■2008/11/09(日)
≪ Vol.940
35年が経ったそうです。始める時は一年持てばいいかなーと思っていた。数年はまだよかった。ある頃から我が飛び出し、その勢いは増す。
一ヶ月に一度は局地的なハリケーンに襲われる。我がままという強い風が当って来る。吹き飛ばされながらも、治まるのを待つ他はなかった。
30年間ぐらいは人工的な局地的ハリケーンに襲われ続けて来たが、若い頃はそれも己の選んだこととして受け止め、耐えられたんだが、ここ数年は体力、気力にガクンと来る。
30年も被害を受けていると突然やって来るハリケーンも大体が予知、予期が出来るもんです。おかげ様で突然起きることにも多少、前もって察し出来る能力を身に付けられたもんです(笑)
「人の振り見て我が身を直せ」
と、亡くなった母親から教わったことが多少は体験出来たような気がします。
「良い人から」学ぶこともあれば「悪い人から」学べることもあるんですよね。
先日、35年持った業績を讃えて、我がままさんと温泉に二泊。この時は我がまま公認ということで、我がままさんの選んだペースにおまかせ。
宿も湯も食事もわがままが見事に我がままの贅沢。何故か、女湯の方は人込みがあるらしいが、男っ風呂は何時行っても俺一人。
自然の山間に囲まれた山里風の味わいがあちらこちらに漂う。山里の道をずーと登った先の離れ家で眠る。
強い風が吹いちゃ、緑の葉や紅葉された葉が木々にしがみつき、弱った黄味がかった葉が100mも飛ばされる。他人事じゃない葉っぱを眺めていた。
夕げの食卓に豪華な食が並ぶ。
「こういう食事、毎日でもいいんだろう」「そうよ、上げ膳下げ膳が好きなのよ」「35年そうだったくせに」は口に出さずにしておく。
一日目はどうにか食したが、二日目には前菜だけで参っちゃった。全ての料理を残して捨てるのも何なんで、仲居さんに「どうですか」と頼んじまう。
「お腹ペコペコです」
と頂いてもらえた(笑)
非常識とかマナー違反かもしれないが、全てが丸く治まればそれもいい。
宿の料理もいいんだろうけんど、昼に寄った伊東の五味屋さんの味は何時だって俺を満足させてくれた。
ひとっ風呂浴びただけで35年の疲れがドーと出た旅だったが、俺もしっかり我がままに付き合えた。
「本当にすいませんでした」
雀鬼
[写真:940]
五味屋さん、今夏もお世話になりました。また来夏も会長とみんなで味わわせて頂けたらと思っておりますので、宜しくお願い致します。
ハリケーンについては・・・僕は経験不足のため、あとは経験豊富な花岡さんにお譲りして、僕は無茶振りのまま失礼しまーす!(橋本)。
美味しい五味屋さん。マスタがカサゴに似ていると思っているのは私だけでしょうか。と、無茶振りその2(^_^;)(花岡)。
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