■2006/08/23(日)
≪ Vol.219
春に王監督に感動を与えられ、夏に早実の斎藤くんに清々しさや清らかさを受けた。
倒れるまで勝負し続けた王監督は、病床に伏す。斎藤くんも、決勝まで一人で投げ切った。心の軸は崩れなかったが、さすがの熱投に、投球後の軸が揺れていた。
2回戦目だったか、ふとテレビに写る少年らしい姿が斎藤くんだった。高校野球以前に、彼の持つ少年らしさに憧れた。
こんな少年が我が子なら、こんな少年が生徒なら、こんな少年が街中にあふれていたら、多分気持ちがいいことだろう。
斎藤くんが、この先どんな道に進むのか?プロ野球の業界とか大人社会の金権の道へ進めば、あの清々しさが消えてしまうかも知れない。彼には優れたスポーツマンの姿で歩んで欲しいが、決してその道のエリート化だけは通らないで欲しい。
今や亀田三兄弟が社会化されている。社会化されているということは、社会の大多数が認めていることになる。
彼等も、ドロップアウトした場からボクシング界のエリート化の道を歩んでいるが、もし我が子が亀田兄弟なら、もし学校中の生徒が彼等のような言動や態度を取ったら、家庭の子供等が亀田化、学校の生徒が亀田化、外を歩く少年達が亀田化したら、今の大人達じゃ太刀打ちできまい。
大人達は子供等になめられ、ボコボコにされる。そういえば、今日びの大人社会は悪過ぎる。亀田兄弟化された若者達にボコボコにされなきゃ分からんかも知れないね(笑)
雀鬼
[写真:219]
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