■2008/11/06(木)
≪ Vol.938
第36期雀鬼会本戦が終了した。 試合数も増え、長期に渡ったが、 長いとか、短かったとか、 終わって見ればどうでもいいこと。
「やろうよ」となったからやっただけ、 選抜の勝者はもちろん金村尚紀、 麻雀を技術だ、運だと、捉える方々もいるだろうけど、 金村の優勝は始まる前から決まっていた。 評価点も得点力もダントツの一人旅。
旅は一人じゃ淋しいよと、 いうことで、道場生等が道連れになって歩むんだが、 雀力の方は、気持ちがあっても行動の力がついていけずに、 金村が一人で前の方を走っていた。
雀鬼流の指針には、 感謝、感激、感動という三要素があるが、 感謝は日々あったが、 感動は生まれなかったよな。
評価点2位のスタッフ橋本が得点でもその位置にあり、 どうにか面目を保つ、
三位評価点の竹田が名古屋から試合に駆けつけて、 得点も同席、20年に至る雀鬼会史で、 竹田は地方代表としてNo1の姿勢を見せつけてくれた。
忘れちゃいけない者がいる、 やればダメ、打てば敗けのパゲラと今川コンビ。 期待通り(笑)敗けに敗けてくれて、 マイナス得点578点の大記録を作ってくれる。 これほどまでの出ると敗け、屈辱の結果を続けながらも、 お二人さんはくじけず、 純粋な気持ちと行動を曲げずにやり通してくれた。
忘れちゃいけませんよ、 こういう姿こそ、雀鬼流が求める一つの有り方なんです。
お二人さんはやればやるほど、 マイナス評価をつけられても、 やれる喜びだけは捨てていなかった。 俺みたいな卑しい人間は勝つことでやり続けてきた。 「それがどうした」と学ばせてくれるのがお二人さん。 弱者の中に棲む、凄さってこういうことを言うんだよな。 今までだったら有り得ないお二人の弱者が、 選抜の席に座ってくれたことで、 今期も俺に学びの一つを教えて頂いた。 金村の実力、パゲラの真剣な弱さ、 2つの対比があってこそ、 雀鬼流なんだよな。
金村に勝てるか、 勝てねえだろうなー。
パゲラに敗けるか、 敗けられねえだろうー。
忘れちゃいけねえもんがもう一人いた。 トップ走者の倍も走っちゃったチャッペが、 鬼打ち週間打数100回を124回も連続して打って、 本戦では、パゲラ、今川さんコンビの、 一つ上の、ブービーで月夜の晩のような輝きを見せていた。
雀鬼会本戦って俺の生命線なんだよな。
雀鬼
[写真:938]
笑顔の会長と、真剣に弱いパゲラ、今川コンビ。
優勝の金村さん、ダントツの最下位のパゲラさん、今川さん。 勝者も敗者も光るのが雀鬼流。 長かった36期も先日の11月2日の選抜決勝戦をもって終了致しました。 皆様応援ありがとうございました。 雀鬼会本戦は会長の生命線ということで、 まだまだ終わるわけにはいきません。 チャッペさんも月夜の晩のように打ち続けていますから(ジーコ)。
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