■2007/01/18(水)
≪ Vol.391
二駅だが、電車に乗る。車内は午後3時過ぎということで空いている座席に座る。両隣の人もその隣の人も、向かい側に座っている人達も俺の周りの8人程の人が全員下を向いて左手で携帯を指で細かく押している。
公共の車内の中でその人達は自分一人の世界に入り込んでいる。目はうつろ、表情も動きも指先以外から消えてしまっている。全てが20代と思しき若者達。今ょう日の若者達の在り方を新たに見させて頂いたが、俺の知っている歩いてきた空間とは異次元の空気を感じ、少し離れた席を見るとそこに並ぶ人達は数人が本を読み、他の人達はしっかり前を向いて座っていなさる、いつもの光景を見る。
携帯って、一人やると連鎖連動するものなのですかねぇ。便利なものなんでしょうが、左半身に不健康が起きてこなければいいのになー。と思っていた。
外はまさに暖冬、コートを手に持って歩く。町田道場からそれほど遠くないところに、丹沢という深山がある。その深山の森林にも、自然環境全体の悪化が進んでいるという。その地域に豊かな清水をもたらしてくれていたモミやブナの木が立ち枯れ、地面の植生も衰えているという。大いなる恵みを頂いているばかりの我々が、大気汚染や農地や市街地を拡大するに従って、平野部に生息する鹿も、ブナが生育する標高800メートルを越す山岳地に食を求め追いやられ、ブナの木の下に生える笹類を食べ裸になってしまう。
土壌が乾燥して、ブナの木が弱ったり生育できなくなっているという。豊かな水や土壌が減少して、固くなった土壌が流出すれば災害も起きよう。
便利と利用という携帯電話を身近に感じながら、自然の方向を向いてしまった。
雀鬼
[写真:391]
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