■2010/08/22(日)
≪ Vol.1418
雀鬼会本戦は本戦。夏の別荘は別荘ってことで、町田道場生等から普段、「だらしがない男」と名指しされ続けてきた新屋が土方仕事を辞めていたことで、今年の別荘番長に俺から任命される。
道場には学力優秀だった者もいる、麻雀を打たせれば強い猛者もいれば、20年以上道場に席を置く古参もいるが、それを全てチャラにして始まった別荘暮らし。
一橋大学卒の沓掛から、お前は何をやってもだらしがないと決め付けられた新屋が、副番長に学生の今や別荘っ子、海っ子になった元郎とのコンビで、若手新人達が醸し出す責務をしっかり思った以上に作ってくれた。
今しか出来ないことを今やって楽しめればいい。次はやりますよがない空間、
夏休みが終って、後付けながら新屋に全員のランキングをお前の感じた目で挙げてみろと、後始末の又後始末。
新屋と元郎の2人にやらしてみたら、元郎は別荘から地方へ免許を取りにいっちゃって、すでに心が半分しか残っちゃいない、ていうことで元郎の方は放棄して、別荘番長の新屋の番付が発表される。
徹夜で必死に一日一日の出来事を思い出しながら、新屋がまとめあげてくれる。
その前日の道場ノートに、
「別荘ランキングを作らせて頂きますが、『自分は道場歴長いし、、、』『別荘に長めにいたし、、、』そんなんでふんぞりかえられてもそうは問屋はおろしません」
と宣言していた。
俺も全く異存はないし、等身大だからこそ素の分野が見えて面白いと、出来上がったものを楽しみに見ると、88位のビリッけつに雀鬼会四天王の一人である多田が入っていた。
確かに奴は俺が生まれた日、義務感で仕事を早目にあげて伊東まで顔を出していたが、新屋、奴には奴の事情がある。
奴は水は嫌いじゃないんだが、露天風呂以上の深さや、でかい所へは身の危険を感じて近寄らない習性があるんだよ。海へ仕方がなしで連れ出したって、いいとこ砂地でビーチバレーか砂山崩しで、お部屋に帰ればトランプ遊びがいいとこなんだ。俺の前で20年以上、ビリを取ってるのが多田さんなんだよ(笑)
81位に学校の先生で、いいこと病にかかっちゃっている下北の牧野がいた。77位には昔カメラマンの北村と別荘で、人気投票で敗れた宇佐美編集長がいる。その相方の北村は年老いて、身体は動かずとも宇佐美よりは心があったらしく、上位の25位に入っている。
75位に下北の委員の一人である川原。奴は一週間の休みがあったのに皮膚病にかかったらしい。そんなもの熱い太陽と冷たい水の自然に身を置けば治っちまうのに。やっぱ東大へ行ったから、川原はバカになっちまったんかなー(笑)
61位に花岡、62位にマサキになっている。海へ潜って一番沢山獲物を捕らえても、ダメはダメなんだよな。子供用と同じモリじゃねえしな。奴の大好きなITっていう便利と利用の関係じゃなー、残念。関西から一人旅で逃げて来た中学一年のマサキも、皆んなにあれほどの楽しみをもらったんだから、いい大人になるんだぞ。
町田びいきじゃ決してないんだが、ランクの下に下北勢がぞろぞろ並んじまったんは現実だわな、
ていうことでいけてねえ56位に町田っ子の古島が、5日間彼なりに頑張ってもこのランク。古島、ランクが思ったより低くて珍しく本心からがっくりしていたっけ。
俺からみれば奴とは別荘すれ違いだったけど、ロウ人間が溶けて少しは人間らしくなって、40位近くには入ってると思ったんだが、花岡が残していったロウ人間の代わりに、新屋にゃ見えちまったのは仕方がねえかもな。
学があったり、仕事がちょいと出来たりすると、社会はそれだけで認めてもらえるが、このランキングだけはそれも通らない。長くなっちまったんで、この次は後でね。
雀鬼
[写真:1418]
別荘番長やらせていただきました。新屋です。別荘を終了して、早5日たち道場内では、別荘の思い出話でしばし盛り上がったりしています。道場では下っ端の「だらしない男」の自分。そんな自分が別荘全日程を参加させていただきさまざまな経験をさせていただきました。本当に一生で一度の幸せな日々でした。会長、皆様ありがとうございました。そんな自分が作りました!「別荘ランキング」さー、あの人やあの人は何位なんでしょうか!?次のレポートをお楽しみに!!古島さんゴメンネ(笑)(新屋)
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