■2008/01/21(月)
 Vol.684
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【選手紹介:その13】
【選抜:村瀬正典】
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Jr.リーグ2期、選抜リーグ24期。
雀鬼会の長男、一番弟子である山田マネージャーよりご指名頂きました道場長の村瀬です。
僕が道場を知ったキッカケは、高校時代に読んでいた近代麻雀ゴールドです。「超絶」の会長の文章や、佐々木丸さんと山田マネージャーが最強戦でぶっちぎり優勝された記事を読み、憧れました。どうしても通いたくて、道場の近くの大学に入学したのが15年前です。
道場に通い始めて感じたのは、‘強い人たちが当たり前の事を当たり前にやる姿’です。
それは、小さな事でも自分で決めたり気づいた事を行動する姿。(会長は、決めたり気付く前から動いている感じ…凄!)その頃の僕は、会長の言葉をすぐには理解出来ませんでした。すぐに胸に入ってくる時もあれば、間違った捉え方をしたり。15年間行動していくうちに、やっと「あー、こうなんだ!」と掴めたり。今は、道場生と瞬間瞬間を感じ、楽しんでいます。瞬間が全てですから。
楽しい事にも厳しい事にも全力で向うのが雀鬼流です。…と、実は今弱ってる僕ですが、そう感じさせてくれるのも道場なのです。僕は頑固で、すごく固いところがあります。もっと、やわらかく、まるく、芯をもって、全体を見て、そんで気持ちよく、ゆるめてやっていかなければと感じます。そしてそう感じさせてくれたのもここだからです。
卓上だけでなく、普段の遊び、そして夏の自然に教えてもらう事が多々あります。会長の子供の頃からの遊び場である夏の海の岩場は、危険と隣り合わせ。そこではギリギリを、そして自然を感じられるんです。僕のエラは普通の人より出ているのに、長くは泳げない。けど、海の中がたまらなく至福なのです。でっかいんです、自然が!そして、自分の小ささを教えてくれます。
熱しやすく冷めやすい僕ですから、夏の遊びでも1人でやっていたら続かなかったはずです。家族以上に長く接している仲間達がいつもそばにいるから続けられてます。僕もバカですが、ここにいる仲間は、本当にバカだと思う(笑)そして、欠けがえのない仲間です。会長が引き合わせてくれた、宝物です。
こうやって年月を重ねていくうちに、男というものが見えてきました。自分が今まで出会えなかった、知らなかった漢の背中です。
最後に、会長からのお言葉で一番心に残っているのは、
『格好良い負け方をしろ!』
です。僕が決勝戦の度あと一歩で負けていて、壁を破れなかった時に頂いた言葉です。今期は最終戦も決まり、最後格好良い負け方をしたいと思います。雀鬼流では、世の中の逆で、マニュアルがなく、相反しているものが共存しているのです。本当に、そうなんですから…。
雀鬼流に触れ、「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言える様になったかなぁ。
[写真:684]
それでは次は、新年を迎え、逆転の流れに乗り、今期本当に難しいA評価を取った橋本サブマネージャー、宜しくです。

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