■2006/09/04(月)
≪ Vol.234
俺も男、年齢が20才も離れている安田にガチンコ勝負を仕掛けたところ、
「絶対に、絶対に、絶対にしません」
と、言われた。
その夜、疲れきって夜道をふらふら歩いていたら、暗闇から刺客が飛び出してきて、攻撃する間もなく、ボコボコにやられちまった。
相手は二人のマスクマンだったが、一人の腕にはミセス「SATOMI」の腕輪。もう一人の左手の指には、
[写真:234]
見覚えのあるこのデザイン入りの指輪が、気を失う寸前の俺の脳裏に焼きついた。
気が付いたら病院。首の頚椎を痛められ、左腕を折られていた。
襲ってきたマスクマンは、敵ながら腕は確か。スキンヘッドの方も、あのマーク入りのリングの男もかなりの武芸の使い手。俺の弱点を身近で掴んでいたのか、急所を外さずやられちゃいました。
若い頃は二人相手でもどうにかなったものが、俺もマスクマン二人に倒されるようじゃ年老いたものだ。
しかし、俺も男。このまま黙っていたら男がすたる。彼等の存在も居場所もつきとめてある。傷が治らぬうちに、彼ら一人一人を捕らえ、この痛みの倍返し、いや10倍返しを見せてくれよう。
彼らも男、俺もまだまだ男を捨てきれない。
「男には人生に一度、死ぬ気で闘わねばならぬことがある」
今週中には必ず片をつける決意を我が心に誓った。
雀鬼
[写真:234a]
痛々しい怪我の会長。
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