■2006/08/10(水)
 Vol.211
新上さん御心配無用ですよ。そりゃあ寒かったり冷たかったり、村瀬がミノカサゴ、カメラマンの北村がエイに刺されて、久しの痛みを伴いましたがたいしたもんじゃありません。
俺も安田も気の合った心の一致した連中と寝て起きても楽しみのくり返し。その上海という大自然から恵みまで頂けるんですからストレスどころか喜びが毎日ありましたよ。
特に今年は子供達が入れ替りにやって来て孫とも自然の遊びの感覚を感じさせたり、集団の中の生活感も学ばせたことは本当に良かったと思う。特に、今日び一才ちょいとの男の孫の方は私となら波のきつい海に入って頭から海水をかぶっても平ちゃらでした。
息子が飛び込む高さ3mほどの岩壁からボクとボクも、あれしたいという意思と行動を起こされた時だけはさすがまだ早いんじゃねえのかいと押しとどまりましたが、やはり俺の血を引く孫ですから仕方がないから海の中で道場生に浮きわを持っていてもらって俺が上から落としてやる。
「これでいいのかい?」
と上から眺めていたら、さすが私の孫ですら見知らぬ顔に不安になったのか笑いが消えて半ベソ。仕方あんめえや、と冷たい海へ飛び込む。私の顔を見つけた孫から不安が消え笑いが見える。はっきり言って俺あの時ターザン気分(古いかなー)。
まあそういうことで今年は孫が増えたことで悪いけんど、この幼な子もあれほど幼ないのに俺とは大の仲良し(笑)。
家でも父親が出掛ける時以上に私が出掛ける時のほうが必死に後を追ってくれるんだよ。いやはやこれって自己満足ですかねえ(笑)。
まあどう転んでも男の孫の方はそんじょそこ等の道を歩みそうには見えません(笑)。もちろん俺もそれでいいと思っております。年おいた俺と少し大きくなった孫と伴にサメと闘うなんてことが出来たら最高ですね。
新上さん、俺まっこと幸せでしたよ。俺や孫がそうあれるのも全て道場生がやりくりしてつかれ果たした上で俺みたいな奴にくれたもの。俺の幸せも全て安田等若い人達から頂きものってえことは確かな事実です。
そう思うと自分で作ったものって何んもない。せめて四人の子供達だけは、俺らの力が半分加わって作ったぐらいかな(笑)
「新上さんもうすぐですね(笑)」
追伸:相談役のお力添で共に作らせていただいた「人生を掃除する人しない人」(東洋経済新聞社)も重版を積ねさせて頂いております。
深謝。
雀鬼

[写真:211]

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