■2007/08/05(日)
 Vol.537
左足の太ももがつって目が覚める。部屋の前に立ちはだかる緑の大木達はざわざわと大きく揺れている。遠くに見渡す、海も寄せては返す、波間で揺れていることだろう。
今日は俺が生まれた日。自然が揺れを見せるように俺の心の中も、いくつかの揺れがあるのだろう。それは俺にも分かっちゃいる。
俺はないちゃいないが、クマゼミと鳥達が鳴いている。俺が毎年迷惑なことに伊豆にいることで昨日から大阪、名古屋勢の遠方組を含めて、ぞくぞくと若者たちが集まってくれていて、深夜の12時には、山田英樹夫妻の音頭のもとに、
「会長おめでとうございます。」
と祝される。町田の志村が、この爺さんが今だに元気なために俺の苦労が一つ減らないという顔を、奥方ののりちゃんに訴えている(笑)海人の花岡も今日だけは眠たいツラで起きている(笑)
そして一晩眠れば誕生の日。多勢で海に向かう。そこにも次から次へと人が集まって来る。人里離れた岩場の海も、その日だけは道場生が出たり入ったりのプール状態(笑)モリも持たずに、何人かを連れて海を行く。
「ほら、あそこに石鯛。その下の岩場のかげから伊勢エビが顔を出してるよ。」
あっちこっちを水面から方向を示してやっても、彼等にゃその姿が見えないらしい。部分的な目だけに頼っていても見えないんだろうなー。身体全体を自然と同化させれば見えなかったものも見えるようになるのになー。それが難しいらしい。
花岡が俺を祝うかのように大きめの石鯛をつく。全員が拍手、いい瞬間である。
例年のごとく伊東の五味屋さんで会食。定員の数倍も押し寄せて、立食状態。あぶれて、道路に立っていた連中もいたらしい。
志村の仕切で祝い事が始まる。ゲストは誰一人いない。全て道場生という身内に祝って頂く。山田英樹が俺のそばにでかんと控えている。俺の好きな光景である。それだけで、最高のプレゼント。どんな品物より価値がある。
ならばと山田のビールをがぶがぶとのどを通す。何時だって酒はまずいが(笑)知ったこっちゃない。俺を祝うというより良き彼等の心を頂いて心の奥に入れるだけ。
「俺は雀鬼流だ!!」
と声を張ると
「お言葉ですが、会長は雀鬼で私達が雀鬼流なんです。」
と金村が答える。頭が痛む。確かに酔っているが、確かな答えである。俺のせいじゃないが頭痛の種もある。良いこともあれば悪いこともあるのか、悪いことがあってよい子等に救われているのか。その日は良し悪しの行ったり来たり(笑)
俺も来る前から風邪。普通そんなときは安静。それも冷たい海の底へなんか潜っちゃいけませんやなー。その風邪が海人の花岡編集長までにうつっちゃって。恩を仇で返すって、こういうこと(笑)
俺の風邪の頭痛の方は0型問題に比べりゃてえしたことはねえ。俺と花岡で2人して氷のお世話になっちゃった。(笑)次は山田かなー。お終いはよろしく(笑)
雀鬼

[写真:537]

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