■2006/02/26(日)
≪ Vol.51
「誰のせいでもありゃしない。皆んな俺等が悪いのさあ…」
ここんところ俺の中に波動の悪さや狂いを感じている。今まではけっこう勝負所や自然に対する波動の共鳴感があったのだけど、本能が失せたか、人間化されたか、良かねえ道へ進んでしまっている。
南の国で100%逢えるはずのジンベエザメに逢えないのも全て俺のなせるわざ。最高目標というか、その1点しばりのジンベエザメに遭遇することに失敗。このままじゃあ、飯も喉を通らないほど落ち込んじまった。今回の旅行企画者のしげるに申し訳ないと。
最終日も、喜びを取り戻そうと早朝出発で青海亀が出るところへ。その旅で修正をかけた。
途中、体調を崩す者が出たり、オンボロ車のかたいシートに我々は荷物のようになって四時間以上の悪路を走る。返ってきた頃はとうに日が暮れ、ただひたすらに、疲れや落ちた人が増加しただけ。ガイドに寄れば、その地の海は美しいし、のどかなところだという。期待はしちゃいけないが、我々には修正しなければならない運命があった。その地は我々の宿泊地に比べればかすかに自然が残っていた。白人達が数人かたまって海辺のレストランでお茶をのんびり飲んでいる。人工的なでっかいホテルもなく、木造の小屋が木立の中にポツンポツンと建っていた。
「まあいいじゃない」
ということで船に乗り換えて、海亀のポイントへ。
穏やかでのんびりとした海……そんなこたあねえ……海水は冷たいし、長い雨、強い雨で海の中は濁っている。入っても仕方がねえ、入りたかねえけど、一つぐらい良い思いをみんなと共有しなければと冷たい海へ飛び込む。冷たさと亀に出逢えない。みんなはすぐにギブアップ。当然の選択である。正しい選択である。海上からじゃあ見えぬならと、深場に潜り続けながら一時間が経つ。20mの深さのところに、小型のアオウミガメが確かに眠っていた。ただ、それだけを見るために、遠くの地まで早起きしてやって来たつもりではないがそれだけだから仕方がない。帰りみやげにのどかな、おだやかな海辺に立つゲスト小屋の中をのそかしてもらう。
「何と!!」
「ホモの人をこの小屋に入れますと問題が多く起きてます。問題が起きても当ホテルには責任はありません。」
と日本語で書かれた張り紙がでっかく貼ってあった。白人連れを見たが何故、日本語の注意書きが。我々が、亀もいない、ホモ達が集う場所へ、わざわざ早朝から出掛けたということは、修正しに行って更に、気持ちの落ち込みを深くしただけであった。そりゃ、のどかな静かなとこでさあ自然の中で愛を育むのだから、ガイドさんもいいところへ連れて行って下さるもんだ。
帰りてえ早く日本へ…。
雀鬼
「帰りてえ早く日本へ…」と、中々フォローをしずらいエンディングの文を頂きました(笑)。まあ、会長の正直な気持ちなので、フォローをする必要もないのでしょうけど。
僕ら凡人には測りかねる波動のずれや違和感をダイレクトに感じて、日々修正を掛けている会長にとって、今までに無かった感覚なんでしょう。
日本に夏が来て、伊豆の海で泳ぐ季節が来る頃には今回の旅に、更に別の意味も見えている気がします。
そんな話をまた、いつものように海辺の岩場の上で聞けたら幸せですね。
安田潤司
[写真:051]
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