■2007/03/15(木)
≪ Vol.434
先日、トヨタ自動車の会議室で行われる、企業の勉強会の講師として呼ばれて行って来た。
北の国では雪模様ということで、東京も寒波が冬らしくあった。
町田駅でスタッフに送ってもらい、あまり、俺ですら行きたかない催しなので、お付きの者を断りひとりで新宿駅に着くと、薄いジャンパー1枚の橋本が待っていた。
橋本も10年も前に東北の国立大学を出たのに、似合ったそれなりの企業にも就職せず、卒業と同時に我が道場のスタッフとして入社。以来、欲の無い人生を俺の側で10年も見せ続けてきている。
俺が行きたかない気持を知っている橋本も、行きたかない場所への道連れ。
あまり行きたかない会場なのに、寒風に吹かれて足が早まり30分前に着いていた。
1時間半ほどああだこうだと話をしたが、何を話したかなんて一つも覚えちゃいない。俺を呼んで下さった方々も良かったのか悪かったのか、定かではありません。
外へ出ると寒風が吹き抜ける夜道に橋本が待っててくれる。その姿「忠犬ハチ公」か「ホームレス」(笑)
その後中華料理屋で懇親会が行われ、二時間ほど俺の周りが勝手に盛り上がる。
店内に一歩も入らなかった橋本が、何時出てくるのかわからない俺を寒空に待っててくれる。その姿、さすがに寒さに耐えたのかまっことのホームレス(笑)
「俺は知っていたから」
店内は暖かかったが何も食わなかった。このぐらいは橋本につき合わなきゃ罰が当たる。
やっとこさ町田に着いて
「橋本腹減ったな、俺寒気がするよ」
とそば等のラーメン源さんに立ち寄る。
すぐに道場にいた、志村達10人ほどが集まって来て、俺と橋本はやっとこさ飯にありつく。
その日の夜は珍しく風邪っぽい。翌日、俺より外で4時間以上待っていた橋本にどうよと電話を入れると
「僕ホームレスですから何ともないです」
と答えが返ってきた。
雀鬼
[写真:434]
牌の音町田本部道場「橋本サブマネージャ」
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