に なりたいところです。(花岡)

■2009年5月12日(火)その2 Vol.1072

俺のやりたかない仕事を 引き受けるようになってしまった。
長年のお付き合いをさせて頂いている、
「賢い身体、バカな身体」
の共著で俺は楽をして お一人で大変な御苦労をかけてしまった。
古武術家であり、 今や文化人の領域まで登ってしまった、
甲野善紀先生と九州は八幡の方で 講演をする次第となってしまった。
甲野先生にとっちゃお手のもんの範疇なんだろうけんど、 遊びの旅しか行きたがらない俺にとって、 外まで出てやる仕事はどうもやりたかない。
甲野先生は今や大学の講師をなさったり、 今もフランスまで文化なんたらの集まりで招かれてお仕事中。
まさに甲野さんは先生を日々重ねて おられるんですからOKなんですが、 こちとらと来たら、たかが雀荘のオヤジ、
どう考えたって、 不釣合いな関係を承知で引っ張り 込んじゃった要因は主催者側にあるんだから、 その日どうなるかなんて正直 知ったことじゃありませんったら(笑)
賢い方は甲野先生に全てお任せして、 俺は馬鹿な方を引き受ける以外に道はない(笑)
一部では一般の方もOKらしいので、 俺のバカ振りを見たい方は、 どうぞ遊びに来て下さいやし。

          雀鬼




なんと会長と甲野先生のご講演が九州で開催される予定となっております。
公開対談型講演会 日時 7月4日(土)14:30〜16:30講演予定 場所 福岡市中央区天神 イムズホール (400名収容)
今の所、全て予定となっておりますが、 九州在住、近辺の方々はこの機会に是非と思います。 その他詳しい事はHPの続報をお待ち下さい。 よろしくお願い致します。

■2009年5月12日(火) Vol.1071

今期の雀鬼会は面白い。 牌さばきの無駄の無い美しさを求める体構えへ、 一打を決断する潔さを見せる心構えを持ってして、 打ち合う選手達に「評価点」がつく。
良く打てたなで、AからA'、 まあまあ打てたなでB、 少しなーでB'に落ちて、 全くダメでC。
選手ならば最低B評価を重ねれば合格点の領域に入る。 何戦まで試合が行われるかは今だ未定だが、 選手達は「打てた」という領域を目標に日々鍛錬している。 もちろん俺からの指導もその部分が濃くなる。

雀鬼会本戦で最も高く評価されるのが、
「個人評価点のポイント」
二番目に存在感を示す為の打数があり、 三番目に四人が打って、共鳴、共感、一体感、 卓上に清い流れや緊迫感を作り出させる、 四人の合計評価点が重要視されるが、 打ち合えるメンツは抽選で決められることで、 多少の運が入り込む。

唯一の選抜エントリー選手である、 金村尚紀と打つことを誰しもが願う。 彼の打ち筋に合わせられれば、 普段以上の打ち筋を残せる可能性が拡がるからだ。 俺もそうだが、本気でやる気がある者達の中で、 このラインを掴もうと狙っている。
四番五番と過ぎてやっとこ勝った敗けたという、 得点の差異が出てくる。 今や雀鬼会では世間では最も大切とされる得点上の、 勝った、敗けたは忘れられるほど、 意味を持たなくなっている。

先年、「牌離」を感じていた俺だったが、 今や雀鬼会という環境もそうなりつつある。 昔それなりに打てる者達に向かって、
「お前等はどうせかっこよく勝つなんて到底無理だから、  せめて卓上に向かったらかっこよく敗けてみろよ」
と導いたことがある。

得点上の価値には、 ほとんど正義は見当たらないもんなんです。

          雀鬼




今の雀鬼会は本当に勝った、負けたの得点が関係無く、 試合が終わっても評価点の話しばかりです。 得点は何日か経って、 そういえば誰が勝ったんだっけなーという程度の扱いです。 結果を求めず、みんなで内容を求める、 こんな事を本当にやっている、出来ているのは、 世の中でも雀鬼会だけだと思いますよ。(ジーコ)

肝心の選抜選手選出の時も、 いわゆる得点による順位表は見あたらなかったですね(笑 町田で発表があって、下北に戻ってから 「そういえば誰が予選優勝したんだけって?」感じでした。 とにかく、1試合終わっても、次は誰と当たるんだ? 何点位とれそうだ?と大変。 自分と当たる方々大変ですが、よろしくお願いしまっす!(花岡)

■2009年5月9日(土) Vol.1070

今日の選抜、みんなの願い通り、 金村、佐々木、古島、清川で 満点に近い19点の新記録を作ってくれた。 清川一人がA'だったが、夢を残すA'評価だった。
この卓の他に、二卓が同時に行われたが、 打てない、身体使いに悩み苦しんでいた歌田が、 どうにか先日の特訓が効いてB評価を取って、 卓評価点を14pまで上げて合格。
もう一方の、メンツ的には不合格決定のような 沓掛、永井、理絵、そして前回の一回戦で たった一人最低評価点の花岡が、 何時も以上に試合中に俺から激が飛び、 どうにかCからB'へ上げて、 最後はB評価まで引き上げてやる。 四人でオールBを残せて、 このメンツで合格ラインの12pを取る。
前日終えていた打てる者の多田と陽太が入った卓が 11pで1点足らずからみれば、 おごれる者と必死組の姿が見えてたようだ。
選抜総合点も前回の58pから10pも上乗せして 68pと60pの壁を越え、 全体意識の向上が計れたことに 選手全員の喜びがふくれる。
一人や二人が喜びを掴むことが 試合や勝負の在り方だろうが、 この方式を採ると、一人が四人になって、 それがもっともっとふくらんで、 20組全体の喜びも目標作りとして成せる。
誰が得点を稼ぐなんて二の次の三の次。 もっともっと仲間達で作れる喜びが いま道場の本戦の中で起きている。
そういう意味でも今回の選抜選手は 雀鬼会史上最高のものを作り出そうとしてくれている。
「みんな、ありがとうな」

          雀鬼




会長、先日は夜中まで御指導して頂き有難うございました。 ずいぶん久し振りの「B」評価でしたが、 教えて頂いたことに少しでも返せたことと、 選抜全員で喜ぶ事が出来たのが嬉しいです。
まだまだ不安定で今日も会長や審判の方に 修正して頂きながらのレベルですが、 70点越えの足を引っ張らないように 今日の感覚を確かなものにしていきたいです。
ある意味自分と花岡さん次第の所もあるので。 ね、花岡さん。(歌田)

やったぁ〜 会長のおっしゃる通り自分ひとりB'だと 他の3人はBだと思ったので申し訳なく 卓評価合格はうれしいです。
試合後みんながバラけたとき、 一番に歌田さんと握手しました(^_^) 会長、激、ありがとうございました! これからもがんばりまっす!(花岡)

■2009年5月7日(木) Vol.1069

その場のノリで気持ちが 動いて行動を起こしちゃったんだけど、 一日経って気付くと、 七ヶ月の孫に差し出してしまったものが もうすぐ支払う納税分のものだった(笑)
税金を国に納めることが義務らしい。 義務を果たすことで何等の権利があるらしい。 俺もそれなりに社会のレールの上に 乗っかっているらしいが、 どうもこの義務と権利という言葉が好きでない。
だからって 国に納めなければならないものを、 何も知らない孫の方に渡してしまう己の愚かさや 馬鹿さかげんを感じている(笑) だけんど、俺自身、そういう自分の 馬鹿さかげんは嫌いでもない。 俺もこの先何時か存在すら 全て失う時が必ずやってくる。
一個一個欲しいものを一つ一つ失っていくのは 自然の摂理かもしれない。 得ることだけが当たり前のようにあるが、 失うこともその分あって物事であろう。
政治家や経済人やマスコミが 今や100年来の不況と 騒ぎ立てているが嘘ばっかりだ。
終戦直後の貧しさを俺も体験している。 あの頃は食うものにも困るほどの何もない時代が 半世紀ちょいと前にあったじゃないか。
もっと太れ、もっと豊かにを求めて起こした大戦。 そして大きな悲劇を生み出した。
「小さいながら楽しい我が家」
それが維持できればいいんだよな。

          雀鬼




仕事が無くなるのは困るかもしれないけど、 減るのは必ずしも困ることでは無いのでは。 人は幸せなら間に合ってるはず。 お金は幸せになる為に必要かもしれないけど、 稼ぐ為に不幸になったり、稼げないから不幸だと思ったり、 手段と目的があべこべになってる気がします。 とか、能書きが必要無いくらいみんないい笑顔の写真っすね!(花岡)

会長にHP用原稿を毎回書いて頂いてますが、 何故に会長がここまで書かれるのか、お尋ねしたところ、
「それはなぁ、こうやって書いていれば、  いつか花岡さんがコメントを返してもらえる、  そう思ってそれを楽しみに書いてんだよ。」
と会長がおっしゃっていました。
そして今回のHP、 遂に花岡さんがコメントを書いてくださいました。 やったー!!嬉しいです。 しかも内容も深くオチもちゃんとある素晴らしい文章、 ありがとうございます。 これは自分の本心です。 決して町田ん家のノリではありません。 コメント本当にありがとうございました。(ジーコ)

あっあざっす(汗 自分もスタッフがコメント書いてくれないと ぷりぷりしてた時期もありましたが(笑)、 スタッフがコメントを書いてくれるように なったのは会長のマジックだなぁと思っています。 ありがとうございます(^_^)(花岡)

■2009年5月6日(水) Vol.1068

今日でゴールデンウィークが終わる。 毎年この時期は混み合うていうことで どこにも出掛けないんだが、 今回ばかりは俺は明らかにくすぶっていた。
三日間、外へ一歩も出ず、籠城状態。 我が家の同居人は、連休に限ったことじゃないが、 伊豆だか箱根だかで、顔を合わせることもない。 それは結構俺にとっては好都合なんだが(笑)
一人でめし食って、風呂入って、 活字を追って時間を過ごす。 一日目は楽ちんだったが、 二日目になると心身伴になまってきて、 三日目には己が腐っていくのがわかる(笑) のんびりとも静かとも違う、 自分自身が傷んでいくのがわかる。
夜はずーと起きていて、昼が来て、 夕方ぐらいになって嫌な疲れがやって来て、少々眠る。
「俺って最低」
って自分に言っている(笑) 己のくすぶり化を実感すると 結構嫌なもんですね(笑)
長い一日をほとんど寝室で過ごしていて、
「俺がこのまま消えちゃっても、  しばらく誰も気付かねぇんだろうな」
と、自分の存在の小ささも感じていた。
早矢香から電話が入る。
「お前、今どこよ」 「横浜ですよ」 「まだ居たのかよ」
早矢香は残念ながら調子が悪くって とうに全ての試合に敗けちゃっていた。 俺ん中では世界卓球は 早矢香敗退で終わっちゃっていた。
随分と長っ話をしたっけ。 身体の動かし方、精神的なもの、 次から次へ問うて来る早矢香に俺なりに答えている。
あげく、俺って卓球って全くわかんねぇから スンマセンてぇ謝っている(笑)
「卓球じゃなくて、  これからも平野早矢香を見守って下さい」
と、俺の気持ちを当てられる。
「お父さん、お食事は?」
と、連休を旦那様の田舎で過ごしていた娘から電話が入る。
「『あおと』君に逢いたいでしょう。」
またまた俺の気持ちを当てられる。
子供の日を初めて迎える孫が、 少し逢わなかっただけで、 天使の羽根が小さくなって、 いたずらっぽさが少々出て来ている。
五月人形も買ってあげなかった孫に 「これあげる」と本物の自動車が買えるものを差し出している おかしな爺ちゃんがそこにいた(笑)

          雀鬼




■2009年5月2日(土) Vol.1067

立ち食いそばと雀荘。行きなれない所、 良い人は入らない雀荘なんて行っちゃったもんで、 帰ったら頭がガンガンしてくる。
熱は毎度の事だが、頭痛がひどく寒気がする。 慣れないこと、賭け麻雀で あっという間に500万も稼いだら最悪です。
その罰が当たったことも、自ら招いた罰。 一日家で休養していたが、少しも良かならない。
「明日11時から平野さんのダブルスがあります」
治らなければ行けない。TVをつける。 早矢香と愛ちゃん組が勝っちゃった。 困った、治さなきゃ。
朝、歌田君が車で迎えに来てくれる。 一応セーターを二枚重ねて外へ出ると、初夏の暑さ。 会場に着くと、昨夜遅くまでボーリングをやって遊んでいた キノコ荘の3人と数人の道場生も来ていた。
一昨日の席は見やすかったが、 今日のTV局が用意してくれたランクの上の席は 早矢香達の台からずーと離れている。 生で見れず、会場のモニターで観戦。
シングルで敗けた夜に
「私の人生が終わっちゃいました」
と弱り切っていた早矢香だったが、 少々だるそうに試合をやって勝っていた(笑)
さぁ、とっとと帰るぞと外に出ると、
「逢える時間がありますか」と来た。 「分かった、飯でも食おう」
と、一昨日とは違って、 通常のホテルの和食に席を取る。 セットメニュー12,000円を見て、 小鉄と歌田が引っくり返る。
食欲を失せていた早矢香も少々箸をつける。 神経もやられ、身体も右半身がカチカチだった早矢香だが、 少しでも楽になれたら良かったんだが。
少々身体を調整して、もう帰るぞの声に、
「私って卓球バカですかねぇ」 「うん、馬鹿だ(笑)」
帰りの車ん中で
「馬鹿が一つだとオタクマニアになっちまい、  馬鹿ばっかじゃ阿保になる。  馬鹿は10種目ぐらい持ってねぇとな」
と、小鉄と歌田に話して聞かせている。
早矢香には足し算でなく、 明日は掛け算でやってみろと問答を出していた。

          雀鬼




今日も平野さん・愛ちゃん組のダブルスは勝ち、 明日の準々決勝まで進みました。 明日は中国の強い選手と当たるので、頑張って欲しいです。
それにしても、今日はホテルで平野選手との 触れ合いがあったとは・・・・。 2回連続で行かせて頂くのはおこがましくもあったので 自分は行ってないのですが、帰って来た小鉄さんの お土産話しを聞くと、本当に羨ましいです。 自分もやっぱり行けば良かった・・・。(ノック)

■2009年4月30日(木) Vol.1066

3時15分のダブルスへ行く予定だったが、 予定を急遽変えて12時15分から始まる シングルスから行ってしまった。



会場には朝一番でキノコ荘の三人組や 古島達が席を取りに行ってくれている。 早矢香の試合には少々早いということで、 駅前の安い、安いコーヒーショップで一服する。
会場に着いてみると、良い席は全て埋まっていたが、 ミキハウスの卓球部コーチをなさっている山田俊輔さんが 気を使って下さって、一番見やすい席を御苦労の中、 用意して下さり、早矢香が余裕を持って勝つ試合を見させて頂く。
良いのか悪いのか、 早矢香の顔から「鬼顔」が消えて、 可愛らしい乙女に見え、 全体的に一回り小さくなったように見えた。 楽勝だったが、右側への動きの悪さが気になる。 俺に気付いて、笑顔で退場する早矢香。 やっぱり早矢香にゃ笑顔が似合うと思って会場の外に出る。
向こうから高校生のような小柄の子がバックを担ぎ、 携帯をかけながら歩いて来る。 傍まで来て俺に気付く。
「又後でかけるね」
と早矢香が傍に寄ってくる。

「ワァー、本物の平野さんだ」
と数歩下がるが、
「何で逃げるんですか」
と捕まる。



少々立ち話をしていると、 御年配の方々が沢山集まって来て、写真を撮っている。 俺のファンなら、皆さん若者ばかりなんだが早矢香は・・・・。
次の試合まで二時間以上あるということで、再び別の安い、 安いコーヒー屋で暇をつぶす。 そこに俺が居るよということで、会場に来ていた道場生が 続々来店して、安いコーヒー店は道場生で一杯になってしまう。



3時15分から始まった愛ちゃんとのダブルスは、 相手が格下らしくこれも楽勝。 シングルで強い早矢香が、ダブルスの方が動きが良く見えた。 早矢香組は楽勝で早々終わったが、次の早矢香の シングルスの試合が7時30分ということで、長い間が又ある。
「多田、どうする」 「会長、一度道場に戻りましょう」
と電車乗り場に向かう。

ところがですね、ちょいと上を向くと「麻雀」という 看板が目に付き、そこに居た20名余りの者達と、 そんな所に足を踏み込んでしまう。
店内は広かったが、 セット卓でおじさんが打っている。 ならばと己の生き様を大修正して、 千点五万円の卓を立ててしまう。 鴨はパゲラ君。 箱点が3回続いて、あっという間に500万がとける。
ここ20年、ノーレートか、良いとこ50円の麻雀を、 道場以外では打たなかった。 俺の礎を破ってしまう(笑)



雀鬼が他店に登場、ありえない。 たんと久し振りに稼いだ後に、食事タイム。
「何食べる、どこ入る」
と探している間に安い安い、とても安い 立ち食い蕎麦屋に入っている俺がいる。 雀荘もそうだが立ち食い蕎麦屋もダブルでありえない。 暇を潰したというより、路頭に迷った俺の空間があった。
茶を二回、飯を一食頂いて1000円でOK。 これってありえない。 そのせいだろう、俺のくすぶり化が早矢香に伝わったのか、 勝てる相手に負けちゃった。
早矢香が泣いているが、笑顔の早矢香以上に 負けて泣いている早矢香を愛しく感じている俺がいた。 山田コーチ、御父母様、 皆して一日、大変ご迷惑とお世話をお掛けしました。
「あーあ、卓球って楽しいよなーー」(笑)

          雀鬼




今日は道場生26名で早矢香さんの応援。 朝から行って席を取ろうとしていたのですが、 試合開始前にはメインの応援席に人が一杯!! 山田さん、平野さんの御父母様には席を取って頂き、 本当に助かりました。ありがとうございました。
みんな卓球は本当に知らず、ズブの素人の集まりなのですが、 平野さんの応援でとても楽しめました。 負けてしまったのは本当に残念ですが、次も機会があれば また応援に行きたいですね。 というよりも、、自分は早矢香さんとツーショットで 写真も撮らせて頂き、スタッフにも関らず 一番楽しんでいたのは自分かも知れません(笑)(ノック)
卓球の大会?なんて勿論行ったこともなく、 盛り上がらないと聞いていたのですが、 やっぱり、知っている選手、応援する選手がいると 俄然面白かったです。 そして、なんと、会長と、セット雀荘や、立ち食いそば! なんとも不思議で楽しい一日でした。 早矢香ちゃんは、ん〜惜しい!悔しかったですが、 まだダブルスもあるし頑張って欲しいです!(花岡)

■2009年4月29日(水)その2 Vol.1065

「感覚打ち」
麻雀ってなー、頭使って考えて打つなよ。 感性、感覚で打つんだ。 と言い続けてきたが、 それに触れたり体験した事がないもんには、 ただの言葉としか聞こえないらしい。
社会の向上とか進歩とは 知と技術で成り立っていることで、 人はそれに慣れて、 知識を重ねてテクニックを磨くことで、 前や上へ進んでいるが、 知とかテクニックに頼らず、 かえってそんなものが ジャマになる分野が確かにある。

昨晩は町田でも打てないジーコと歌田を座らして、 その領域まで感じれるよう、徐々に導く。 三時間も経った頃、 彼等から考えもテクニックも消えて、 感じている空間のとばっ口に 入っているのが見れるようになった。 身体全体を使っているのだが、 それぞれの身体の部分から 支点というか力みがとれている。 何時の間にか、一つ一つダメ出しされていた動きが、 良くしようという意識を持たずして、 自然に良くなって見える。

打てない二人を連れて やっとこ感覚の世界を覗かしてみたが、 彼等も又明日になれば、 自分の習慣の部分であるテクニックや、 思考の分野に引き戻されちゃうことでしょうね。

感覚の分野も多種多様な要素を作って、 作ったものを全部捨てたような時に起きる。
感覚を掴めた、出来たと思った瞬間、 それはスルリと抜けて出て行ってしまう。 出来なきゃならないことが、 出来たと思っただけで出来てない。 禅問答のような感所なんです。

シャボン玉のように、 ふーっと出来てパチンと消える。 あるいは風や空気のようにあって、 存在は見えず、 掴めないものに似ている。 ジーコも歌田もその瞬間は とてもシンプルな存在に見えていた。

          雀鬼




会長、昨夜は夜遅くまで 御指導頂きありがとうございました。 今まで感性で打つ、感覚で打つという 言葉はもちろん知っていましたが、 どういうことなのか解ったこと、 体験したことはありませんでした。 会長より直接教えて頂いて生まれて初めて、 感覚で打つってこういうことなのかと 実感出来る瞬間がありました。 牌を切るというシンプルな基本動作、 これがかなり難しいのですが、 会長以外の人からこう打つんだよと言われても、 到底信じられない動きの中に深い意味があり、 意識を飛ばして感覚で打つということが、 ほんの少しでしたが出来たように思います。
今日やってみたら、やはり昨夜のような 感覚では打てませんでした。 それでも自分も歌田さんも 一度体験させて頂いたのですから、 感触を思い出しながら、 また少しでも近付けるよう練習していきます。 会長、本当にありがとうございました。(ジーコ)

■2009年4月29日(水) Vol.1064

東京ディズニーランドを経営なさる代表殿から、 時折りチケットを送って頂く。
この春にも新しいアトラクションが増えたことで、 チケットが送られて来る。 近々に孫の一人が誕生日を迎えるということで、 「グットタイミング」ていうことで、 息子が持って行っちゃう。

その息子が10才頃、 今は亡き俺の母親と伴に、 アメリカのディズニーランドへ 連れて行ったことがある。
外貨1$360円の頃、 日本には小さめな遊園地があった頃、 俺も子供の頃はディズニーのアニメを ワクワク見ていたことで、 夢のような光景を、 出たての重たくて、 でっかいビデオカメラで写し回った思い出がある。
右肩にでっかいカメラ、 左肩には鉄の塊のような これも更に重いバッテリーケースを担いで、 動き回れたんだから俺も若かったよな(笑)

そんな影響か、 我が家の家族達は一年に何度も ディズニーのテーマパークに行っている。 俺が前回行った時は足を痛めていて、 車椅子の世話になっちゃっていたが、 歩けるうちに、今度楽しみに行こうかな。

          雀鬼




会長のご長男と自分はほどんど同年代ですので、 10才頃というと約25年前のお話しです。 雀鬼とディズニーランド、ちょっと意外な組み合わせですが、 お孫さんのためならそれもありと思われます。(ジーコ)

■2009年4月28日(火)その4 Vol.1063

今日から世界卓球が始まったらしい。 テレビ局から平野早矢香を応援するための、 五月二日(土)の日のチケットも届く。
早矢香も頑張って、今や世界ランキングに、 日本人としてトップに入ってるらしいが、 俺が行く五月二日までは勝ち残ってなければ話にならない(笑) 世界に散らばる中国出身の選手達は強豪揃い、 その強い壁を乗り越えてくれることを願う。

俺と知り逢う前は日本人選手には勝っても、 中国人選手には歯が立たなかったという、 ならば、
「日本選手には星を落としてもいいから、  中国選手にはしがみつけよ」
と語ったことがある。 その後、
「ランク下の日本選手に敗けました」 「良かったじゃん、それでいい」 「中国選手とやって少しずつ当たりを感じるようになりました」 「良かったじゃん」(笑)
早矢香と俺とのふれ逢いもテレビや新聞でバレちゃっているから、 早矢香には本当、いいことがあって欲しいと思う。

念のため、 30日(木)に道場生等と横浜の会場に行くぞ。

          雀鬼




来たる30日、平野さんを応援するために、 会長、雀鬼会のみんなで横浜アリーナに行きますよ。 シングルス、ダブルス、混合ダブルスと、 平野さんの動きや試合が楽しみです。(ジーコ)

■2009年4月28日(火)その3 Vol.1062

昨日床屋に行った。 そこは10年前は狭くって汚くてゴミゴミしてたんだけど、 成功なさって、でっかい美しい床屋さんになっちゃった。
そうなったら、 禁煙、煙草はベランダとか外で吸う。 俺は何時も二階の隅に通されるんだが、 この日は二階には客は俺一人、 その上、世界的に有名になられたオーナーはゴルフかなんかで留守、 ていうことで、 俺の専属の担当さん達が気を使って下さって、 あってはならない灰皿が用意されている、
「臨機応変」「適材適所」
なんてこんな時につけるべきじゃないが、 他にお客様もいらっしゃらないことで、 一服吸っちまう。
「お前も吸えよ」 「いやまずいです、いいですよ」 「吸っちまえよ」
ていうことで、禁煙厳守のルームで、 担当のS君が火を点ける。 助手についている新人君もそれに参加、
「俺達よ、高校生が便所で隠れて煙草吸ってんみたいだな」
と男三人で悪さを楽しんでしまった。

          雀鬼




今の世の中、愛煙家はかなり 肩身が狭い思いをすることが多くなってきました。 とりあえず会長が行かれる場所は どこでも喫煙ありにしてもらいたいです。(ジーコ)

ジーコさんのコメントはいつ読んでもいいですねぇ(緒方)

■2009年4月28日(火)その2 Vol.1061

花ちゃん、何てことすんのよ、 いくら自分が選抜本戦の試合の方で、 たった一人の最低評価点の「C」をつけられたからって、 何の恨みがあって俺とか町田道場の家ん中の写真を載せちゃうのよ。
そりゃ花ちゃんは下北所属、 お利口さんや賢い人、 社会常識をわきまえた方々ばかりだから、 こんな破廉恥な行為は死んだって為さらないでしょうが、 俺が我が家同然で年がら年中そこにいる町田道場は、 俺の天性である行儀の悪さが空間を作り、 多少賢かった者達も俺の指導で、 日増しにアホか馬鹿になる。

普通指導ってさあ、 利口になったり賢くなったり、 社会的に良い方向へ導くことなんだろうが、 俺の指導って言っていいかどうかわからんが、 それは、
「利口振んのはやめろ」 「知識なんてナンボのもんよ」 「くだらん見栄だかプライドなんて捨てちまえ」
おかげさんでこの頃じゃ俺が投げる馬鹿のボールを皆して受けて、 投げ回して遊んでいる。 俺なんて馬鹿にゃ多少の自信があるから、 それをどこでも出しちまう。

世間じゃさあ、 利口や賢さを求められるから、 花ちゃんのようにそこそこ皆さんお利口さんなんだろうけんど、 そういう種族に限ってテメエの持つ愚かな分野を必死に隠したり、 誤魔化そうと努力を為さっている(笑)

俺がさあ、尊敬する、 「パパラギ」という本の中のツィラビ首長、 あの人の南の国では皆んな裸でいいよなー。 俺がずーっと夏や海が好きだったのも、 裸でいられるからなんだよな。

          雀鬼




ハイ、会長の日々の指導のおかげで 自分もだんだんと馬鹿になってきました。 本当にありがたい限りです。 しかし馬鹿やアホの道もかなり奥が深く、 この道も会長はスゴイです。 毎日町田道場で、やっぱり会長はハンパない、 とんでもないなーと見本を見させて頂いております。(ジーコ)

いや〜あの写真は自分もアップされてから初めて見ました。 珍しくアップをスタッフに頼んだばっかりに。。。 って、おそらく自分もあの写真を使ったと思います(笑 あれは、わざわざ撮った訳でなく、 昔、町田のクーラーが壊れた日の写真だそうで、 そういう意味でも、ホント町田道場の日常写真ですね。
町田の面々んは、ここ数年鍛えられてます。 下北勢としては、どんどん水をあけられてる気がして、 焦ってまた空回りしてしまいます。 下北もなんとか川原さんを見習って馬鹿にアホに なっていきたいです。(花岡)

■2009年4月28日(火) Vol.1060

選抜が開幕して二人を抜かしてそこそこ打ち合ってくれたことと、 昔の子分だった加藤が我が家に泊まってくれて、 その上、娘夫婦が揃って風邪で倒れなさったことで、 天使がたった一人で泊まってくれることに、 浮き浮きしている俺がいた。

愛しい天使が笑ってくれる、 時折り誰かを探している。 目から涙、 母親がいない、
「不憫な子やのう」
とそれも又愛し。 浮き浮きして眠りにつけないが、 「天使」の寝顔を見つめて、 俺も寝室にこもるが、 「天使」の声や動きがちょいと感じると、 サーッと部屋をでる。
「もう出て来ないで」
と、とうとう鬼の女房に足止めされる。

行くつもりじゃなかったんだが、 昼が早く来ちゃったので、 下北の月例会に突然参入、 吉田と横山が仕切っていたが、 投げる球も、少しも面白くない。 周りの受け手も、球を受けようともしない。 すぐにお暇しようと思ったが、 それも何なんで、月例会に加わる。 素うどんを一杯ご馳走になって、 夕方からのJrの開幕に合わせて町田に移動。
少々眠気がやって来たが、 まだまだ夜が続く、 眠ってないことの決して妄想じゃないが、 我が家の天使くんは絶対、 コウノトリが連れて来てくれたと信じている。

          雀鬼




前回のお見苦しい写真(笑)とうって変わって 今回の写真はどうでしょうか? こちらがコウノトリが連れて来てくれた「天使」です。 本当に可愛いですし、ウワサでは 会長の子供の頃に良く似ているそうですよ。(ジーコ)

■2009年4月26日(日) Vol.1059

日本は酔っ払い天国のはず 世間じゃ煙草にゃガンガン嫌悪感が拡まり 俺なんか肩身の狭い思いを越えた 罪人意識を感じる時もある。
酒を飲んだら 少々のハメをはずしても いいことになっている。 俺は下戸だが酒の席では相手が 少々何かやらかしても放っておくことが多い。
タレントが酒を好み酔い乱れて その筋に捕まってニュースが大きく流れている。
あのタレントさんのグループの仲間の一人と テレビ番組のゲストに呼ばれたことがある。 その子は感じも良かったが、 もう一方の落語家だかは テレビの中で開○○問題を起こしていた。
今回の件は酒なら事件というより 事故に近いと思う。 きょうび偽者時代。 酒を飲んだ勢いで衣をはずして 本身になりたかったのかも知れないね。 世間体だぁ、常識だぁ が正当化顔しているがそれこそ怪しいもんだ。
俺なんかフリチンになりたくて 仕方がねぇ方だから 何時か捕まっちゃうかも知んないよな。
最低の仕事っつうか立場に所属する 大物議員がそのタレントに対して 「最低の人間」と立場の上で ほざいていたけど、 あんたらの周りの方が数段汚いって。
俺だったらああいった議員の マネはしたかねぇが、 タレントさんがやっちまったことなら やりそうです。(笑)
議員もでっかい権力を持っているが、 あのタレントさんが属する「会社」もな。
隠し事だらけの議員が集う国会をさぁ 全員フリチンでやったら醜いだろうなー。 せめて心の中だけでもフリチンでやってくれたら ちったあましな議員が多くなるんじゃないかい。

          雀鬼




この写真は・・・。(花岡)

■2009年4月25日(土) Vol.1058

みんなで作り上げてくれた雀鬼会本戦が始まった。 つくづく思うが、そこに集う者達が存在してこそ 厳しい試合が出来るのだ。
人がいて、集って何かが行える。 麻雀が強い者がたった一人存在したとしても 何の役にも立たない。
そういう意味でも俺一人なんて何の意味がないこと。 周りに人の存在があってこそ、 俺という存在も少しは必要視されるだけ。
今日は選抜の試合が3試合行われたが、さすが選ばれた者達、 3卓中2卓が卓評価点合格ラインの12pを越えてくる。
残念ながら、単独A評価を受けた金村の卓だけが 合格ラインに届かなかった。 歌ちゃんと花ちゃんが大きく足を引っ張っちゃったからなぁ。
お二人も存在力はバツグン、 居なきゃならない人物なんですから、 身体を柔らかくして修正して下さいよ。



今も若い者達に囲まれた日々を送らせて頂いているが、 まだ雀鬼会が始まる前、 その当時俺の周りにいた学生だった加藤孝博が、 18年前に岡山へ帰って社会人の一歩を歩み、 その後、バンコクで海外生活を10年送って、 久し振りに顔を見せてくれた。
俺の周りで遊んでいた頃は元気でやんちゃな学生だったが、 加藤も今や40を越える中年。 学生が中年に、そして中年だった俺が老人に。 時は誰の上にも過ぎて行くものなのですね。

          雀鬼




会長と一緒に源さんを食す加藤さん。 会長にお会い出来て本当に嬉しそうで、 会長のことが大好きな感じがすごく伝わってきました。 会長の側へくっついて行かれる加藤さんの姿に 学生時代の加藤さんの面影を見れたような気がします(橋本)

■2009年4月24日(金) Vol.1057

明日から雀鬼会本戦が再開される。
今期は史上最高な予選を皆して作ってくれて、 選抜の席も20枠、22人と 6名も多く選出されることになった。

四連覇を成した金村が待つ選抜に、 予選個人評価点第一位の19点を 上げた多田が先ず選ばれ、 打数トップのしげると陽太が座る。 五番目に町田のヤンマーが「打てて」、 「打って」町田トップで入り、 鬼打ちっ子のチャッペが来て、 下北の花ちゃんが「打てない」けど打ち続けたことで、 今期選抜に返り咲き、
8番目には地方支部たった一人の猛者である、 名古屋の竹田が選出された。

上位置は下北勢が占め、 その後に、 沓掛、古島、永井、理絵、小鉄、今川、橋本、佐々木(丸)と、 ゴソッと町田ん家の頑張り屋さん達が8人入って、
その中に紅二点、 理絵と今川が実力で最高位の 選抜リーグに顔を並べてくるのは、 男勝りに凄いこと。
その後に卓評価46Pのトップを取った、 清川、高野組も打てる者として選出され、 試合を盛り上げてくれることでしょう。 個人評価点、合格点12Pを取れた者は、 73人中10人しか出ない厳しい内容評価であったが、 その壁が高いだけに、 打ち合う者に楽しみや喜びがあった。

20番目の最高の席に繰り上げで入った歌田さんなど、 2Pしか個人評価を取れてない。 皆んな本戦にかけて大きな楽しみとプレッシャーを感じてるが、 最重量(100kg)の歌ちゃんが、 多分一番打てないことで危うさを感じてることでしょうね。

もちろん下北、町田両リーグの、 得点トップ優勝者には誰も興味がありません(笑)

          雀鬼




写真は選抜開幕戦前日の深夜、 お腹を揺らして笑う歌田さん、女性陣と その歌田さんの選抜の席を狙い 足元を見つめるJr.のノックさんとの1コマ。
みんな不安を抱えながらも この時間はいつも通り仲間と楽しく笑顔で過ごしてます。 本戦もワクワクと仲間と楽しむ気持ちで臨めたらいいですね。 なので明日は歌田さんは、花岡さん、しげると一緒に サメ村さんに会いに海へ潜りに行くと思えば・・・ やっぱり恐くて不安ですね(笑)
以上、今回は少々寂しげな横顔のジーコさんに替わって 橋本のコメントでした。(橋本)

■2009年4月22日(水)その2 Vol.1056

世界的不況とやらが、豊かだった国まで一気にやって来てる。
今始まった分けじゃないが、 道場生等も日々やりくりなさって暮らしている。 ちょいと前まで、 恒ちゃんなんか、毎日納豆だけで飯を食っていた頃があった。 恒ちゃんに限らず道場生等は日々をやりくりしながらも、 道場に顔を出してくれている。 事情は分かったつもりだったのだが、 今日も数回卓についてしまう。 トイメンに座る小鉄に、
「弱いねえ、たまにゃあがったら」
と何気なく言葉をはく。
「小鉄は今給料前でみじめなんですよね」
とみじめ体験者である恒ちゃんがポツンと語る。
「小鉄、それほどみじめだったら、  俺が入る前に言ってくれればどうにかしたのに、、、、」
俺って悪どいひどい奴なんです。 そんなみじめを笑って誤魔化す小鉄さんを、 卓上でやっつけっちゃって、 弱い者いじめどころか、これじゃ
「みじめいじめ」
恒ちゃんの一言で、 己れが犯罪者になってしまった気がしている。

小鉄本当にゴメンよ。 許して下さいませ。
「勝ちって本当に正義」
じゃないよな。
みじめでも一生懸命笑いを作っている小鉄さんがかっこ良く見えました。 でもみじめなんだよな、 小鉄は、、、、、。

          雀鬼




小鉄さんがそんなに困っていたとは僕等も知りませんでした。 永井さんの一言が遅すぎました、、、、、 時既に遅くもうラス半、最後は会長がトップで小鉄さんは2着でした。 小鉄さんみじめから早く脱出してくださ〜い。(ジーコ)

■2009年4月22日(水) Vol.1055

昨年、金村、佐々木と、 プロと言われる土田浩翔と馬場くん達の対局があって、 俺なりの「勝負感」や「「麻雀の本質」を書き連ねているが、 月に2回「我れ悪」の原稿の方は、 半年余り経ってやっとこ 一回戦の東ラスまでしか進んじゃいない。
打った時は一局が二、三分もあれば 結末がついて終わって次の局に進んでいた。 その時の状況を思い出しても、 10分程度で東場も終了していた。 実際は10分の対局だが、 それを文章にしてみると、 原稿用紙で130枚以上書いて やっとこ一回戦の東場の終わりに近付いている。 この後に南場に突入して一回戦を終えても、 このままでは大変な作業となってしまう。 それを三回戦まで追っていったら、 どうなっちまうんだろう。
担当は何の要望も導きもしてくれず、 俺は只書き進めるだけ、 俺が今まで麻雀を通して感じたこと、 現実にあったことを、 良否に関わらず書き出しているのだが、 そろそろ話しの種も尽きるかもしれない(笑) そうなったら対局の観戦記も、 バーッと進み終えてしまえばいいだけのこと。

我が身を振り返っても、 絶対的な確証を持てることは何もない。 ところが人生も麻雀も、 どこかで人間は他のものに確証を要求し、 保証とか安全を求めているのが、 人の持つ「性である」 そんなものってほとんどないのが本質なんだろう。 「勝負」とは確証や保証や安全が ほとんど存在しないところに、 面白さがあるんだよな。 生きるということはそういうことなんだ。

          雀鬼




麻雀の話しから始まって、生きるという話しまで、 安全や保証などは人生や麻雀では本当に意味が無いと思います。
今回の対局の配譜を会長のお手伝いで並べていると、 本当に一打一打で全然違う展開があり、 過去の対局なので結果はもう決まっているんですが、 色々な可能性があったんだなぁと勉強になります。 「我れ悪党なり」が連載されている「近代麻雀」、 毎月1日と15日に発売されていますので、 皆さん是非読まれて下さい。(ジーコ)

■2009年4月19日(日)その2 Vol.1054

格闘技もメンコも誰も勝負してくれないんで、 麻雀を打つ。
今期予選を通過して選抜に入っている、 ヤンマーとチャッペと恒ちゃんの卓。 配牌でこんな手が来る、 東東東發發三四五(5)(6)(7)789、 困ったとお手上げして五万を打つ。 前局にも恒ちゃんからリーチ後に出た中で大三元を、、、、、。
こんな事があっても五回やって、 ラスはチャッペばかり、 恒ちゃんが三位で、 強豪のヤンマーもずーっと二着、 誰がトップなんてどうでもいいんだが、 レースの順位が決まっているって面白くないかい(笑) 春だからたまにはこういう楽しみがあってもいいが、 毎度毎度は決してやってはいけない遊びなんだよね。 そうか今度やる時は逆の並びをやればお返しが出来ていいかもね。

普通、勝負とかスポーツは、 弱くなったり敗けるようになって引退したり止めたりするもんなのに、 俺、多分、今だって現役の人達と打ったって、 そこそこ以上に打てるような気がする。 敗けるからやらないは分かるんだが、 勝ってしまうからやらないてえいうこともあるんだよなー。 分かる、分かんねえだろうなあ(笑)

          雀鬼




ハイ、会長の強さ、深さは自分達とは次元が違いますので、 その会長のお気持ち、ご心境も分かるはずがありません。 自分はチャッペさんを応援していたのですが、、、、、(ジーコ)

■2009年4月19日(日) Vol.1053

DVDの仕事をチェックしてたら午前一時。 下北に電話をいれる。 土曜ということでまだ20名ぐらいの選手達が特訓しているらしかった。 お疲れ様と心から思っていたが、
「皆んなさあー、頭はイカレちゃってんだからその上、  身体だけは壊すなよ」
「ハーイ、皆んな頭はイカレてます」
と返って来る。 今期、予選をぶっ飛ばして走り続けてくれている。 しげる、陽太に花岡も当然いる。 皆んなは眠る気も休む気もねえなーと、 もう一度朝の六時に電話を入れる。 心からお疲れ、ありがとうと思っていても、
「お前等、本当に馬鹿だあ、  早く帰って一休みしろよ、  お前等はいいよな、皆して仲間で楽しい時間を送れてよ」 「俺なんか一人ポッチだもん」 「今、陽太がメンコを皆んなに教え始めました。」 「ヨーシ分かった、ならば皆んなで金集めて俺と勝負するぞ」 「、、、、、、。」
誰も受けちゃくれない。
「ならば格闘技でも魚突きでもいいぞ!!」
「、、、、、、。」
誰も受けちゃくれない。 下北道場にはほとんど行かないが、 金村と多田の二人が打てて、 しげると陽太と花岡、吉田達が打つ連続を保ってくれている。
「打てる猛者」と「打ってくれる猛者」
の両輪があって良い型で回ってくれている。

正直、 俺昨日は一人ポッチ、 深夜だが下北道場に行きたかったなー。 でも花ちゃんが嫌がるからな(笑)

          雀鬼




昨日は4卓も立っていて、 麻雀が終わった後も、メンコをしてみんなで盛り上がってました。 この前、町田で初めてメンコをしましたが、 下北でもブーム到来の予感です。 そんな中、朝6時に会長からお電話があり、
「お金集めて勝負するぞ」
とお話がありました。
「・・・」
みんな頭はイカれてますが、 勝負できる人とできない人の区別はできるみたいです(笑)
なかなか下北に来ていただくのは難しいと思いますが、 会長がいらっしゃる時は、 花岡さんに帰っていただきますので(笑)、 是非いらしてください。(陽太)

えっええ〜!陽太も言うよねぇ〜(花)

■2009年4月16日(木) Vol.1052

ここんところ町田道場では深夜、 格闘技からガキの頃に遊んだメンコとかベーゴマを いい大人たちがやっちゃ遊んでいる。
幼少の頃に真剣になって遊んだことだが、 今振り返っても遊びの中の身体の使い方が奥が深い。 スポーツや運動を超えた領域がそこに在ったことが、 60年余り経った今、実感出来る。
尚更ながら、俺の原点は遊び、悪戯、勝負事。 何の免許もない俺だが、 この原点だけで今の俺が存在している。
今日も昼間っから五番目の孫と 縁側で春の陽射しに当たりながらふれあって、 ちょっとだけ仕事をしに道場へ 「我れ悪党なり」の原稿を一本仕上げる。
そこへ竹書房の担当の誠がやって来て、 「日本を美しくする会」の鍵山相談役との 対談等を繰り込んだDVDの制作前の作品を持って来て、 「明日までにチェックしておいて下さい」とくる。 と言われても、俺っていまだに DVDの取り扱い方が分からない。
「誠、仕事はいいからメンコやってみろよ」
力を入れて床にメンコを打つが、なかなかうまく返せない。 床には誠が垂らした汗がポツンポツンと落ちている。
30分程汗かいて、まぐれに一枚だけひっくり返る。 「終電に間に合いました」と帰っていく。
社会の大人の方々は仕事に追われている中で、 いまだ遊びごとばっかり追っかけている俺って いかがなもんでしょうかねぇ。
こんな俺と天下の相談役とのDVD、 どこで結びつくのか不思議で御座います。

          雀鬼




ここ最近ですが、メンコ・ベーゴマを 皆で触れる機会が何度かありました。
ほとんどの人間が触った事も無く、 やり方はメチャクチャ。 でも会長に教えていただくと、 どんどん引っくり返せるようになります。
いかがなものかと会長はおっしゃいますが、 会長の身体の動きの原点が こんなところにもあることが実感できます。
小鉄も書いていましたが、 麻雀の基本動作に通じるものがあり、 麻雀の基本動作が良いものほど 上達が早いというのは皆が感じたことです。
自分もベーゴマに興味津々のあまり、 夜中まで会長を引っ張ってしまい、 申し訳ありませんでした。
子供の頃こういうものでちゃんと遊んでいれば、 もっと違う身体使いになっていたかな、と思います。 また会長、遊んでください。(古島)



竹書房より6月26日発売予定!!

■2009年4月12日(日) Vol.1051

何んだかんだやってたら 何時のように朝が来て、 ひょこひょこ動いていたら昼が来た。
そのまま道場へ行き、町田の月例会に参加。 打ったら早目に帰って眠ろうかと思ったが、 そうもいかずに、満卓の上に下北勢までかけつけて来る。
前日の試合で今期の本戦の予選は終了したはずなのに、 多田と陽太の下北リーグの2試合が残っていた(笑)
とっとと始めてとっとと終えて、 今期を楽しく盛り上げてくれた予選から 選抜選手とJr.選手を 多田、金村や主だった者達と人選。
従来、選抜選手は16名の選出なんだが、 今期は皆してそれぞれの 良い味を出してくれたっていうことで、 四名増やして20枠制としてしまう。
これもとっとと済ましたら下北組が終電。 長い一日がやっと終わって帰ろうかなーと思っていたら、 月例会の賞品に出たベーゴマを古島がやり始める。
「俺は今日はやらないよ」
だって眠いし、疲れてる。
小鉄達がそばでメンコを始める。 一流大学卒のバカが動き出す。 身体使いもヘボだから 無駄な力を使って床に汗が落ちている。
「もうおしまい」
と帰ったのが午前3時。
俺もちょこっと参加しちゃったんだから、 やっぱりな(笑)

          雀鬼




本当に無駄な力だらけでメンコをやっていると 次の日の朝は全身が痛いです(笑)
そんな町田の遊びに陽太くんが初参加して メンコを一緒にやっていました。
最初はなかなかできなかったけど、さすが基本動作の良い陽太くん。 見事メンコを返すことができて、町田のみんなとハイタッチ!! 今までより陽太くんとスッと近づけた感じがして嬉しかったです。 陽太くん、また一緒に遊ぼうね。
最後には、会長が「俺も最後にやろうかな」 と、りえちゃん、古島さんでベーゴマ対決!!!
会長がビュンと入れたベーゴマが二人のベーゴマと ガチッとぶつかってヒックリ返す様子にみんな歓声をあげました。 ひっくり返った2つのベーゴマの脇を 会長のベーゴマが勢い良く回り続けている。凄いです!!
会長が子供の頃の本番の闘いでは、 そのベーゴマの強さの3倍くらいはある勢いで 回して勝負していたそうです。 ベーゴマがぶつかり合う状況を 思い浮かべただけでわくわくします。
と、そんな風に皆楽しんでいたら気付くと3時。 月例会、予選、あったんですね。(笑)
会長とみんなと一緒に身体を使って遊んでいると 時間を忘れて夢中になってしまいます。
会長、いつも遅くまで遊んで下さり、ありがとうございます。 申し訳ありませんが、今後もみんなと遊んでください。(小鉄)

■2009年4月11日(土) Vol.1050

男の子の孫が初節句を迎える。 武者人形かよろいでも祝ってあげようかと、 毎度おなじみの人形店に出かける。
「大きいのより小さめの方が・・・」
ならばこんなとこかと選んでやるが、 海外留学が長かった娘夫婦は あまり興味がないらしい。 お父さんの五月人形を譲り受けるから・・・、 という話にまとまる。
進駐軍のそれなりの人や 骨董品屋さんが買い付けに来た折りも、 母親はその人形を手離さなかったほどの年代もの。 母親から俺へ、俺から娘の孫へと伝えられて、 俺よりずーっと後まで残り伝わって行く。

昨日は俺のお気に入りだった男の子の孫が入園式。 行ける時に行ってやるかと、 徹夜して朝を迎える。
ところが、 付き添いは二名様までだと!! 徹夜でその気になっていた俺が行けない。 園の方式かどうか知んねぇが、 つまらん社会になったもんだよな。
昔、我が子を連れて外に出ると、 俺の心身は何ものからでも守ってやるために、 最強のガードマンに変身した。 今日も孫を連れ、 その時の血が騒ぐのを感じていた。
入園式から帰って来た孫を 「おいで」と和室に伴なう。 仏壇の前に二人して正座をする。
「おじいちゃんの一番大切なジージのお母さんに、  温舟が大きくなれたことのお礼を言おうね」
男と男の子たった二人で、 静かにじっと頭を下げる。

初夏のように暖かくなった外を散歩して、 早目に道場に着く。 そこにも俺のお気に入りの男の道場生達が、 下北から名古屋からと集って来てくれていた。
奥の片隅のテーブルに座って、 道場生達、一人一人の顔を確認する。
多田もしげるも川原もいる。 沓掛も小鉄も恒もチャッペも歌田もヤンマーもいる。 毎日見ている顔が今日も見れるだけ。 それだけなのに、 俺にとってはこういう光景が生きがいに通じている。
俺も男、男から男へ、 俺が選んだお気に入りの在り方を 過ごさせて頂いている。

女、おんなは、 めんどくせぇかも知んねぇなー(笑)

          雀鬼




■2009年4月9日(木) Vol.1049

陽気が急に変わったせいか体調が良かなかった。 ギリギリまで待ってタクシーを呼んで道場へ。 そこにはずーと体調を崩されたままの柳橋 史先生が、 久方振りの顔をして待っててくれた。
御齢75才を迎えた先生が 東京の端から俺に逢いにやって来てくれる。 「お元気そうですね」とは一目見てもとても言えない。
23年も前に講談社から 俺の自伝である「伝説の雀鬼」を 2年間を越す取材の上、 世に生み出して下さったのが柳橋先生。
それ以前に雑誌で取材を受けた折に 先生との出逢いがあり、 先生のお力添えがあって 鬼が世間に一歩踏み出した古い縁があった。
「伝説の雀鬼」があって「ショーイチ」が生まれ、 Vシネマの「雀鬼」の映像も25本も撮ることが出来た。
俺の方から先生の所へ出向けばいいものが、 腰痛や足を痛めた先生が逢いに来てくれる。
少々話をしたが、耳も口も不自由な様子。 何時ならボソッと話す俺が声を荒げて話している。
柳橋先生のお心の中に、雀鬼誕生に立ち会った者として 「それからの雀鬼」という結末をも示したいらしい。
先生が25年程前に取材した頃は、 俺の心身はカミソリのように鋭い刃を持っていた。 それから25年も経った今の俺からは、 刃も牙もかみ切ってすり切れ、失いつつある。
風のようにも成れずに、それなりの年を重ね続けて、 失ったものを顧みず、残った少々のもので 出来ることをやってればいいと思う自分がいた。
俺の日常の生活環境は、幼き者や 若者達とのふれ合いの中で過ごさせて頂いている。
それって凄ぇいい環境であると思わずにいられない 今日この頃である。

          雀鬼




■2009年4月7日(火)その2 Vol.1048

66日間でチャッペが鬼打ち1000打数を達成。 これで連続133週連続100UPの大記録も達成。 この時、俺がチャッペから18000点和了ってチャッペが箱点終了。
俺も町田の道場生も、誰もその記録のことを忘れ去っていた。 偉業が単なる半荘の一回で終わっただけ。 久し経って、下北道場から連絡が入って、 やっと分かった状態で終わる。
毎度ぶっち切りの断トツを突っ走るチャッペだったが、 確かに今期は陽太、しげる、花ちゃんの下北クールが 先に頂に登っていた。 てぇ言うことで、チャッペの存在すら忘れ去られちゃっていた。


先日下北道場で試合があって出掛ける。 試合は、しげる、シャボ、緒方と小島でオールA'の 16Pを上げて合格。 明るくなって良いはずなのに、 試合が終わった雰囲気が厳しさに負けて暗い。
「川原、笑え!!  ずーっと笑ってないとぶっ飛ばすぞ!!」
それから俺が帰るまで川原先生は大口を開けて、 馬鹿笑いを連続してくれる。 同卓している横山が、こいつ馬鹿か、と ムーとして打っている。
「同じアホなら笑わにゃソンソン」
俺も川原の笑いのファイトで仲間に入れてもらう。 賢い大人である横山も花ちゃんも笑っていられない。 利口じゃなきゃ、世間や仲間に馬鹿にされるのが社会人。

多田大先輩がカレーを頼む。 出てきた傍から、小鉄と恒と理絵ちゃんで横取りして食っちまう。 二度目も同じこと。
「お代は多田さん払い」
こんな理不尽なことを社会でしたら、マナー、礼儀違反。 バーッと荒らしてとっとと帰ってきた。

川原お疲れ(笑)

          雀鬼




「川原、暗いぞ。笑え。」 「おい 暗いぞ。ぶっとばすぞ」 ということで 必死に笑い始めましたが、不思議な事に 本当に楽しくなってきて、ほとんど素で笑ってました。
「面白い」ことに笑い、 「変ダョオカシイよ」ということにも笑い、 ホントに力の抜けたいい気持ちになれました。 会長、ありがとうございました!(川原)

■2009年4月7日(火) Vol.1047

雀鬼会本戦の予選も 今週で終えなければならない。
終わるでなくて 終えなければならないんだよ。
と言うことは、 今期の予選に意味あるおもしろい期間を 皆して作り上げてくれたことで、 「このままずーとやっていたいなー」 と思えるほど未練が残る。
惚れた可愛い女の子と少しの間 逢えなくなった状況に似ている(笑)
今日日まで女性には星の数ほど 惚れられたことがあったとしても、 俺の方から惚れるという感覚は思い出にない。
何をかっこつけやがって、 うぬぼれるんじゃねぇ、 嘘ばっかつくなってか。
そりゃそうだ、 男っていうもんはそんなもんなんだよ(笑)
まぁまぁそれはさておき、
「今期の予選は充実していたし、  一番やっていておもしろかったことだけは事実です」
町田も下北も金村をトップにして 強い者と弱いもの、打てないダメな子達も混ってごった煮。
世間じゃ勝ちたいが優先されれば、 自分よりあきらかに弱い者と打った方が 勝つ確率が上がって嬉しいですっていうところだろうが、 雀鬼会では、どうせ打つなら打てる人、 強くてしっかりしている者同士で 打ち合うことの方がずーと楽しいんだが、 町田も下北も予選の組み合わせで打つメンツが大きく変化する。
この方式でやると、従来なら俺が直に指導したり、 面倒を見るのは選抜のトップクラスが重点。 その下のJrクラスになると 選抜の選手達が俺に教わったことを伝える。
それ以下の選手達には俺からの手ほどきは まだまだ早いよっていうのがあったんだが、 この方式だと上から下まで全員 俺が目の届くところで試合をして評価を受け、 悪い部分を直接指導してあげられることが増大した。
普通、麻雀は勝てばいいという 結果の得点の良否を競う。 それを覆して雀鬼会では どれだけしっかり心構えと体構えが出来たかという、 打てた評価点が重要視され続けてきた。
得点より評価点を価値付ける。 得点評価なら終わった後に誰だって優劣が分かり易い。 評価点となると、導く側が余程勝負の中の仕草や 精神性を感じ取れないと務まらない。
だから正直言って、 それが出来る人は麻雀界には皆無ということで、 真似てやっても決して出来るもんじゃないことは断言出来る。
そして今期から強い者、弱い者が混ったメンツ四人で 起こした、生んだ共同作業の卓評価点も出来た。 麻雀という個人の競いが初めて 四人で成すという公の内容が残る。
「みんなでさぁー、少しずつでも良くなろうなー」
が麻雀を通して初めて浮き上がってきた。
21年経って終わりを見せ始めた頃に、 俺がやりたかったことが少しだけ見えてきた。
「競走やってみんなが良くなる」
これが出来れば勝負の本質だろう。
そんな予選も今週で終えて、 新たなる選抜、Jr選手を選択して、 本戦の舞台が次に待っている。 拡がりが限界の姿と化す。
今期参加した全選手達に 先ずお礼を述べ、感謝心を伝えたい。

          雀鬼




写真は脇が開いている悪い例を示す会長。 町田ではもちろん、下北沢でもいらっしゃるたびに、 下のレベルのモノ達にも熱心に指導してくださいます。
体構え(基本動作)、心構えを、 審判、会長が評価する評価点(A評価=5点,A'=4,B=3,B'=1,C=0)。 もちろんその日の勝ち負け、点棒には一切関係ありません。 B評価が一応の合格点で、それ以下は残念まだまだだよとなり、 それ以上は頑張ったねとなります。
さらにその評価点を1卓(4人)分の合計が卓評価点とされます。 つまり、その日の試合で自分は基本動作等が悪くC評価(0点)で あっても、卓評価が12点とかなら嬉しい結果となり、 逆に自分だけが良くても卓評価点が悪ければ悔しい結果となります。
さらにそれらを1回戦2回戦3回戦と合計していくことで、 意外な選手の卓評価合計が良かったりして、また面白くやる気がでます。 そして、次の対戦は誰々なので、どうなるかなぁと、 他の選手に今まで以上に関心が出る効果があり、 それも楽しみな結果になっています。(花岡)

会長に声を掛けて頂いたり、 教えて頂けた時はホントうれしいですもんね。 特に下北の下の子は、 町田の子以上にうれしいんじゃないでしょうか!?
ダメでも打てなくても、 やってみた人にしか味わえないものが それぞれにあったんじゃないかと思います。
選抜、Jrがどうなるかわかりませんが、 この後もまたいろいろな場面で参加して みんなで楽しめたら良いですね。(橋本)

■2009年4月4日(土)その2 Vol.1046

はるなの花ちゃん、 俺って本当に馬鹿な大人なんだよなー。
「そうでしょう、分かります」
なんておっしゃって下さらなくとも、 はっきり自覚しております。

花ちゃんやしげる達が身を粉にして 道場を守って下さっている裏でさぁ、 俺がいる町田道場は深夜に何をしてたと思いますか、 そりゃ俺も馬鹿丸出しですがねェー。 一流大学を出た社会人となった小鉄がさあ、 必死になって、パチンパチンとメンコを床に張る。
賢いジーコは余りに幼すぎて興味を示さなかったが、 恒やチャッペも高野もそこにいた連中が皆んな参加して、 ぺシッ、パシッとメンコを張るが、 麻雀と一緒で基本動作が悪いと中々メンコは起きない。 メンコを麻雀牌を持つ時と同じように、 目一杯力を入れて持つ者は、 風の流れを作れない。
「そうじゃねえよ、こうだ」
と俺が手を出すと、勢い良く軽くメンコが 飛び上がったり引っくり返ったりする。

気付くとだよ、 明日も仕事や試合があるのに午前3時を迎えそう。 深夜にだよ、たかがだよ、 メンコなんてやっている社会人ってどこに居ますか、 居ねえよな、居るわけもない。
「それがねえ、花ちゃん」
町田という中途半端な町にゃ、 10人以上で夜中に出来もしねえ メンコを打ってんだよー。 全く馬鹿だよなー。
今川も女の子なのに付き合うは、 小鉄なんてあくる日、 アッチコッチが筋肉痛だっていうんだから、 まっこと阿呆だろう(笑)

花ちゃんが、
「会長HPって世界中に発信されるんですから」
とお嘆きの事とは察していますが、 馬鹿で阿呆で生まれた俺ですから、 まだまだ続きそう。

この原稿チェックして、 余りの恥さらしと受け止めなさったら、 遠慮せずボツにしてやって下さいませ。

          雀鬼




簡単に見えて意外と難しいメンコ、 自分も下手で中々出来なかったんですが、 これが引っくり返せた時はメチャクチャ嬉しかったです。 感覚や身体使いと言いますか、子供の遊びは奥が深いです。(ジーコ)

えっええ〜今日もですかぁまったく・・・・う、うらやましい…(^_^) 会長は勿論別格として誰が強いんでしょうね。 ちょっと興味があります。 下北の床は絨毯なのでまた違うかもしれませんが、 明日の試合が終わったら買いに行きたいっす。(花岡)

■2009年4月4日(土) Vol.1045

料理の味付けにも、 濃い薄いがあり、 遺伝や環境の有り方や 体調によっても、好みが変わる。 俺の中にも人間関係を保つ濃さと薄さがある。

親族や子供や孫達の中でも その味は違っている。 濃いものに情が移入される度合いも、 ほぼ比例することも見掛ける。 男女の赤い糸とか友達という有り方も 濃さや薄さで選択されていることも多い。

俺にとって道場は21年間 切っても切れない濃い存在だった。 そこに集まった者、そこを去った者も 数万という人間の縁があった。 10年前に濃かった者が、 俺の中で消えてしまうほど 薄れ去って行ったものもある。 今も道場を大切に思って 存在して来れる者達とは、 そこに居なきゃならないという 関係を保っている者達が何人もいる。
下北本部の多田という古者も長い継続価値を保たせる。
高槻に城を持った山田英樹も俺の死に水に値する男。
今期も下北道場では金村、しげる、花岡、陽太等が 濃い色合いを残している。 それに準ずる川原やシャボ、金子、吉田達の色合いも濃い。

町田道場でもキノコ荘の 住人と伴に歌田ドライバー、 ヤンマー、古島、沓掛という 年代者に、紅二点の今川、理絵との関係は、 仲間意識を保てるほどの濃い 色合いを作ってくれている。 佐々木丸や清川、高野も厳しくても 楽しい空間作りの作業に参加してくれている。 週末、静岡の遠い地から やって来てくれるBIGの週末の色があり、 清水ドクターとも公私に 渡って濃い関係を保っている。
名古屋色を輝かした竹田もいる。 竹田のおかげで名古屋勢との縁も濃くなった。

立場上、昔は俺と下北の繋がりは深く濃かったが、 今は俺が町田に現れやすい環境ということで、 下北より町田に濃さを感じている。

俺が生まれ育った下北、 町並みだけ見れば町田の100倍も、 俺の好みに合っているんだが、 時と伴に変化があるんですよね。

          雀鬼




■2009年4月3日(金)その3 Vol.1044

コンビニに寄ったらメンコが目に入り二袋を買って来る。
武者絵に混じって、 俺が子供の頃のヒーローだった、 丹下左膳や鞍馬天狗や、 羅生門の鬼退治の源頼光、地雷也等の絵柄が見れる。

恒、小鉄、ヤンマー、沓掛等と、 道場の席でメンコを打つ。 昔の角メンは一枚紙で、 本勝負が出来るメンコだったのが、 今のメンコは四枚位の紙が貼り付けられた厚メンの飾り物。 皆んなも子供の頃、多少遊んだことがあるらしいが、 メンコを扱う所作が素人っぽい。 男の子にとってメンコは、 遊び道具の一種だったのが普通なんだろうが、 俺にとってのメンコは楽しみを全て賭けた勝負事。 敗けたら明日から遊べない。 身体を賭けた勝負ものだった。
スピードと的を射る、 微少な隙間を感じて打ち切って、 風を起こしてメンコをおこす(裏返しにする) 俺の今の勝負の原点がメンコに詰まっている。
近所の仲間内で勝負して少々遠めの町まで、 勝負打ちに出向く。 一打必勝のメンコおこし。 周りではメンコの名人として名が通っていた(笑) 陽が暮れるまで勝負して勝ち取って来たメンコを、 リンゴ箱にきちんと並べて、 二階にあった物干し小屋の中に、 何箱も積み重ねた思い出がある。

道場で五分ほどやっただけで皆して、 あっちこっち身体を痛がっている。 それを俺達子供の頃は、 朝から晩までやり続けていたのだから、 子供のエネルギーは大したもんだ(笑)

冬は右手と左足の太ももが真っ赤に打ち腫れて、 血がにじり出ていても、 次の日も痛みを忘れて勝負したものでした。 俺の子供の頃の楽しみは、 親や大人を一切頼らず、 自分で見つけて工夫して、 自分が作らねばならない背景があった。 たかが遊び、それもメンコだが、 俺の人生の原点がそこから始まって、今に至っている。 メンコがなかったら、 雀鬼と言われる俺の存在は生まれなかったことだけは確実である。
我が家の畳が擦り切れるほど鍛錬して、 土の上で勝負。
相手が誰であれ、 敗けられない遊びがあったのです。

          雀鬼




会長のメンコの猛者ぶりは有名です。 大人から見れば遊びでも、子供にとっては真剣勝負、 会長は子供の頃から勝負事は異常に強かっただろうと思います。 メンコも麻雀も基本動作が大切ということで意外と共通点も多いようです。 会長の強さの秘密、原点はメンコにあり!? (ジーコ)

なかなか迫力が伝わってくる写真、ありがとうございます! 自分はベーゴマはやった覚えがありますが、 真剣にメンコをやった記憶はありません。 微少な隙間を感じとる。見えないモノを見る力を感じます。(花岡)

■2009年4月3日(金)その2 Vol.1043

「お父さん、桜を見に行きましょうよ」
と嫁から声が掛かる。
我が家の裏道にも桜の木の遊歩道がある。
「お父さんがきっと気に入る桜が見れるんです」 「ならば道場へ行く前にちょっとだけな」
俺が出ると決めただけで、 他の子供が孫達を連れてやって来る。 その桜、確かに見事だった。
いくつかの桜並木を越えたところの民家に、 天に放つ夏の花火のようにライトアップされた、 枝垂紅桜が夜空をピンクに染めている。 そこの住人である方の好意で民家の庭にまで、 入れて頂いて見る事が出来る。
樹齢39年高さ11m、半径20mを越す枝垂桜が、 地まではって咲きほこる。 住人の方に聞くところ、 例年2週間程度で散るらしいが、 今年は寒さの影響か一週間延長して俺が行くまで待っててくれた。
「今年も明日までですよ」
嫁の好意が俺を間に合わしてくれる。
枝垂紅桜も美しかったが、 庭の古木に目がとられる。 梅の実が小さく芽吹いている。 樹齢1200年の梅の古木が人知れず、 仙人のように静かに身をひそめていた。 ずーっと先には竹林すらも見れる。
桜に梅に竹林、 いいもんを見させて頂いた。

          雀鬼




何年か前に道場生一同もご一緒させていただいたことの ある、ご自宅裏の桜の遊歩道。 その後みんなでお風呂に行ったのも懐かしいです。(花岡)

■2009年4月3日(金) Vol.1042

キノコ荘の住人であるチャッペさんをお送りしたついでに、 深夜だったが今川と理絵とで、 ちょっくらとお邪魔する。
昔そこへ伺った時は、 余りにも汚くて土足のまま上がり込んだキノコ荘。
入ったそばのキッチンの板の間に、 新入りの小鉄の薄くて寒々しい布団が敷いてある。 部屋とは言えない場所が小鉄の棲家。 まるで中国人か東南アジアの人達の出稼ぎ部屋だ。 俺は一人暮らしの体験が一度もない。 男同士の同居も体験してない。
小鉄部屋の奥の左側の部屋を覗く。 小型の冷蔵庫があったりそれなりの生活用品が、 残す畳を囲んで所狭しと置いてある。 久し経って隣の部屋の住人の姿を覗く。 恒ちゃんが近代麻雀の俺のコラムを広げて、 眠りについていたんだが、 俺を感じて飛び起きる。 寝ぼけ野郎とは恒ちゃんを指す(笑)
どこの部屋にも何枚ものトランクスが干してある。 皆んなの洗濯はチャッペがやってくれてるらしい。 そこに、恒ちゃんが住み着いてチャッペが同居して、 部屋が無いのに小鉄までそこへ、

仕事こそ別々だが、 道場でも寝る時も三人は伴にしている。 ある意味そんな生活を羨ましがっている俺がいた。 それにしても小鉄の布団がなー。 月例会賞品に布団を出すことから始めようと、 今川と目を合わす(笑) お水一杯出なかったが久し振りに生活感を見せてもらいました。

          雀鬼




昔々、部屋にキノコが生えたことからキノコ荘。 今風に言えばルームシェアなんですが、そんな風にはとても思えません。 三人の男が半ば無理矢理同居するキノコ荘、 実は雀鬼会本部はキノコ荘という話しもある位スゴイ所なんです。 まだまだ一緒に住みたい人を募集中ですが、 4人目に住む人はベランダか玄関が部屋となってしまう予定です。(ジーコ)

 

■2009年4月1日(水) Vol.1041

「我が輩は雀荘のオヤジでもある」
たかが、しがない場末の小さな小屋の中で 商いをしている。 授かる高も小銭の100円玉。
「我が輩は雀荘のあるじでもあるが」
何でか、今まで何10冊という麻雀以外の書籍を 世に出させて頂いて来た。 普通はこういう依頼があるはずがないのが雀荘。
今日も講談社から出版された、 賢い身体バカな身体(甲野善紀氏と共著) 運に選ばれる〜、人を見抜く技術、と 出版された本の重版の報告が届いている。

「我が輩は雀荘のオヤジでもある」
が不思議な現実が見える。

「我が輩は・・・・」 
しつこいか(笑)

それなのに、今月も2社からの出版物が始まるわ、 その裏で俺ものが、熱血ライター神山氏の元で進んでいるらしい。 もう一本もやるかどうかはわからないが、話が来ている。
「我が輩は・・・・・」
いいのかなー、こういう流れで。 学ぶことが幼少の頃より苦手な俺が、 どうしてこういう流れになっちまったんだろう。
話しはすーと変わって、 牌の音という雀荘も21年が経ったばかり。 共に歩いて来た、竹書房の宇佐美殿を始め、 皆さんに祝って頂く。
昨日の事、道場で一番小っこい今川姉さんが急に立ち上がって、 小さい身体と同じ小声で、
「皆さん、ぶつぶつ・・・・」
歌田、小鉄の42回目と30回目ぐらいの誕生日を祝うらしい(笑) オマケに、近々に生まれた恒ちゃんと金君まで、 ついでにジーコさんまで祝いの仲間に入る。
正直、俺らは自分の誕生日は分かるんだが、 子供や孫や女房の誕生日は全く定まらない。 今川や理絵ちゃんという女の子があってこそ、 道場生達の誕生の日が通達される。
「他の者に関心を抱くんだよ」
と道場生等に教えている割りには、こういったことには 全く関心も、こだわりも持たない。 俺ってやっぱ変ですよね(笑)

ところで、花ちゃんはおいくつ?
知ったこたぁねぇやと申されれば、そうなんですがね(笑)

          雀鬼




写真はお祝いがあった、歌田・小鉄・恒・金・ジーコです。
今川さんがブツブツと誰にも聞こえない声でつぶやき、 誕生日のお祝いが始まりましたが、ジーコさんから バッサリと一言。
「今オーラスなんで、これが終わってからでも良いですか」
えーっ!もう皆準備して止まっているのに!それはないでしょう! ジーコさんには心は無いんですか!酷過ぎる!! と皆のブーイングが飛びかう中、しっかり跳満ツモって トップをまくり、ジーコさんがご機嫌な中、 始まりましたとさ(笑)(ノック)

花も後数日で、44回目位です(笑)。。。 自分も誕生日は昔からあんまりぴんと来ないタイプです。 特に、誕生プレゼントとかは、いいのがあればいいんですが、 無いのに無理に探すのもなぁと思ってしまいます。 その代わりその人に送りたい物を見つけた時は 記念日と関係なく送ったりします。 会長のお誕生日は例年、大物が捕れるので楽しみですが(^_^)y(花岡)


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