■2006/09/24(日)
≪ Vol.256
下北本部に安田と村瀬道場長が家出して居ないってことで、鬼の居ぬ間、いや、玄米一族が居ない間にやって来てみると、奥の卓では多田と樋口の幼稚コンビがギャーギャー騒いでいるわ、入口の卓では、小林という下っ端の暗い奴が、下のクラスと打っちゃ、あがれなかったり、自分の思う通りに行かないからといって、打ち合う同レベルかそれ以下の者があがる度に、イチイチ難ぐせや文句をつけている。
注文をつけられた初心者の手牌をのぞいてみても、致し方がない足跡が残っているのだから、それは「厳しい」「やさしい」どちらにしても、決して正しい指導ではない。
注文をつけている小林ですら、今だ思考や行動と伴に、麻雀能力も全くダメ出し組みの一人なのに、指導、いや、イチイチ注文をつけられている三人は、暗い中で打っている。
当然そんなムードを上に立つ道場生も、三人いるスタッフですら気付かない。空間の中の違和感がある。
「上流がうるさい騒がしい」
「下流は暗い暗黒の世界」
修正に入る。小林を隣の卓に移して、暗い卓に普通の人間を入れる。サーと空気が変わる。他の者達から笑顔が見られ、会話も出て来る。
「すくわれたかい」
「すくわれました」
の返事。雀卓の上も、「四つのミカン箱」。一人腐れば他の者も腐ってしまう。
「多田と樋口、昔からお前達二人合わさるとうるせえんだよ」
「いや、周りを明るくしてるんです」
「馬鹿野郎、お前達だけでギャーギャー騒いだって、他の卓は真っ暗じゃねぇか」
うるせえのと暗いのが同居している感じ。久し振りに本部にやって来ちゃ、修正、修正。その場はどうにか収まったが、俺が居なくなりゃ、どうせ又同じことをやるんだろうなー。その場だけをスポットライトのように照らしたって、仕方があんめぇよ。
道場内なんてどう転んだって狭い空間なんだから、全体を明るくしなきゃいけねぇと思うぜよ。なー志村さん。本当の明るさ、本物の明るさが足んねぇよなー。
ところで今日は、スタッフは全員休みだったのかなー。だったら町田道場から清川でも呼べばいいのになー。「スタッフ精神」とは、先ず俺の心や動きから目を離さないこと。別に俺が偉ぇ人だから気遣えということじゃねぇ。さすれば、他の人達の方にも、何時だって心や動きが取れるようになれることを言ってんだよ。安田や村瀬はもう帰っちゃ来ないだろうから、しっかり皆して修正かけろよ。
町田道場は俺が毎日のように顔を出しちゃ、一人一人が明るく出来るようにしてやって、夜中の12時を回ると、俺から多種多様の体の捌きを教わっちゃ、道場中全員、ラジオ体操じゃないが、あっちこっちで柔軟捌きが始まって、皆して床に寝転がって、体が瞬間的に変わってしまう楽しみを味わっている。
心身を柔らかくすれば、それは健康健全の素。出来ねぇと思ったことが出来てしまい、長年、悪い部分にとらわれたものが、10分も過ぎた頃にはスーと消えて行く。
そのよい方向への変化を皆が実感・実体験して、2時間以上も遊んでいる。これって深夜だけどえれぇ健康的。
終わってそろってよー、酒でも飲みに行きますか。なんてことをやってんのは誰だ。
「大人は皆そうか」
ならば俺は幼稚は嫌だが、子供で結構です。悪いけんどこの子供は結構強いぜ(笑)
本部は安田と村瀬が破壊させて消えちまったってことで、本日から暗い人生一本道の小島を道場長と致します。笑いを忘れてしまった小林を新たなる選手部長に任命とし、これからは尚一層、暗い暗い道場作りをしたいと思います。
俺も明日から下北には足を向けませんけどね。
雀鬼
[写真:256]
大変、お手数をおかけしました!南の島でごゆっくりしてきてくださいませm(_ _)mってその前に明日は下北で月例会なんですが(@_@);;;
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上の写真。
雲一つない青い空。空の青さに敗けないほどの紺碧の海の中をたった一人で泳ぎきっている俺。この写真、いや、こんな絵って素敵でしょう(笑)
海外の海、沖合いに止めたボートから水着一枚で飛び込んで、クロールでどんどんボートや仲間達と離れていった時のショットだと思う。
あん時のことは今だに覚えている。いくら先へ進んでいっても疲れも不安も感じることがなくただただ身心伴に気持ちが良かった。少々あった波間の揺れの中、俺の泳ぐ後ろに残る白い波しぶきが10m近く姿を見せている。我ながら昨日この写真を見たとき、
「美しいな−」
なんて思っちまった(笑)
都会にいる時の俺なんか、我ながらみにくいなー汚くなっちまったもんだと落ち込む事はねえが、思うことが増えた。
どんなに着飾ろうが、どんなに正しい行動をしようが、どんなによき思考を求めようが、悪いけんどこの写真に映し出された時の俺の方がかっこいいし、美しいと思っちゃった。
今年の冬に撮ったものだろうが、この次はもう出来ないかもしれない。都会に暮らすフィットネスクラブとかには一度も踏み込んだこともない老いた俺だが、子供の頃に修得したものがまだともし火のごとく残っている。
大人になっちまって子供心を忘れちまった奴等が多い中、俺は俺ん中の子供の頃の部分が出た時は幸せを感じ取れる。
南太平の水平線に沿って青い空と海と俺が横一線。俺この写真、寝室に飾ろうと。
「活きてるもんなー」
雀鬼
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