■2008/03/28(金)
≪ Vol.729
このHPが世に出てから初めてのお久し振り、一週間この場を留守にしちまった。これが当たり前、このペースで良いんだよと、花岡や皆さんの声が聞こえてくる。
本日は、我等の道場である「牌の音」の20回目の誕生日。こんなにも長く続けてこられたのも、全て皆さんのおかげ。心から感謝致しております。
そして明日は俺と道場生等が中心の、20周年を祝うパーティーが開かれる。皆して楽しい、良い会がきっと出来ると確信しています。去年からこの日に向かって、とにかく進もうと強く思っていた日が、もう明日にやってきちゃうんだね。
どういう訳か、この日が来るまでに俺の身の周りが超多忙。先週の日曜日には、一人娘の婚儀が急に決まって割り込んで来て、その日が来ても本心、
「めんどくせぇこった」
という気持ちが動かなかった。3日徹夜の中日が式だったんだが、式場についてもその気持ちは変わらず、傍にいた道場生に着いた早々、
「もう帰っちまうか」
これも俺の感性から出た本音。
何かが俺に「めんどくさいんだよ」と教えてくれている。それは式が終わっても変わっちゃいない(笑)笑っていてもめんどくせぇんだよ。嫁に出す父親の気持ちとか照れとも違うんだぞ。
それにしても何の因果か、ラジオで哲学を語るなんていう番組を生で一時間半もやっちゃって、深夜に終了。ラジオ局はあの六本木ヒルズにあってね。あんな巨大なビルん中で哲学を語るなんてこと自体が嘘っポイやね。だから俺にとっちゃ、ちっとも面白くなれない時間だったよ。
そのあくる日は道場にフジテレビがやって来る。
「テレビ局って何で態度がでっけぇんだ」
がテレビクルーに向かっての第一声。
「人間の上にテレビ局ってあんのかよ」
が第二声。
確かにテレビって巨大化し、どこかに頭ごなしに「出してやるんだぞ」があると思う。こちとらは、そんなもんに頭を下げてまで願う気持ちがもうとう無い。言う事だけ言って、後はしっかり取材させてやった。その傍じゃ朝日新聞の熱血記者の佐藤君が取材を進めている。この光景はどう転んでも雀荘ではない。
巨大メディアに少しも動じず、道場内では何時ものように楽しい馬鹿笑いが飛んで来て、本当は俺が一番取材やりにくかったんだよ。でもいいんだ。とにかくクタクタだが、明日のパーティーへ突入する。俺らしいっていえば俺らしいやな。
明日は皆さん宜しくね。
雀鬼
[写真:729]
パーティーを前に、一人卓に向かう会長。
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