■2008/08/18(月)
 Vol.852
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【選手紹介:その40】
【下北:鈴木誠】
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誰もがうらやむホンワカ夫婦、坪子パパ&ママからバトンを頂いた、竹書房の誠です。
全国の雀鬼流ファンの皆様、いきなりですが、まず、この場をお借りして、お詫び申し上げます。「近代麻雀ゴールド」をつぶしちゃってスミマセンでした!!!
さて、来道場歴は、17〜8年。選手歴は、Jr/2期、Jr2/8期、新人リーグ/1期ちなみにJrは、まだ予選がない頃です(笑)。
会長に初めてお会いしたのは、「ゴールド」編集部に配属された直後の22、3歳頃、町田になぜか一人で原稿を取りに行った時で、とにかく緊張しまくっていて、「雀鬼」の圧倒的な存在感を感じたのか、感じることが出来なかったのか、それすら思い出せないほど、アタマが真っ白になっていました。
以来十数年間、「ゴールド」の編集という立場に乗じて、会長の身近に置いていただき、途切れることのない関係を、続けさせていただいております。
自分にとっての会長は、一言で言うと「偉大なる父」です。
仮に100回生まれ変わったとしても、こんな傑出した超人には出会えないであろう会長と同時代に生き、近くで同じ空気を吸っていること自体が奇跡だと常々思っていますが、そんな偉大すぎる方から、たびたび直接ケータイにお電話いただき、仕事以外のプライベートな話まで聞いて頂いている自分は、恵まれているどころか、超のつく幸せ者です。
しかも、会長から電話を頂く時は、自分が弱っている時や、何か問題を抱えている時等、常にタイミングがドンピシャなのです!その一本の電話で何度救われたことか(笑)。(しかし、これは会長には内緒ですが、着信画面に表示された「桜井章一」の四文字は、ベロベロに飲んでても酔いが吹っ飛ぶほど、強烈なインパクトがあり、その強烈さは今後も決して薄れることはないでしょう)
が、自分は職業柄、最も多く会長のお側で話を伺っているにもかかわらず、最も成長度の低い、出来の悪い「息子」でありました。(ん?正しくは、現在進行形か??)
お会いした当初から、会長の凄さを肌で感じてはいましたが、素直になりきれなかったり、小さなプライドを捨てきれなかったりで、格好をつけ、背伸びして、会長の話を分かったフリ、出来るフリをして、自分の苦手なことから逃げたり、自分の弱さから目を背けたりと、自分を誤魔化してばかりいました。
全て会長からは見透かされてるのに(笑)。
そんな自分の心に転機が訪れたのは35歳、初の子供を授かったと聞いてからでした。「このままではいけない」という思いは常に以前からあり、変わるには、雀鬼会への参加しかない、ということも自分の中で分かっていたのですが、重い腰をあげられずにいたところでの懐妊ニュース!しかも男の子!!ちゃんとした親になりたい、という思いが日々強くなっていく中で、現師匠である金村師匠からタイミング抜群の一言、「誠さんも、また雀鬼会に参加してみたら?」
こうして、自分の雀鬼会の新たな一歩が始まりました。
さて、雀鬼会の麻雀は見るのとやるのとでは大違い。あまりの凄まじいスピードに、自分の脳みそは、「ちびくろサンボ」の虎バター状態になりながら、出来ないことだらけ、分からないことだらけで叱られ、突っ込まれ、何度も折れかけました。
「麻雀に限らず、俺はなんて出来ないことだらけなんだろう」と、自分が情けなく、自分を責める日がマメに続きました。そんな中、またも救われるきっかけとなったのが、金村部屋に入れて頂いたことでした。
金村師匠は、実によく人の話を聞いてくださり、それぞれの事情を理解した上で叱るべきところは叱り、楽しむべきところは楽しむ、と、臨機応変でバランスが良く、全体感もあるので、決して杓子定規でモノを言ったりしません。
だから一緒にいると納得感、安心感があり、素直になることが出来、よく笑うようになりました。自分は駄目なとこ、出来ないことが一杯あるけど、こんな良いところもあるんだ、と徐々に自信が持てるようになり、自分のことを過小評価、過大評価することが減りました。
おかげで、良いとこ悪いとこ含め、素の自分を以前より出せるようになりました。これは、師匠を筆頭に、部屋のみんなのおかげでもあります。だから、いま自分の蒔いた種で何かと大変ではありますが(笑)、折れることなく、日々を楽しく、笑って過ごせています。もちろん、麻雀中は、依然、笑う余裕などかけらもありませんが(笑)。
最後に、会長に興味があるけど、まだ会う勇気のない方々へ。
断言しますが、100回生まれ変わっても出会えるかどうか分からない、そんな凄い天才?偉人?超人?が、今あなたが生きているこの時代に存在し、ほんの少しの勇気を出せば会える位置におられます。何かを変えたいと思ってる人、自分も会長に出会えたおかげで、牛歩戦術なみのスピードではありますが、少しずつ変われていってます。
期待は病」ではありますが、「行けば必ず、そこには何かがある」はずですよ。
だから会長には、我々道場生やご家族のためだけではなく、まだ見ぬ全国の雀鬼ファンのためにも、いつまでもお元気でいて頂きたいです!!!
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。自分が、この選手リレー連載のアンカーだと聞きましたが、それは本当なのでしょうか…???
[写真:852]
なかなかいい写真が見つかったので、多田さん付きで(笑)アップしま〜す。とりあえず今回で選手紹介は一旦お終い、ありがとうございました。

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